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ちょっとこの章に入ってから止まらなくなっております(笑)四人で戦うシーンも好きなのですが、一人ひとりが別々の場所で戦っているのもたまらなく好きなのですよね。時には絶望し膝をつきながらも一歩一歩前進している様子がページを進ませます。少なくとも、ランテは少しずつ前に進んでおりますし!セト…はどっちの選択をするのかドキドキしますが、きっと二人で中と外から中央を攻めてくれると信じておりますぞ!多分この哀の章が一番しんどいのでしょうけど、私この章すごく好きですね(笑)
そして過去編もまたしんどすぎて!Ifさんの文章力がすごすぎてもう読者は拳を握りながら読んでおります(笑)
過去ランテが背中を切られてしまい、最期まで己の死を否定し続ける描写がすごく胸にきました。ランテはこの後も生きのびるのでしょうけど、こんな思いをしながら散っていった者達の方が多いはずですよね。最後まで生きようとあがいてあがいて、でも死神は容赦なく鎌を振り下ろす。こんな気持ちで死んだ名もなきモブ達の人生を思うと苦しくなります。いやなんか久しぶりに面白い戦記物を読んでるなぁ…感がすごいですね。今日はあと2話読んで終わりにします。コメントたくさんすみません(笑)
作者からの返信
展開はめちゃめちゃに重いところなんですが、話が大きく動き出すところではあるので、面白味を感じていただけているのが本当に嬉しいですー!
ランテは止まらずに歩けるタイプで、本当に助かっています。私が彼の立ち位置なら、怖くて逃げちゃうかもしれません。
この章が好きだと言っていただけるの本当に嬉しい……書いてよかったと思えます。ありがとうございます!
過去って割に何してもいいやな感覚で書いていて(ひどい)、だからこそしんどくなっている部分もあるのかも……ランテとミゼの場合は、まだその先があるので余計に、思いきりやっちゃえー! って思った記憶があります。笑
文章力をお褒めいただけて嬉しいです! いやでもほんとカクヨムは皆さん美しい文章を書かれるので、私なんてまだまだではありますが、お言葉は喜びに変えて胸に綴じておきます!
本当に、戦争って当たり前のように人が死んでいくんですけど、それぞれにそれぞれの物語があったはずで、尊い命だったはずで、それがあっさりと失われてしまうところに空恐ろしさを感じます。
この物語をどのジャンルで区切っていいかよく分かっていなかったんですけど、戦記物って呼んでいいのだろうか……でもきっと花さんがそう言ってくださるのなら、戦記物と言ってもいいはず……! なんだか自信が出てきました。笑 ありがとうございます。
いえ、こちらこそ長い物語を丁寧に読んでくださり、コメントもたくさんくださって、本当に感謝しております! ありがとうございます!!!
やっぱりこうなるよねー、と思いながらも、過ったのはセトさんのことでした。彼とルノアさんはよく似ていると思うのですが、向こうのやり口も変わってないな……。でもこれで、ベイデル氏にあった時ランテがあれだけ激しく揺さぶられたのも、理解できた気がします。
ここまでされて屈さなかったミゼはすごく立派だと思うんですが、このあと、そして現状を見るに「良かったね」という結末にはならず、彼女はずっと自分の選択(それぞランテと出会ったことから)を悩み苦しんだのかと思うと悲しいですね。
ランテはそうならないようにと、最期まで抗ったんでしょうけど、記憶がなくなってたってことからすれば。
ここは過去ですが、現在もまた状況は最悪、ということで。
今度こそルノア(ミゼ)を泣かせない未来を掴み取れますように。
作者からの返信
そうですよね。この場面、どうしてもセトとテイトのあれを思い出す方が多いみたいで。
多分、ルノアとセトがよく似ているからこそ、同じ手を使ったのだろうとは思いますが、何回使われても嫌な手ではありますよね。正直やめて欲しい。
ベイデルハルクにランテがあれほど強い憎しみを覚えているのも、元々ルノアの平穏を奪ったことで許せなかったのもあるでしょうけど、ここで余計にその気持ちが増したのはきっとありますね……
抱えるものがとても大きかったゆえに、ミゼはずっと自分を殺すしかなくて、ここでもやはり自分を殺して一番したくない選択をしました。それでも手に入ったのは、望まない結果でしかなかったんだと思うと、本当に彼女の運命って悲壮だなと感じてしまいます。
そうなんですよね。過去も過去で最悪なんですが、現代も現代で最悪で、もう……
本当に。今度こそ何もかもが上手くいく世界を、ルノアに見せたいと思っています。優しい祈りを、ありがとうございます。
ご多忙の中、時間を割いて読みに来てくださって、丁寧な感想も残してくださり、ありがとうございます!
力なき正義は無力とは言いますが、実際にその歴然とした力の差を見せつけられると辛いですね。
クレイドに弄ばれるランテの悔しさが、本当に純にミゼを助けたいと思う気持ちを持って届かない剣が苦しいです。
守りたい人の為に身を呈し挑んだ結果が、自分の存在がミゼの足を引っ張る結果になる。このときの心境は、悔しさ、情けなさ……言葉で言い表せないものなのでしょう。
それでも最後までミゼを思い声を殺し、ミゼはその意図を汲む。訪れる死の中でも自身の死の恐怖より、残される人のことを思い、守りたいと願う。
立場や剣の強さとは違う、ランテの強さは、良くも悪くも死を否定するものを呼び込み今に至ることになるのかなと。
死に向かって沈んでいくランテの強い思いの中に、『笑え』があるのは凄いなと思いました。『動け』、『守れ』はありそうですけど、この言葉はとても印象に残りました。
作者からの返信
力が全然必要なかった国だったのに、突然力で国の覇権を争うような事態になってしまって。こう考えると、どんなに平和な国でも、やはり武力はある程度維持しておかないといけないのかな、なんて考えました。
気持ちがどれだけあっても、実力の遥かな隔たりは逆転できないの、苦しいですよね。心で何かが変わればいいのにと、本当に思うんですけども。
ランテ、とても苦しかったと思います。どうしても敵わないと分かっているから余計に……
こんなことしかできなかった自分を、一番彼自身が許せないのでしょうね。許せなくても、何もできないのが、また……
仰るように、ランテの心の強さは、今後に繋がる何かを生み出すことになります。
笑え、に注意を向けてくださって嬉しいです! そうなんですよね。そこ、ちょっと普通じゃない(というと語弊があるかもですが)ところだと思います。
何よりもランテは、ミゼの心を救いたいのがあって。そのために笑えば、少しはミゼが楽になるんじゃないかって思ってるんじゃないかなって……でも、なかなかこんな状況で笑えって思えないですよね。ここで笑えというのを、マイペースと言っていいのかはあれですけど、ランテらしさが出たところかなと思います。
いつも深く考察して読んでくださってありがとうございます!
功野さんとお話していると、色々もっと深めて書きたくなってきちゃいます。このやり取りで、たくさんインスピレーションをいただいている気がする……
ランテさんを人質にとられてなお、女神の力を渡さないという毅然とした態度をとるルノアさんに胸が痛くなります。
本当はランテさんを見捨てたくないだろうに。
ランテさん側もルノアさんを苦しませないように、悲しませないよう耐えるとは。常人の意思の強さじゃない。
ベイデルのいう、『神殺し』って、儀式の途中に乗り込んで女神を殺すつもりかな……。移す途中の精霊が暴走しそうで不安。
続きをまってます。
作者からの返信
ルノアも王族でなければ、こんな選択を迫られることなんてきっとなかったでしょうから、本当に立場というものは時に大きな枷となるな、と書いていて思っていました。
普通の町娘だったならよかったのにって、彼女は何度も何度も思ったでしょうね……
ランテは昔から心が強いのがあって、ここだって死にたくないだとか、助けて欲しいだとか思うのが普通だと思うんですけど、そこに考えが至らないのがすごいなと思います。
ヤケザケさん、本当に読みが鋭いですね! 実は仰る通りの展開になっていきます。
過去編もあと二話、はやく現在に帰ってきたい。笑
いつも読んでくださり、続きを待っていると言ってくださり、ありがとうございます!
ああ、ミゼは強いですね。そしてランテも。
ランテのために、ミゼはベイデルハルクに「立ち去りなさい」と言ったのですよね……。好きな人を見捨てねばならないのは、相当にキツイ。でもランテがそれを臨んでいるのが分かったから。
本当にとんでもなく憎たらしいですよ、ベイデルハルク!
なるほど、王の血を引く者でなければやはりだめだったと。でもミゼからは奪えるのでしょうか。どうやって奪うのか……怖い想像しかできません。汗
ミゼのために死をひたすら拒否し続けるランテに、強烈に魅せられますね。
『動け、立て、笑え、守れ。』
この声なき叫びに胸をえぐられます。
この強すぎる思いは、ミゼに届くでしょうか。ミゼの向こうにいる女神にも届くのかもしれないなと、ふと思いました。
作者からの返信
ここでそう言えた強さが、羨ましくもあり、物悲しくもあり……でした。
そうですね、ミゼはランテがそう望んでいたから、という部分も大いにあると思います。でもランテの方もミゼを苦しめたくないからそう思ったわけで……奥底の本心は死なせたくなかった、でしょうし、死にたくなかった、だろうと思うと、こう書いておきながら胸が痛みました。
きっと、というか絶対に、良い方法ではないのでしょうね……
本当にどうしてこんな奴をのさばらせてしまったのか!
ランテの心は本当に強くて、そんな強いランテだからこそ……なんですよね。
続きについてはここでは差し控えますが(もうご覧ですよね!)、私はランテの主人公らしさは一番に心の、というか感情の強さだと思っているので、そこに魅せられていただけて本当に嬉しいです。
いつもありがとうございます。支えられています。