学校からの帰り道、知らない女の子を見かける。後日ふしぎな出来事を友人に話すと、その女の子を見つけようという事になった。一回目と同じ条件で現れた女の子……その姿が見えたのは光太と拓也の優しいやり取り。じわじわと来る不穏な空気が絶妙です。
キャラの登場方法が理想的。視点の移り変わりが読者にはアニメ的に想像できる。それぞれのキャラが、非常にリアルに動いており、実話を元にしているのではと勘ぐってしまう。不条理の連鎖を断ち切るには、といったような続きを読者が想像してしまう余地もあって、面白かったです。