日本の神の話って難しいイメージありませんか?
黒井はあります。
なぜか?
堅苦しい語り口や文章、専門用語に、漢字いっぱい……あのさ、偉い人たちはさ、伝えるつもりある? ないよね?
と、いつも専門書と呼ばれるものとにらめっこしながら黒井は思っています。
うん? もっと勉強しろ? 学べば読める? 理解できる?
はい、わかりますよ。
だけど、そもそも頭の良い人が噛み砕いて書いてくれれば、黒井みたいな残念な子も読めるんですよ。楽しめるんですよ。きっと授業だって楽しいのですよ。
という事で、東樹さんの『楽しくて、わかりやすい! 日本の神様のお話』がおすすめです。
なにせ、わかりやすい。そして、楽しい。
ぜひ(●´ω`●)
分類がわかりやすく、それぞれの神様のエピソードが簡潔かつ軽快に記述されていて、それぞれのタイトルの付け方も、興味を惹かれます。
日本の神様は数が多く、漢字の羅列という事もあって名前が覚えにくいですが、知ってみるとそれぞれの神様を主人公に大河ドラマが作れてしまいそうなほど、面白いエピソードがあったり、設定があったり。
逆に資料が少なくて設定の薄い神様は想像の余地があるともいえ、とにかく日本の神様をざっと知りたい!という方に、とてもおすすめできます。
こちらの作品で、楽しみながら神様の名前を知って、興味が沸いたら、更に専門書で知識を深めたりもしやすくなるので、自分の知識を発展させる最初の一歩にも優秀です。
文章が親しみやすいので、肩ひじ張らずに、気軽に知識が増やせるのが楽しいですし、日本人の教養として、知っておくべき内容とも思えるので、毎日少しずつでも読み進めたいです。