とうとう、王都の時が再び動き始めたんですね!
嬉しいランテとミゼの気持ちに感化されて、私もとっても嬉しいです!
ミゼは人であろうとしていたのですね。色々な町を歩いて回ったり、夜も幻惑の呪とはいえ眠るようにして。
ベイデルハルクとは対照的な生き方です。彼は彼で、目的のために奔走した日々だったのでしょうか。ランテの思うように、私にもベイデルハルクの考えには賛同できませんし、自分以外を駒にしか見れない生き方は哀しいなと思います。
やっぱり、ランテとミゼってお似合いですね。まだ初々しさもあって、距離が近付いているのが分かるのが、嬉しいです。
まさか女神像の心臓部にレイサムバードさんの灰があるだなんてビックリ! しかも時の呪にも使えるとなると、すごく貴重なものですね。悪い人に知られると取り合いになりそうな。笑 きっちり保管しておかないと!
今回は始まりの女神も力を貸してくれて、灰を使わずに時の呪を使えて良かったです。ミゼが支えてくれてこその成功ですね! 旗がはためいている、というのは、視覚的にも時が動き出したことを示す効果的な絵だなぁと!
これからが大忙しですね。怪我人は多いでしょうし、落ち着いたら説明も必要ですし。気付いたら七百年経ってましたって、もう私ならパニックになりそうです。汗
ただ、町全体でしたから、まだマシかな……。当時町に大切な人たちがいたなら、共に七百年を超えている筈ですもんね。ランテの両親のことも、気になっています!
作者からの返信
遂にここまで来れました。ランテもミゼも、感無量という感じだったでしょう。特にミゼは生きてきた時間も長かったでしょうから、嬉しくてたまらなかったんじゃないかな……
ミゼの場合、そうしなければ心が保てなかったということもあるでしょうけど、それもまた人でありたいという思いがあればこそ。はい、ベイデルハルクとは似ても似つきません。
こんな生き方をしながら永らえて、ベイデルハルクは楽しいと思えているんでしょうか。きっと楽しくはないんだろうな、と思います。本当に哀しい生き方ですよね。
本当に初々しい二人です。笑 少しずつ距離が近づいてきて、にやにやしながら書いてしまいます。
時の呪を使えるランテだからこそ、王の遺灰の存在に気づけました。悪い人に知られたら大変なことになりますが、実はこれ、現在のところランテにしか扱えない代物だったりします。ランテが善人でよかった!
灰をいつ使うかは、また難しい問題になってきます。でもここで使わないでいられたことは、絶対に後々プラスになるはず。ランテが頑張ったからこそです!
はためく旗を見たときの喜びは、何にも代えがたいものだと思います。効果的な絵とのこと、嬉しいです! 私は絵描きさんではないので、視覚的によいシーンというのが思いつきにくく、ですからそのお言葉はとても嬉しかったです!
はい、忙しくなります。ミゼもこれまでのように自由には動けなくなるかな……まずは王都を落ち着けなくてはいけませんしね。
ですが、はい、たとえば王城の中と外で、というようなことではなく、町全体だったというのはまだしも幸運でした。街の外の人たちとはもう会えませんが、結構な人数が一緒に同じ体験をできている、というのは彼らにとって心強いことなんじゃないかな、と。
両親、どこかで会えるでしょうか。そのうちまた書いておりますので、楽しみにしていただけたら幸いです。
いつも本当にありがとうございます。いただくすべてのご感想が、今の私の活力になっております!
もう感動で泣いてしまう。・゚・(ノ∀`)・゚・。
ええーーIfさん物語の構成がお上手ですよ!あの苦しい章があったからこそなのですが、もうここに来て一気に上がって来た感じがとっても嬉しいです。セトも少しは荷がおりたようで寝てくれるようになったし(笑)、ミゼも自分の名前で呼んでほしいって自分の立ち位置や運命を受け入れたのが良かったです。ルノアはいつも何かを成さねばという使命感に駆られていましたけど、今は自分の意志で何かをしたいと言えるようになったのも本当に嬉しいです。ほんと、この印象操作ってどうやってるんだろう?と感心してしまうのですけど、Ifさんすごいですね😳確かに初期ルノアはいつも悲しい表情をしている、強い力を持った女性というイメージで。ランテの味方ではあるけどちょっとどこか遠い所にいる人という印象だったんですよ。でも最近のミゼは、力強い意志と芯はあるけど可愛いお姫様というイメージになってきて、ランテやセト達と同じ所にいる感じがすごく伝わってくるんですよね。仲間の一員になった感じ。でも今までみたいに遠い所にいるのではなく、同じ所に立って並んで戦っているという印象です。物語の中でこうも一人の人物への印象を変えていけるのがすごいですねー😳✨
死したランテの体を見た所は辛かったのですが、たしかに彼の言う通り、記憶も意思も昔から同じであればもうそれはランテですもんね。良いこと言うなぁ。
そしてここに来て王都復活は熱いーー!!懐かしい彼に出会えて私まで泣きそうになってしまった。もうこれでハピエンと行きたいところですが(笑)、最終決戦に向けて読者もついていきたいと思います!
作者からの返信
読んでくださった方に後悔させない物語を目指しているので、苦しいところで挫折せずにここまで来てくださった方には本当に感謝が大きいですし、皆と同じように喜びを感じていただけたなら、それはとても嬉しいことです……本当に書き手冥利につきます。書いていて良かったと思いました。ありがとうございます! 構成を褒めていただけたの、とっても光栄です。
私は技巧がある方ではないので、もし印象が変わったなと感じていただけたなら、読んでくださった方の感性によるところが大きいんじゃないかな、と思いつつ……長い物語ですから、その長さによって変化を書きやすい状態ではあるのかな、とも思います。もう少しコンパクトに書きたいんですけどね!
ミゼ(=ルノア)は、変化の大きな人だったかなと私も思います。仰るように、ここでようやく仲間になれた感じが私もしています。ミゼ自身もそう思っているのではないかなと。
終盤までやってきたなという感覚はあるのですが、まだもう少しやらなくてはいけないことが残っているので、頑張っていこうと思います。本当にここまで追いついてくださって、感謝が尽きません。ありがとうございます。もっともっと、頑張らなければ。
『奇跡に非ず』。
『奇跡』って言葉、一般的に肯定的なイメージを含みますが、賛辞や評価をする際に用いるの、ちょっと慎重にならないといけませんよね。
下手すると、言葉をかける相手がそこに行きつくまでの道のり、努力を偶然の産物だと否定することになりかねない。ミゼの耐え忍んできた七百年も然り。
ランテとミゼが力を合わせて王国の時を動かすシーン、間違いなくこの小説のハイライトの一つだと思います。もしReheartsがRPGゲームだったら、ここ絶対ムービー挿入されますよねwバトルに限らないファンタジー小説の魅せ方、お見事でした。
あの急ごしらえの旗、紫の軍の他にもベイデルに抗おうとする人達いたんだ……。
反乱直前期の王宮の状況って、
・ミゼリローザ派の近衛騎士の突然の降格(「【Ⅱ】ー1 微笑」より)
・日増しに増えていくベイデルの私兵(「【Ⅱ】ー1 微笑」より)
・ミゼリローザ姫とシュレムザード家の嫡男の結婚
・ルテルアーノとミゼリローザへの精霊移しの儀
と言う感じで、多分サイレントマジョリティな将兵の中にも【王妹ルテルアーノ=ベイデル=クレイド】のラインに反感抱いてる人がかなりいたんだと推察します。
そして、クレイドの手にかかった国王は、台詞も無くて死体だけの出番だったけど、ランテも声かけてもらったりでいい印象持っており、多分多くの将兵や民に慕われていた。マイルの話によると仇討ちにクレイドに向かっていった者も多くいたようだし、何より王が討たれたことを報告するマイルがあんなに辛そうで、仇討ちに加わらなかったことを恥じている様子(「【Ⅱ】ー1 微笑」より)を見ると、絶対信望を寄せられていた王様だったと思うんですよ。だから、王が殺され、王都に火を放たれても尚、抗う将兵達の結束は固く指揮旺盛だったんじゃないかと。だからといってベイデルの圧倒的な力の前では結末は変わらなかったと思うんですが、紫の軍だけの孤軍奮闘じゃなかったことに、どこか救われた気がします。
そういった、ストーリーの背後にいる、あの旗を掲げた多くの人達の抵抗がなければ、この話で時を戻して復活されるべき王都もなかった。炎に包まれた王都を鎮静化させるように軍と連携して頑張ったであろう自警団の人達の奮闘も(【Ⅱ】ー2 謀反より)。だからこそ、傷だらけの王都をこうして今の世に顕現できた。サブタイの『奇跡に非ず』は本編中で犠牲になった王国の人達への何よりの弔いになると思うのです。
白女神と同様、国王も台詞がないからその考えを窺い知ることはできませんが、多分妹と姪を精霊移しの器にすることは、彼女らに『人』であることを辞めさせることは、王族としての使命を踏まえた断腸の思いだったのでは?
ジェーラやオーマみたいな若手の一近衛騎士ならともかく、レイグのような自分に対して忠誠心を向ける近衛騎士団№2の重臣であり股肱の臣の降格を許してたり、ベイデルの私兵が幅を利かせてるのを見ると、多分謀反直前期はベイデルやクレイドに実権を奪われかけてたんじゃないかなあ。
作者からの返信
今回の節タイトルについては、私の考え方も少し反映されているかなあと思います。いや、書き手が私である以上は当然のことではあるんですけども!
努力や決断の成果であるもののことを、奇跡の一言で片づけられてしまうと、「そうじゃないんだ!」って言いたくなってしまうなぁと思いまして。人の意志や働きが少しでも関わっている場合、ただの奇跡ではないんじゃないかなあ、と思うんです。
はい! ここは山場の一つだと思います。ぜひムービーにしたい!笑 りはーつがゲームだったら、というのはよく考えるんですけど、良く思うのは負けイベント多すぎるな、です。笑
昔からずっと言っていることなんですが、私はとにかく戦闘シーンが得意ではないので、他の部分で魅せられるように、とは心がけています。それができているのだとしたら嬉しいです!
そうですね、仰るように、ベイデルハルクが好き放題しているとも言える状態の中で、彼に反抗心を抱いている人間は結構な数いたと思うんですよ。私兵たちも大きな顔していたでしょうし……
国王は、はい、人としては本当に穏やかな性格で、でも、良くも悪くも王国の気風に染まってしまっていた部分があったんだと思います。悪意を持って近づいてくる人間を看破できなかったんですよね。それもこれも、長らく平和な王城の中で生きて来たからだと思います。結果、ベイデルハルクを有能な人間として信頼してしまって、こうなってしまった。もしかしたら、ベイデルハルクを意志の強かったと伝承される始まりの王と重ねてしまった部分もあるのかもしれません。とにかく反ベイデル派が少なからずいて、そういう人たちが今後、ミゼの力となってくれるということは、仰るように救いになると思います。
サブタイトルの部分を、王国の犠牲者たちへの弔いになる、という読み方をしていただけたの、とても嬉しかったです! 仰る通りだと思います。頑張った人たちの願いを受けて、生き残った人たちがこれから先、幸せに生きてくれたら。そのためにはまだ、やるべきことが多くありますが……
国王は、それが贅沢な暮らしを享受する王族の使命だ、と言われてきたために、やむを得ずの部分があったのだろうと思います。ましてや彼には子がいなかったので、妹やその娘に役目を託すことになったことが、より気後れの原因にもなっていたような気がします。
はい、最後の方はもう完全にベイデルハルクの方が強い権力を持っていました。王としては、気づけば思い通りにならない状態が出来上がっていたのだと思います。悪辣な者に対抗するには、ある程度そういう人間が持つ要素を持っていないといけないのかなあ、なんて思います。善良過ぎたのでしょうね。
丁寧に読んでくださり、本当に嬉しいです! 拙作でここまで考察を深めてくださるのはサクットさんしかいないと思います……光栄で、本当にコメントを頂くたびに元気になれます。本当に本当に、ありがとうございます!
二人の共同作業、こんな状況ですが微笑ましいです。ランテ頑張りましたね、見事やり遂げました! 大変なのはおそらく、ここからでしょうけど……。
懐かしい再会もあるでしょうし、つらい現実もあるでしょうし、でも紫の軍のみんななら受け止めてくれると信じたい。
女神とのコミュニケーションも、少しはコツを覚えられたかな?
作者からの返信
お返事遅くなってしまってすみません! どうかお身体ご自愛ください……
ランテとルノアが二人でいるシーンは、なんだか私も心が安らぐところがあります。仰る通り大変なのはここからですが、ランテの持ち前の前向きさを活かして、乗り切って行ってもらえたら。やることがはっきりしていると、ランテは迷わずやっていけるだろうとも思っています。
そうですね。受け入れがたい現実だってたくさん転がっているでしょうけど、乗り越えて、立ち上がって欲しいです。
はい、ランテは少しだけ女神との付き合い方を覚えたようです。まだまだすんなり、とはいかなさそうですが、これまでとは比べ物にならないほどのレベルにはなれたかなと。
コメントへのお返事が大変遅れまして申し訳ありません。ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
編集済
奇跡ではない必然だと言う考え方が良いですよね。ただ待っているだけでは起きない、奇跡がは努力や願いが重なっていく中で起こるものだと思います。
始まりの王の声を聞き、始まりの女神に変化が見られるのに、どのような姿になっても相手を想う強い気持ちを感じました。
それはランテとミゼも同じなんだなと。光と闇が支え合う呪の表現がとても素敵でした。
ここから大変ですが、今はみんなとの再会を喜びたいです。
作者からの返信
奇跡という言葉も好きなんですけど、必然の方が皆の力で切り拓いたという感じが強くしてより好きなんですよね。創作だと自分の好みを前面に押していけるので、それが好きです。笑
始まりの王と始まりの女神も、きっとランテとミゼのように強く思い合っていたんだと思います。もう二千年近くの時が流れているのに、まだ気持ちが残っているのって、素敵だなって思います。
そうですね。ランテも今は胸がいっぱいだと思います。まだまだここからですが、一時喜びに心を任せてもいいのかな、なんて。
丁寧に読んでくださりありがとうございます!
ついに、ついに王都の時が戻った!
ミゼとランテ、二人だからこその成功で胸が熱いです。
これからやらなければならないことはたくさんだけど、着実に歩みを進めてほしいです。
更新は無理のない範囲でしてください。
大変な時ですからねー。
作者からの返信
ようやくここまで来ました。もう終盤……なんですけど、まだまだもう少しやることがあります。もうひと頑張りしないといけません。笑
そうですね。二人がそろっていたからこそ、戻せた時だと思います。段々明るくなってきて、私も少しほっとしています。
ありがとうございます。今回の波は流石に身近まで迫ってきて、少しひやっとしました。元気ですので、またぼちぼち創作活動も再開していこうかなと思っております。
いつもありがとうございます!
本当に、みんなが傷だらけになって、でも諦めずに、自分ができることをやって、ようやくここに辿り着きました!
王都の時が動き出し、まだ戦いは終わっていないのだと、あらためて感じました。ミゼとランテは、何百年という長い時を経て、戻ってきたのですね!