編集済
テイトーーー!!無事で良かったーー良かったーーー。゚(゚´ω`゚)゚。ここ数話の盛り返しが本当に嬉しい読者です!
しかしここでエピソードタイトルが「憐憫」になっているのがなんだか印象に残りました。リハーツという作品が人の繋がりや心にスポットをあてて書いているのがよくわかります。うまく言えなくてもどかしいのですが、ランテがベイデルハルクに対して可哀想と思ってしまったことが、この作品の答えなのかなと思いました。人に恵まれなかったであろうベイデルハルクと、人の縁に恵まれ、他者を信頼できるランテが対抗関係にあるのがとても良いですね。いやほんと名作…っ!!
作者からの返信
ちょっと上向いてきましたよね! テイトとの再会シーンは本当はもっと時間をかけてやりたかったんですけど、この辺書くことが多すぎてざざっと色んなことが流れてしまうのが悔しい……!
エピソードタイトルは本当に悩んだんですけど、仰る通りランテがベイデルハルクに対して「可哀想だ」と思うことは、作品を貫くと言っても過言ではないほどの気づきなんですよね。ですので、それを取ってタイトルにしました。花さんの読みは深い!
そうなんです、恵まれたランテと、恵まれなかったベイデルハルクと。才の方は真逆なんですけど、人については本当にそうで。才に恵まれるのと、人に恵まれるのとでは、どちらが幸せなのか……後者だと思うんですけど、前者の人はそれにすら気づけないことがあるんじゃないかなと思うんですよね。ランテが言う「可哀想だ」も、ベイデルハルクは永遠に理解できないのだと思います。ここに、分かり合うことが不可能な溝があるのかな、なんて書きながら思ったりします。
Twitterでも少しお話したんですけど、花さんのコメントを読んでいると、思い上がってしまう! でも本当に幸福な気持ちです。ありがとうございます。大変なときにすみません。長いものを読ませておいて恐縮なんですが、どうぞごゆっくり、気ままにお読みいただければ……!
アージェがシブイですっ。
ただ助けただけじゃ、セトの心は助けられない。
アージェはセト自身よりも、セトの弱い部分を知っているんだなあと思いました。
ランテの気付き。
「ベイデルハルクは、周りに誰もいなかったから間違ったのかもしれない」
この視点はハッとさせられました。人の縁なるものを考えてしまいます。
永遠に正しい道を歩めない者と、間違っていたら正されながら歩もうとする者。
このベイデルハルクとランテの対比に、ロマンを感じちゃいました。
ランテはベイデルハルクに憐憫を感じ、逆にベイデルハルクがランテの性格を知れば、心の底からくだらないと軽蔑する気がしました。
それともランテのように、ランテへ憐憫を感じるかもとか思ってしまいます。
戦いの中で学んでいくランテが、ベイデルハルクと対面する所が楽しみですっ(・v・)
作者からの返信
そうなんですよね。セトはセトへの理解が一番足りていないような感じがします。笑 周りの人間の方が彼を正しく把握しているのは間違いなさそうです。
やっぱり一つの脳だと、ときどき誤ると思うんですよね。それを補ってくれるのが周囲にいる人たちなのだと思います。
そういう関係性の人間を作れるか、そしてそういう人たちの意見を聞き入れられるか。歴史上で正しい行いをしてきた人たちは、そういう才を持っていたのではないかな、なんてよく考えます。
ベイデルハルクは、そうですね……軽蔑も憐憫も抱くような気がします。彼の根底にあるのは驕りなので。ランテは驕りからというよりは、同情というか……オレだったらそんなの絶対嫌なのに、という意見からのものかなと。
もうすぐ対面することになります。そこである事実も明らかになります。かなり最近のところまで追いついて来てくださって嬉しいです。ここまで大変だったと思うんです……本当にありがとうございます!
ここでテイトが戻ってくるとは!
セトの背負うものが少し軽くなって、私もホッとしました。
そしてベイゼル可哀想に、微笑ましい気分になりました♫
そう、彼は裸の王様です!(言い過ぎ)
ランテは自分が思うよりもちゃんと多くを見渡していると思う。
目指すべき世界をベイゼルは間違ってしまった。そのことに気づけないままいることに、回りも同調してしまっていることが哀れだなと。
この世から悪が滅びれば世界は良くなると考えて人々を粛清している人が、実は自分のしていることは悪だということに気がついていない。そんな人もいるのだろうなぁと思いました。
作者からの返信
テイトと合流できて、本当に良かったですよね。彼がどうにかなってしまっていたら、さすがにセトも立ち上がれなかったかもしれません。
ランテ、まさかベイデルのこと憐れむようになると思っていなくて、私もここちょっと笑っちゃいました。笑
人間って一人だと限界がありますから、やっぱり間違ったときに正してくれる人が傍にいるかいないかって大きなポイントなのかなって思います。
それに気づいているだけでも、ベイデルとランテなら、ランテの方がより多くのことを見渡せていることになる気がしています。
なんだか、人間って自分こそが正しいと思ってしまうと、そこで終わりなんじゃないかなって、最近思います。
だから、ランテたちも正しいことをしているんだって気持ちに支配され過ぎないようにはしないといけないのかなって。中々難しいことですけどね!
また続きを読んでくださってありがとうございます! とても嬉しいです!
ハリアルさん、潜むとかそういうこともできたんですね……びっくり。そして、あれだけ頑なだったセトさんが素直になったのにも二度びっくり。やっぱり北の人たちは扱い心得てますね。アージェの言にも納得です。
少数精鋭の斬り込みで、決着とまではいかなくても決戦にはなるでしょうし、ここでユウラを取り戻せれば……とは思いますが、もう一悶着くらいありそうですよね。
ユウラさんも気になりますが、聖女……セトさんの母親は今どこにいるんでしょうか。ベイデル氏たちが彼女を人質にしないところ見ると、白都が消滅したとしても安全な場所にはいるんでしょうけど。セトさん周りだけずっと心配が尽きないですね!
作者からの返信
ハリアル、本当は相当な努力をした上に策をめぐらせて潜んでいたんですけど、私の頭の限界と、尺の都合でその部分がカットになってしまいました。書きたかったんですけどね……
セトはハリアルの前だと多少素直になるのと、やはりアージェの言い方も上手だったのだろうなと思います。セトとアージェは割と相性が良くて。物事を深く考えはしないけれど要は得るアージェの在り方が、セトには居心地がいいんだと思います。
確かにセト周りはまだまだ不安がたくさん残ってますね……
意識したわけではなかったんですけども。そう考えると、セトって本当に不運だなと思います。
ユウラのことも、ユリユのことも、どうにか解決できればいいのですが。
その部分も、頑張ってもらわなければいけませんね。
今話も読んでくださり、ありがとうございます! いつもたくさん考えていただけて、とても幸せです。
相手を気遣い労る、優しい言葉を掛ける。それだけが優しさではないなと、後々のことを考えるとここで、きっちりケジメをつけさせ、セト自身が持つ蟠りを減らす。
アージェの言葉は、セトをよく知っているからこそ、そしてセトがやったことを許している、気にしていないと直接言うより強く感じられます。
ランテがこのやり取りで、自分の至らぬところを反省するのが素直で、まだまだ人として強くなっていくのだろうなと感じさせてくれます。
北の支部の面々を中心とした人と人の繋がり、その厳しくも強く、優しい絆を感じ、強いだけで人としては孤独なベイデルハルクに哀れみを感じる。
この対比がここからのランテたちの躍進に期待をさせてくれます!
作者からの返信
人への寄り添い方って、いつも同じやり方じゃ上手くいかないんだなというのを常々感じています。
でもどんなに考えても、正しいやり方が何かなんて分からなくて。だから、それぞれの得意不得意を補い合いながら、その場面で最も適切な対応ができる人が動き合うのが理想なのかな、なんてよく考えます。
ここは、アージェが一番セトを理解できるシーンだったのかな、と思います。
ランテ、こうやって素直に考えを改められるところが一番の強みですよね。
私自身は頑固ところが大いにあるので、ランテを見習っていきたいと思います。
はい。ランテたちの在り方と、ベイデルハルクの在り方はまるで違う。
その在り方の違いが、何かの突破口になればいいんですが。
いつも丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。とてもたくさん元気をいただいています。
テイトーー!! お帰りなさい。
もういきなりの登場にセトさんが力抜けるのがわかる。ほっとした。
温かな会話がいつもの北の空気になるようで。
でも、ユウラさんはどこに……。ユウラさんがいないとやっぱりしまらない。
相手を真に思うことって難しいですね。
こちらが思うことが押しつけだったり、違うことだったりするし。
それは本人とのすり合わせなんでしょうが。
と、いよいよ白女神と対決することに……。
続きを待ってます。
作者からの返信
なんか何度も言ってる気がするんですけど、ヤケザケさんが「!」つけてくださると嬉しいんですよね! ありがとうございます。
セトももう本当は立っているのだって辛いくらいですから、テイトの姿を見た瞬間に一旦糸が切れたようになってしまったんでしょうね。
はい、北らしい雰囲気になって来たのはそうなんですけど、ユウラがまだいません。
ユウラがいないとしまらない、という言葉は、私の方が何だか嬉しくなっちゃいました。ユウラがいてこそ、なんですよね。そうなんです……ああなってしまったんですけど……
結局もう、意思疎通しかないのかなとは思います。自分も相手も違う人間だから、自分にとっての最善が相手にとっての最善とは限らないけれど、言葉にしないとそれは確かめられないわけであり。
ランテだって、セトのためを思っている訳ですから、間違ったことではないと思うし、セトだってちゃんとそれを酌んでいるとは思いますけども……
はい。いよいよです。またここから忙しくなっていく……
いつもすぐに読みに来てくださって、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
テイトがっ。よかったー!
セトと和解出来て、いよいよ対中央戦の開始だ。
でも、ユウラは? セトの体調も良くないみたいだし、気になるところはまだまだある。
作者からの返信
割と早いうちにまるっと収まって良かったなと思っています。大体ハリアルのお陰です。彼がいてくれてよかったです……
本当はもっと苦難があってもよかったと思うんですけど、やはり私自身が中央戦はある程度メインメンバーを加えて書きたいという思いを抑えきれず……やりたいことやれるのが創作のいいところですよね、という逃げ口上で言い訳しておきます。笑
そうなんです。まだまだ、気になるところはたくさんあり。
そのうちの一つには次話でお答えできるかなと思いますが、少しずつ書いていきますね!
毎話欠かさず読んでくださり、感謝がつきません。いつも本当にありがとうございます。
編集済
テイト、無事でよかったです☆彡
テイトやセト、ランテといった仲間同士の支え合いや、それぞれが抱える内面の苦しみが丁寧に描かれていて、特にセトの自己犠牲的な姿勢には胸が熱くなりました。
仲間への責任感や、自分の居場所を守るために無茶を承知で前に出ようとする姿が、セトの強さと脆さの両方を表していますね。
戦場という緊迫した状況の中で、リーダーであるハリアルの指導力や、敵であるはずのアージェとの淡白な会話も印象に残ります。戦いの中であっても敵味方を超えた人間らしい会話が交わされるのは、戦場の中に光る人間性を感じさせてくれて心に響きました。
最後に、ランテが感じた「憐憫」の感情がとても興味深いですね。周囲の支えがなく正しい道を見失ってしまう危うさを、敵であるベイデルハルクに見て、自分たちとの違いを考えるシーンは、彼自身が精神的に成長しつつあることを示しているように思いました。