冬虫夏草式~宿主の栄養素~(140字小説)

塩塩塩

冬虫夏草式~宿主の栄養素~

男は背中に女教師をつけていた。

「驚く事はない、冬虫夏草式だ。

概念的に言えば、誰しも宿主を持って生きているではないか。

私はこの女の栄養を吸い生きるのだ」

男は女の栄養により賢くなったが、煙草を手にした人を見ると火をつけたくもなった。

私は思った『この女、昼は教師、夜はホステスの類いだ』

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冬虫夏草式~宿主の栄養素~(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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