アリなのです。だって、直接渡したいじゃない?でもみんなのいるところでは渡せませんよ。というわけでまずはレターで呼び出しておくのがよい作戦。牧野さん、やるな。主人公はアキラでした。アキラが登校して教室に入ると、スグルが立ちはだかります。後ろ手になにかもって、もじもじ。これはー?いくつも仕掛けがあって、全部にはまりました。
あっと驚くしかけが途中にも施されていますが、最期まで読むと最初からだまされていた、となるようにうまく仕掛けられています。バレンタインという身近な題材を使ったストーリーですが、うまくまとめられていて、読みやすかったです。この話は、何度もある想定外の要素に翻弄される作品なのが特徴です。あっと驚く、そんな話が読みたいという人にお勧めします。
いや、これはもう、分からなかったです。ちょっと笑える展開の後にこうきますか!個人的にスグル君、いい奴だと思ってたので良かったです!何が良かったかは読めば分かります!
親友の下駄箱に入れられていた1通のラブレター。親友同士の悩みや困惑・そしてラブレターの差し出し人との出会い。バレンタインのドキドキな空気感の先にあるもの。きっと誰もがそう来たか‼︎と思うかもしれません。
可愛らしい設定ながら、読者のミスリードを誘う見事などんでん返しをお楽しみください!(≧▽≦)
バレンタイン・デーに屋上に呼び出された親友のスグルくん。相手は超かわいい後輩。 となると、このあとの展開は一目瞭然。なのですが……。 どんでん返しありの短編ですが、そこが読めても面白いです。
友人の下駄箱にラブレター。放課後にを渡したいものがあるからきてくれ、と書いてある。緊張した友人は一緒についてきてくれという。2話目、3話目とナイスどんでん返しでした!
最初は、ああ、確かにどんでん返しだ。ありそうだって、思って読んでいました。でも、甘かった、作者は2重、3重に、策をめぐらせて物語を精緻につくってらした。私も、このコンテストに作品を書こうって思っていましたが、どんでん返しコーナー、撤退宣言いたします!!
そしてそのストロベリーな甘酸っぱさに悶えることでしょう!それにしても、中盤に出てくる出来事は……主人公がいなかったら、そのまま悲劇的な終わりだね……………。ちゃんと渡さなくてはね!(ネタバレ)
小説だからこそ可能になるどんでん返しのお手本のような作品でした。たんに甘いだけではなく、ビターな苦味があるからこそ甘味がいっそう引き立つ、そんなビター&スイートな物語です。キャラも私好みでした。おすすめです。