応援コメント

【Ⅴ】   自由」への応援コメント

  • シュア、どうしているだろうかと思っていましたが、ここで登場してくれて嬉しいです! ベイデルハルクが先に王都に向かわせた中にいたのですね。

    最初、彼女自身がセトと接触があったため、セトの言や行動に心を動かされてベイデルハルクに反して情報を売ったのだと思っていました。でもそうではなさそうですね。どうやら聖女、セトのお母さんがベイデルハルクの目を欺いて行動していた。それにシュアが気付いて、聖女と話して、彼女を守りたくなって、こうして虚偽報告をしている……。人質となっている両親の死と自らの死も覚悟して。

    聖女といわれるだけある女性なのだなと感じました。彼女がベイデルハルクに反したという事実が、彼女がセトを愛していることの証な気もして、なんだかとても嬉しいです。いえ、とっても危ないことをしてしまっているんですけれど、彼女は大切にしているものに対してブレないような気がしています。これまでもそうだったのかもと。彼女は、シュアがこうすると予想までしていて、癒しの呪を仕掛けておいてくれたのですよね。その行動からも、芯のある女性が私の中で浮かび上がっております。セトにとっても嬉しい再会になればいいなと願ってやみません。これ以上セトにダメージを与える存在にはなって欲しくはないので……。勝手なお祈りですけれど、セトの根本を立て直せる人の一人だと思っています。

    キーダもシュアを助けてくれて良かったです! 同僚もキーダに協力したんですよね。内部ではやはりベイデルハルクをよく思わない者も多くいる。それが、セトたちの最終決戦時に立ちあがってくれればと思いますが、人質がネックですね。 
    シュアがセトたちに合流となると、有用な情報も多くもたらされそうです。彼女からお母さんのことも伝わるでしょうし、貴重な戦力になりそうで嬉しいです!

    作者からの返信

    ネームドキャラクターにはなるべく多くの出番を持ってほしいと思うタイプなので、モナーダやシュアにもこうして再登場をしてもらっています。気にしていただけて嬉しいです。
    はい、シュアはかなり使える人間の部類なので、中央に向かう組に入れられておりました。

    シュアは勇気がある方ではないので、情報を自ら求めることも、横流しすることもできませんでした。
    ただ、主体的に動ける勇気ある人間を守りたいとは思えたようで……少しだけまだ受け身なところは残っているかもしれませんが、彼女とて自分や親の命を懸けて行動した。立派なものです。

    もとよりユリユが制裁を受けることになった原因も、隠れて情報を収集していたからですけど、今回も同じことをやっています。ユリユ、折れませんよね。まだ彼女の心境は明らかになっていませんが、息子と同じ方向を向いていることは間違いなさそうです。
    そして、はい、シュアが生き延びられたのもユリユの計らいですから、彼女もかなりのやり手でしょうし、仰る通り芯も強いのだと思います。
    セトを立て直すにあたって、ユリユとの対話なり真意への気づきなりが必要なのは間違いないと思います。その機会がいつか持てればいいですが……

    中央内部には、確実に中央に反目したいと感じている人間がいます。ただそうなんです、人質がどうにも、なんですよね。
    身内を質に取られたら、私ならどうするかと考えるんですけど、逆らえないんですよね、きっと……自分のせいで殺してしまったという十字架を背負って生きられる気がしません。汚いですが、合理的と言うか、強いやり方かもしれません。

    シュアも合流して、皆で力を合わせていけたら……というか、人の力を結集させるしか、ベイデルハルクらに勝てる手段はないので、一人でも多くの仲間を見つけていきたいところです。

    毎日本当に丁寧に読んでくださり、ありがとうございます!


  • 編集済

    シュアが生きていてくれてすごくホッとしました。Ifさんの表現力はすごすぎて苦しくなる程です(笑)
    よく自分の信念を貫き通して高潔に散っていくキャラクターっていますけど、彼らもやはり覚悟を決めていても心の底では死への恐怖を感じているんですよね。当たり前のことなんですけど、こうやってしっかりと描写してもらうと改めて人間の心の強さと脆さをヒシヒシと感じました。脆さっていうとアレですけど、死への恐怖は本能ですもんね。そこを乗り越えて信念を貫くという心の強さを実感しました。これからそういうシーンは違う目で見てしまいそうです。すごすぎる…

    Ifさんは人が死なないことにコンプレックスがあると言っていましたが、私はむしろ素晴らしい塩梅だと思っています。人は死んでしまえばそこまでですけど、生きていれば何度でもやり直すことができます。デリヤみたいに、あの時死なずにいた彼がこうやってランテを助けてくれて北に戻ろうとしている所は涙が出そうでした。私がこういう戦記物に求めているのは人の生き様なので、一度離脱した人達がこうやって何度でもやり直すことができるというのは読者に救いと希望をもたらせてくれると思います。かと言って、全員生き延びさせるわけではない所も良い。例えばリエタ聖者が改心して味方になったりしたら、彼女が今までしてきたことを考えるとご都合すぎて興ざめするかもしれませんが(笑)、しっかりと相応の報いとして彼女の命は終わるべき所で終わらせたのがすごく良かったです。リハーツは死ぬべき人はしっかり死んで、生きていてほしい人は生きて別の道で活躍してくれるので、生死のさじ加減が絶妙です。
    私からしたらエンタメ力がものすごいというか名著だと思いますよ!

    作者からの返信

    前にも言ったような気がしますが、表現力を褒めていただけること、そう多くないのでとても嬉しいです。ありがとうございます!
    シュアはなんだか初登場時から私とシンクロ率高くて(間違っていると分かっていても、権力に屈してしまうようなところが、なんだと思います)、ここでもかなり移入して書いていました。書きやすいキャラクターの一人です。絶対怖いと思うんですよね。そういう人間らしさ、私は結構「もー」って思いながらも好きだったりするので、そこにスポットを当てていただいて嬉しいです!

    あーもう、本当に花さんと意見が合うことが多すぎて嬉しいです……「人は死んでしまえばそこまで」っていうのは、いつも本当に感じていて、色んな作品の登場人物が死んでしまうシーンを見ると、「ああもうこの人にこれから先はないんだな……」と、とっても物悲しくなっちゃうんですよね。「求めているのは人の生き様」というのももう、「あー分かります分かりますめっちゃ分かります!」と言いたいくらいで。好みが近いのをまた感じました。嬉しい……

    リエタが仲間になったら心強いけど怖いな、なんて今想像して思いました。笑 生死の匙加減がぴたっときたなら、本当にその事実が私にとっては喜ばしいです。

    たくさん褒めていただいて……こんなに褒めていただいていいのだろうか……コメントはいただいたその日のうちに全部拝読していたんですが、今日また読み直して元気になっちゃいます。本当にありがとうございます!

  • ベイゼルに一人で挑むだなんて、相当な覚悟を決めたのだと思います。
    覚悟の裏に、両親への愛情を感じます。
    それでも踏みきったのは、モナーダさんの妻やセトさん、彼の母の覚悟あってこそなんだろうな。

    セトさんの母、表には出てきませんが、意思の強そうなお方ですね。

    作者からの返信

    シュアは決して強い人間ではなかったんですけど、だからこそここで覚悟を決められるのが強いなと思います。
    彼女は今はまだ影響を受けた側の人間なんですが、この彼女の決意にまた影響を受ける人間が現れると、良い連鎖になりますよね。
    ただ、その都度犠牲が生まれるのかと思うと、素直に「良い」と言い切ってしまっていいのかは分かりませんが……

    セト母、中々書く機会に恵まれませんが、まあ息子があの頑固さですから……母の方も似ているところがあるような気がしています。セト、何かと母親似なので。笑

    お立ち寄りくださいましてありがとうございます! 時間がない中お越しくださって、本当に嬉しいです。

  • ベイデルハルクに対し強気に見せる態度とは対照的に、シュアの心の揺れはとても人間らしくて、読んでいて息苦しさを覚えます。身の保身と言いますが考えない人間はいないでしょう。
    それでも死の瞬間にまで、虚構の命乞いを情報を守る。消え行く意思の中で思考する姿が本当に強い人だなと感じます。

    そしてこのまま北へ合流する流れなのでしょうか。自分の両親の犠牲を覚悟して未来を見据えて行動する。この感覚をどう表現していいものか悩みますが、決断できることは本当に凄いなと思います。
    物語はランテ中心に動いているわけではなく、各地で起きているんだと改めてかんじました。今後、今回の話がどう重なっていくか楽しみです。

    作者からの返信

    彼女、前に書いているときから思っていたのですがとても人間らしくて、そこが私は好きだったりします。
    自分の本心のところを押し殺して生きることもできますが、それって自分を騙しているも同然なので、本音のところにも向き合っていけることって実はだいじなことじゃないんかな、と思ったり。
    彼女の強さは、自分の弱さを知った上で強くあれるところだと思うんです。功野さんが仰ってくださっているように。

    親のこともあったのでシュアもとても悩んだと思いますが……どうなるか。まずはシュア自身が生き延びなければなりませんが、それが叶えば、もしかしたら北に合流なんて未来も描けるかもしれません。
    話が大きくなってきて、どうしても書かなければならないことの範囲が広がりがちなのですが、持てあますことなく扱えるよう気を引き締めていきたいと思います!

    いつも丁寧に読んでくださってありがとうございます。とても励みになっています!

  • 死を覚悟して情報を守ろうとしたシュアは強いなぁ。十分に誇れることだと思う。

    作者からの返信

    彼女、ずっと死(自分と親両方の)を怖がり続けて服従してきたんですが、ここに来て気持ちを奮い立たせて反旗を翻せたの、仰るようにとても強いですし、誇れることだと思います。
    元から強い人間がそうしたのではなくて、弱い人間が無理やりに強くなろうとして行ったことだから、より恐ろしかっただろうなと思うと、本当に「よく頑張ったね」と声を掛けたくなります(彼女いい歳の大人なんですけども!笑)

    いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。

  • 彼女も、揺れていたのですねぇ。そうして、こういう決断に至った。セトさんのお母さんも自由にならない状況の中で、できることをしていたのだなぁと思いました。
    軍に身を置く者だからか、あるいはこの世界が願いを受けて育ったものだからか、男性だけでなく女性たちも強いですよね。そしてストイック。シュアさんも自分の生き方や決断を誇ってもいいとは思いますが……。
    彼女は北に加わるのでしょうか。そうであれば、心強いのですが。セトさんにとっては、母親とつながる糸もなるのでは……と思います。(ここの母子関係はいまだによく見えない部分も!)
    ランテも頑張ってますが、あんまり時間に余裕はなさそうですよね。

    作者からの返信

    セトの揺さぶり、モナーダの妻の最期、中央の陥落、ユリユの毅然とした態度。これらが折り重なって、シュアも心を変えることになったようです。
    ユリユは、周りに思われているよりはずっと強い女性で。ただ利用されてきただけではなく、中央の寝首をかこうとずっと暗躍していたのだと思います。

    ちょうど、ランテが軍人の女性たちに対して「強い」という風に持っているくだりと書いていたところなので、少しびっくりしました。笑 私、なんだかんだ精神力では女性の方が強いと思っています。現実でも創作上でも。ランテは別枠ですが!笑

    シュアがどうなるか……とにかく、まずは命を取り留めないといけません。
    ですが、そうですね。これからどうやらセトを目指して進むようなので、落ち合えれば、北にとっても、セトにとってもプラスに働くかもしれません。
    セトとユリユについては、まだちゃんと書いていないので(セト自身も正確に把握していないところがあって)、色々と分かるのはもう少し後のことになるかなと思っています(もう終盤なのに!)

    そうですね。ランテが何とか頑張ってくれないと、前向きな完結にも向かっていけません。もっと頑張って!笑
    ランテだって、肩にかかる重圧はとても大きいんですけど、幸いなのが彼がけろっとしていることでしょうか。笑

    いつも読んでくださってありがとうございます。そして、竜クロ完結おめでとうございます。またすぐ読みに伺いますね!