栗毛色の髪の少女

飯田三一(いいだみい)

栗毛色の髪の少女

その少女は、俺に笑いかけてくれた。今まで淘汰され続け、憔悴するばかりだった俺の心は、その時、その少女によって満たされた。

「あなたは…」

俺は思わず名前を聞いてしまう。

「エカチェリーナ。みんなからはカーチャと呼ばれているわ」

「エカチェリーナ…いい名前だ」

「おじいさまの名前は、なんとおっしゃいますの?」

「俺は…」

俺には名前がなかった。

「アレクサンドラだ」

とりあえず適当に名乗る。確かこの辺りの名だろう。

「あら、アレクサンドラだと女性みたいですわね。男性はアレクサンドルの方が普通だと思っておりましたが、男性にアレクサンドラとつける場合もあるのですね。」

まずい、間違えてしまったか。

「いや、アレクサンドルだ。言い間違えてし——」

「アレクサンドラでしたら、サーシャでよろしいでしょうか?」

聴いちゃいなかった。

「いやだから、アレクサンドルだ!」

「アレクサンドル…あら、言い間違えだったのですね。ですがやはりサーシャと呼ばせて頂きますね」

「何故」

「アレクサンドルでも、サーシャは使いますから」

男女兼用の愛称か…なんだか少し小っ恥ずかしい気持ちになる。というか…

「初対面から愛称なのか?少し距離つめるのが早くないか?」

「いえ、愛称はとてもいいものです。あればその人とすぐ仲良くなれますもの。わたくし、目上の方でも、愛称で呼びますのよ?」

「そうか…それはすごいな…」

許されるのか?と思ったが、この少女の容姿を見たとき、許されるんだろうなと思った。透き通るような白い肌、笑ったときに、不意にいたずらな表情を見せる瞳、栗毛色で、靡く度に空とのコントラストを感じさせる長い髪、丁寧な口調、煌びやかさの中に幼さを感じさせる水色のドレス、そのドレスから露出する細くすらっとした四肢、俺もなんでも許してしまえそうな、美しい少女だった。

俺の足の止血を終えて、立ち上がる。

「ではそろそろ行きますわね。また会いましょう、サーシャ」

「ああ」

俺は離れていくその子に手を振る。その少女は笑って振り返してくれた。見えなくなったところで、俺は自分の境遇を思い出す。

俺は、スラヴで生まれで、しかも孤児だった。奇跡が重なって俺は生きている。運命に生かされているような気がして、俺はそこを出た。そして、あてのない旅をし、この地にたどり着いた。今は髪が伸び、髭も伸び、薄汚いジジイになっていた。年齢はわからないが、大体40くらいだろう。

そんな俺の足の怪我を、綺麗に洗濯された白い布で包んで、大人でさえ避ける俺のことを嫌な顔ひとつせずに接してくれたその世間知らずなお嬢様に、俺は心底惚れ込んでしまった。その日から、身嗜みを整えようと、まともに生きてみようと努力した。これが俺の運命だと。そう信じて。


翌日から俺は早速職探しを始めた。探すも何も、俺は文字は全くと言っていいほど読めなかった。なんとか言葉で交渉しようと、道に行く人に職を探していると相談し、紹介してもらい、門前払いを繰り返すうちに、俺はとうとう疲れ果てて今日のところは一度帰ることにした。すると、少女が居た。昨日の少女が、昨日俺たちが出会った場所の近くにいた。俺は咄嗟に「おい」とその少女を呼んでしまった。すると少女は栗毛色の毛をはためかせ、こちらを向いた。

「あ、サーシャじゃありませんこと?」

「そうだ」

呼んだのはいいものの、全くその後を考えていなかった。しかし少女は何も言わずとも近付いてきて

「私はカーチャですよ?“おい“じゃありません!」

俺の呼び方が少し気に入らなかったらしい。

「ああ、すまんなカーチャ。俺もまた会うと思ってなかったもんで…」

間髪入れずに彼女が返してくる。

「これから会う予定がないから、忘れてしまわれたのですか?」

少しと怒っているような感じがする。誤解を解かねば…

「いやいや、すぐに会えると思ってなかったんで、焦って呼びかけたらああなっちまっただけだ」

「本当ですか…?」

さっきまでの怒りのような感情が彼女から引いていくのがわかった。

「ああ本当だ。信じてくれ」

「わかりました。信じることにします」

昨日も見せてくれたその笑顔で、彼女は許してくれた。

「…それで何か御用でしょうか?」

くそ、触れるか…このままおしゃべりで来るだけでいいんだが…

「…ああ、まあ…」

必死に理由を考える。今日の愚痴を聞いて欲しいだとか、頑張る決心があなたのおかげでできた…ってこれは重いか…あとは、ええっとびっくりして声をかけてしまったとか…ええっとあとは…

「特に理由がありそうな感じでは無いようですわね」

こちらの本心は読まれてしまっていたようだ。

「…ああ、まあそうだ」

潔く俺も認めることにする。

「では、私は帰りなので…」

「もう行っちまうのか」

やはり俺は薄汚いジジイか…運命なんかと勘違いしちまった俺が恥ずかしい。

「いえ、しばらく一緒に歩いてお話ししませんかと言おうといたしましたのですが…もう解散の方がよろしいでしょうか?」

「いやいやいや、俺は全然構わない。むしろ大歓迎だ。すまんな、早とちりしてしまって」

焦って言葉を並べた。前言撤回。この少女は運命の人に間違いない。

「では、こちらです」

俺は久々にゆっくりと大通りを歩いた。裏路地を這いずり回り、住み着き、大通りを通る時は、いつも何かしら切羽詰まっている時だった。こんな堂々と、大通りを、しかも貴族の少女と歩けるなんて、これは夢か何かかと疑った。

「わたくし、この通りを通った先にあるピアノの先生の所に習いに行っておりますの」

「へえ、家に呼ぶことはできないのか?」

なんとなく貴族は先生を呼んでやってしまうイメージがあった。

「それが、基本貴族は相手にしない!という先生でして…」

「なんで態々そんな先生の所に習いに行ってるんだ?」

「わたくし、いつかの演奏会でその先生の演奏を聴いた時、とても感動したんです。芯が通って、力強さはしっかりあるのに、とっても優しい音がしましたの」

それにいたく感動したらしい。俺にはよくわからん世界だった。

「で、その先生に惚れ込んで、先生を頼んだら訪問してまで貴族の対応はしないとか言われたとかか?」

「あーそうですわね。まあそんな所です。けど最初はもっと酷かったんです。たとえ受けに来たとしても、門前払いされてしまって…」

「それでも諦めなかったと」

そういうのはとても貴族っぽくない。勿論いい意味で

「はい。使用人にも手伝ってもらい、なんとかなりました」

けど使用人という単語はいかにも貴族だなぁ。

「すごいなぁそりゃ。俺だったら諦めてるだろう」

少女は鼻高々にふふんと言った。

「今となっては先生ともなかよしですわ」

「なんかわかるな」

「何がです?」

「その先生がカーチャを認めたくなる気持ちがさ」

俺でも分かるが、この少女には、貴族らしさをあまり感じない。そんな彼女に貴族嫌いな先生も納得したのだろう

「えへへ…そうでしょうか…」

少し照れ笑いをする。白かった頬が淡く赤色に変色して、また新たな魅力を見つけた気分になった。

「ではここで」

「こんなとこでいいのか?」

「はい。母上にこの1人の外出はよく思われて無いようでして、知らない人と関わっちゃいけないよと採算念押しされているのです」

「そんななのに昨日俺の足にこれを巻いてくれたのか?」

俺はまだ足につけっぱなしの白いバンダナを指差す。

それに今日の俺に付き合ってくれたこともだ。

「なんだか、放っておけないような感じがしていたのです」

「そんな性格だから親に心配されるんじゃないのか?」

「んー」

と彼女は顎を触り悩む。

「そうかもしれませんわね」

と一応の回答は出したものの、まだ少し悩んでいるようなニュアンスを含んだ、詰まりながらの言い方だった。

「まあ、そんな悩むことでもないさ。また会えたら」

「はい、また…」

少し歩いて振り返ると、まだ唸って考え込みながら歩く少女の姿があった。

俺はそれに思わず口角を上げていた。


翌日、俺は職をやっとの思いで見つけた。昨日と同じことを繰り返して、嫌というほど蹴り飛ばされ、笑われた末だった。ボロボロの俺を見てられないと雇ってくれた工場長には感謝しかなかった。

「ということでな」

俺はいつもの通りでそのことを少女に話した。

「まあ、そんな心の優しいお方と出会えたのですね!」

「ああ。おかげさまで明日から仕事ができそうだ」

「やりましたわね!わたくし、応援しておりますわ!」

少女は自分のことでもないのにひどく喜んでくれた。今日は特に終始テンションが高い気がする。

「ありがとう。頑張るよ」

俺の死んでいたと思っていた表情筋が最近よく動く。彼女に動かされている気がする。

「それはそうと、突然だったのですか?」

「何がだ?」

「その方があなたを雇ってくださったのは、突然なのですか?」

「ああ、それはな、今日俺が何軒も回っているのを連続で見かけたから、追いかけてみたんだと」

「ふむふむ」

「それで、7軒目くらいで痺れを切らして声をかけたんだと」

「気づいてなかったのですね」

「いや、一応よく視界に入るなぁと思ってはいたよ」

「ほう」

相槌をいちいち打ってくれるのがとっても好きだ。

「最初の2、3軒は偶々見かけたらしく、そこから追いかけてみたとか話してたかな」

「心配になって追いかけてくださるだなんて…なんとお優しい方なのでしょう」

「いや、最初は野次馬根性的なそれだったとか」

「…」

急に黙りこくる少女。自分が彼女の考えをへし折ってしまったからだろうか。

「あれ…なんかごめん…」

「…あ、いえ、なんだか大変そうで、私みたいなのはとても恵まれているんだなぁと再認識していただけですので」

何か隠すような焦りが見える。

「ん?なんか大変なことがあるなら訊くけど…」

「いえ、大丈夫ですわ。わたくしのは貴方様程厳しいものでも無いですし…」

そう言われて、何も言い返せなかった。では、またと言い、去っていく少女をただ見送ることしかできなかった。


仕事初日の帰りにも会った。というか会いに行った。

「お仕事お疲れ様ですわ」

少女にそう言ってもらえて、精神的に弱っていたものが回復していく心地がした。

「いや、意外と雇ってくれた工場厳しくて、先に仕事をしていた奴らにいびられるし…」

「大変ですわね」

この日はそのまま愚痴を聞いてもらった。

次の日は、少女の母親が随分と厳しいという話をした。珍しく怒っていたが、それもまた可愛かった。そのまた翌日は彼女の優しいメイドの話と、俺のまたいびられた話。毎日、たまに会えない日があったけれど、殆ど毎日会っていた。

出会って30日くらい経った頃。

「あら、お髭を剃られたのですね」

俺はたまったお金で剃刀を買った。初めてで刃を通すのに苦戦したが、なんとか剃れた。

「ああ、そうなんだよ。かなりさっぱりしたんじゃねえかな」

「素敵ですわ!」

「そう言ってもらえて光栄だ」

周りの人がやっているお辞儀を見様見真似でやってみた。

「ご自身で剃られたのですか?」

スルーってことは正解なんだろう。

「ああ、床屋で一々剃ってもらってちゃキリがないからな」

「でも、購入するのはそこそこ高くつくんじゃありませんこと?それに、技術だって…」

そう言いかけて俺の顎の傷の気付く。

「やっぱり失敗してるではありませんか!」

「…随分長かったからちょっと勝手が違ったんだ」

これは事実だ。多分次回からは失敗しないだろう

「いいえ!やはりプロにやってもらうのがよろしいですわ!私のお小遣い貸しますわよ!?」

「いやいや、いいよ。最近まで無職だった俺だが、流石に20も30も離れた子に奢られるのはなんだかいただけない」

「…そうですか…」

なんだかもやもやした表情をする。

「次回からは失敗しないから大丈夫だ」

「本当ですね?明日傷が増えていらしたら、奢らせてくださりますね?」

「ああ、そんなヘンテコなことにはならないようにするさ」

「え?どういう所がヘンテコなのでしょう?」

本気でわからなそうな口ぶりだ。

「わからないならいいよ」

そうやって笑い飛ばした。

無事翌日は成功し、あのヘンテコな条件は発動せずに終わった。

その翌日も、その先も、ずっとずっとその少女と話し続けた。会えない日はとても寂しかったし、もう合うことが日常の一部として組み込まれていた。髪を床屋で整えた日には「素敵ですわ」と開幕一声ものすごく褒めてくれた。あの時のキラキラした目は忘れられない。その後も、なんだかんだ話題が尽きることはなかった。俺が新しく服を買っただとか、ピアノの進捗、今日の夕ご飯の話、親の愚痴、上司の愚痴、家を買った話、仕事の失敗、今日は寒いなとか、暑いなとか、並木が綺麗になったなとか、あの家から良い匂いがするとか、そんなくだらないことや少し重要なことだったりとか、色々な話をずっとしていた。ずっとしていられた。


「あら、今日も会いましたわね」

「もうどのくらいになるか」

「うーん」

もうかなりの時を過ごしたような気がする。今まで密度の低い人生を歩んでいたからか、この一日中働く密度の濃い日々が過ぎるのはとても長く感じた。

「多分2年くらいだと思いますわ。わたくし、あの時は13歳でしたが、今は15歳ですもの」

「まだそんなものか」

「会えるのはこの時間だけですので、まだ会って短い気もいたしますわね」

「そうだな、もっと長く会えればいいんだが…」

「あの…ええ、私…昔はそこにあるピアノ教室に通っていたのですが…」

少女は言葉に詰まるように切り出した。

「そういえばそうだったな」

「あの……ですの…」

呟くように言うのであまり聞こえなかった。

「すまない、聞こえなかった」

「ですから!もう通ってないんですの!」

何故か少しキレ気味に言われた…ってそれって…

「…え…ええと…つまり…?」

「ななな、なんでも…ない…です…」

少しずつ萎んだように語気が弱くなっていく。

「…」

少しの沈黙が続く。俺は耐えきれなくなって切り出す。

「…つまり、もっと長く話せるってことだな」

わかりやすく見える彼女の感情に気付かないフリをして、そう返す。

「あー…そんなところですわね」

先程までとは違い落ち着いているようだが、何か少し寂しそうな顔をしているようにも見えた。栗毛色の髪がこの会話がもたらした沈黙の隙に美しく靡いた。

「そうですわね…お母さまには、友人と会いに行くという名目で最近は出かけておりました。最近はわたくしたちのような身分の者は淘汰されそうな情勢にありますので、最初は反対されたのですが、無理を押し切ってあなたに会いに来ていましたの」

落ち着いたまま語り出す。

「何かまずいことが起こってるのか?」

「最近、貴族反対の動きがあるのはご存知でしょう?わたくしもそこまですごいところの出ではありませんが、貴族の端くれです」

正直ご存知なかった。最近俺たちが話していると視線が気になってはいたが、それは俺みたいなおっさんと貴族の少女が一緒にいる事への不信感かと思っていたが、それは少女に向いていた視線だったのかもしれないという考えが浮かぶ。

「お前らも大変なんだな。俺にはさっぱりなことばっかりだ」

俺は所詮ここの人間ではないからさっぱりわからん。

「…あはは…」

何かを誤魔化すように少女は笑った。その笑顔を見るたびに、血管が締まり、鼓動が早くなるような感覚があった。

「じゃあそろそろいきますわね」

「ああ、またな」

「はい、さようなら…サーシャ…」

少女が俺との別れ際にУвидимся дорогаяと言わずにПрощайと言ったのは初めてだった。さっきから激しく叩かれっぱなしだった心臓のペースは変わらないが、その意味合いは大きく変化していた。

しかし、俺は引き止めることができなかった。その予感を信じたくないが為に、引き止めることを躊躇ってしまった。


翌日、彼女は現れなかった。今日は祭日だっただろうかと無理やり自分を理解させた。

翌日も現れなかった。俺は焦った。どうしていいかわからなくなった。何もできない体と、募る焦りが俺を引き裂こうとする。自分でももうどうしていたかわからない。俺は話したこともない近くを歩く人に、ここらに住んでいた貴族はどこに行ってしまわれたのかと訊いた。お前さんは何も知らないのか?と適当にあしらわれてここを去ろうとした。俺はその人の手を引き止める。

「なあ?何があったんだ!教えてくれ!俺は何も知らなかったんだ…!」

掴んだその人の腕を掴み、そこで年老いた老人だと気づく。その老人は、振り返って答えた。

「お前さん、あのユスーポフ家の嬢ちゃんとつるんでたやつだろう?」

そういえば名字や家柄は訊いたことがなかった。わからないが多分そうなのだろう。

「ああそうだ」

「じゃあその嬢ちゃんだが、亡命したよ」

「亡…命…?」

知らない言葉だった

「つまり外国に逃げたということだ」

外国に…?

「何故?」

その老人は少し嫌そうな顔をするも、答えてくれた。

「お前さん、そんなことも知らんのか…革命だよ。この国で革命が起きたんだ」

また知らない言葉だった。顔に出ていたのか、老人は追加で言った。

「ああ…つまり…この国仕組みが変わったんだ。貴族は偉くなくなった」

「それでなんで逃げなくちゃならないんだ」

「大かれ小かれ人の上に立つものは恨まれるもんさ。だから、そのまま残ったところで恨んでる人に殺されるだけだ。だから逃げるんだよ」

ずっとどん底みたいな所にいて、ずっと集団に属さなかったし、属せなかった俺にはよくわかんないことだった。

「はあ…」

「これで十分かね?」

「いえ、あの、すまない、あと一つだけいいか」

「なんだ」

半ば諦めに近い感じで老人はこちらの話を聞いてくれた。

「カーチャは…いや、エカチェリーナは今どこに行ってしまったのかわかりませんか?」

「…知らんな」

と言って振り返って歩き出してしまった。

「そうか…ありがとう」

老人の背中にそう声をかけると

「が」

と背を向けたまま老人は足を止めた。

「これは噂の範疇を出ないが、西に逃げたらしいという噂を聞いた。全く確証はないが、参考までにな」

何故か老人はそれを言い終わった後もその場を動こうとしなかった。後ろに手を回して、皿のようにしている……お金か!?

「このくらいでいいか?」

「すまんねぇ」

「いや、本当にありがとう」

そうやってそのまま振り向くことなく老人は行ってしまった。

俺は旅を再開する。いとしのカーチャ、栗毛色の髪の少女の為に。

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