応援コメント

【Ⅸ】ー2 混迷」への応援コメント

  • うぅん、なんとも苦しい展開……! セトの心中を察するとどうしようもなく辛いですね……( ;∀;)

    ベイデルハルクは自身の創りたい世界のために、ランテの力が欲しいのですね。そのランテの力はどこから来たのか、と思うのですが、ランテ自身なのか、ミゼが関わってランテに託されたものなのか。きっとそれがランテに時を越えさせたようにも思えて……。

    いやらしいですねぇ、ベイデルハルクは! ここから更にユウラを使ってセトを揺さぶるなんて。ベイデルハルクはの言はセトの考えてきたことを的確に突いてきていて、うわーうわーと思いながら読んでいました。セトがそれに抗ってくれていたので安堵していたものの、ユウラの幻影と声まで聞こえてきて、それがまたセトを揺さぶって。うぅぅどうなってしまうのでしょう。ユウラはあんなことを言わない気がするのですが、追い詰められたセトにはその判断をするのは酷というものですよね……。汚いぞベイデルハルク( ;∀;) 追い詰め方は一流ですよ本当に。

    っというか、え? たくさんのクスターさん!? うわぁまさかのクスターさん!
    よくぞご無事で、じゃないぃぃ!
    最近、予想外のことが起こり過ぎて! ドキドキです。人間を生み出すなんて、もう人智を越えた存在になってしまているのですかベイデルハルクは。いつもクスターさんばっかりになるのは何か理由があるのでしょうか。ベイデルハルクの趣味ってわけでもなさそうですが。笑 一人ください。

    作者からの返信

    どんどん追いつめられてしまっています。状況が状況ですから、どうしようもない状態で……

    なぜ世界を創り出すためにランテの力が必要なのか。これについては、そろそろ明らかになります。ここまで長くなっていてすみません!
    ご推測いただいている内容は、どちらも正しい、という答えになるでしょうか。その辺りもまた、答え合わせを待っていただけたら……!

    セトの精神状態が何ともなければ、あの揺さぶりも受け流すことができたのでしょうけど、今は……かなりダメージが大きかったと思います。頭の中でちゃんとこれが揺さぶりだと分かっていても。ここからしばらく彼の視点は出てこなくなるのですが、私も彼の情緒を掴みかねていた時期がありました。

    なぜかクスターが人気で、一人くださいとよく言われるんですがなんででしょう!?笑
    忠誠心には厚そうなので、確かに役には立つかもしれない?笑
    あ、そうなんです、なぜかクスターの姿にばかりなる……というのは、そのうち回収したい内容です。現在更新している箇所でもまだお披露目には至っていないのですが、そのうちに……
    本当に、人間まで作れちゃったら何でもありになりますよね。恐ろしい。

    いつも読んでくださって、本当にありがとうございます! 日々の励みになっております。


  • 編集済

    このエピソード、筆力がすっごかったです。セトの葛藤と苦しさと悲鳴と皮一枚で繋がっているギリギリの精神を文字だけで描き出すとは…!セトの苦しい心情が伝わってきて、読者も心を抉られました。ずっとずっとの所、文字の数が多すぎて涙が出そう(´;ω;`)
    まさかのクスター副官再登場に歓喜したのですが、本物ではないのですね…彼の死がかなり衝撃的だったので生きていたら良いなってちょっと思ったのですが、そう簡単にはいきませんでしたね(笑)いやでもこの戦いから離脱できたのはある意味幸せだったのかもしれません。
    というくらいに追い詰められた状況で。究極問題、ユウラテイトとランテを天秤にかけてる状態ですもんね…
    ユウラの幻、きつかっただろうなぁ…私もセトと同じく、久しくユウラの呆れ顔を拝んでいなくて寂しいです。
    こ、これは楽の章にいけば好転するのかしら…ドキドキ

    作者からの返信

    カクヨムは皆さん本当に上手くて、筆の方を褒めていただくことがそうないので、身に余るお言葉ですがとても嬉しかったです! この辺はすごくセトの情緒がガンガン入って来ていて、深く考えずに書けたシーンでした。そういうときの方が、考えすぎるよりよく書けることが多かったりします。笑
    苦しくても、それに蓋をするところがある人ですから、一旦蓋を開けちゃうと奔流のように出てきちゃうところがあるのかなーと思います。

    クスターが意外と気にしていただけていることにびっくりです!笑 ぶんさんにもちょっと気にしていただけていて、ちょい役だったのに! と驚きでしたが、確かに最期は不憫でしたものね。でも、はい、仰るように生きていても扱いは……と考えると、あれでよかったのかもしれません。

    セトは損得勘定できる方ではあるんですけど、仲間の命がかかるとどうにも駄目なようで。幻影で止めも入っちゃったので、彼にとってはここが踏ん張りどきですね。いつもなんですけど。笑

    好転がお約束できるかはー、ですが、どん底は今です! た、多分!笑

    丁寧に読んでくださって本当に書き手冥利につきます。ありがとうございます!

  • ああっ、ベイデルハルクの言う事はごもっとも。
    全てセトの押し殺してきた気持ち。
    自分で蓋をしてきた気持ちにするりと寄り添って、叩き起こそうとしているーっ。
    ただセトに言っている事実とはべつに、その裏で言っていない事実がたくさんあるようで、妖しさ満点の勧誘だと思いました。

    後半の、セトの無謀さを責める語りも凄いです。
    お前なんか、元からランテに必要なかった。
    お前のいらぬお節介のために、部下が二人犠牲となった。
    この責め苦はキツイっ。
    ベイデルハルクが、まるでブルドーザーのように感じてしまいます。
    ガツガツと、セトの心の壁を崩していくのが見えるようでした。

    そして最後にユウラ登場っ。
    希望、突き落とし、そんなの脱ぎ捨てて身軽になっちゃえ。
    この三段重ねの揺さぶりに、唸ってしまいました。
    闇の中でうずくまり、前にも後ろにも行けなくなったセトが印象的でした。
    (・v・)

    作者からの返信

    ベイデルハルクは多くの人を見て来ただけあって、こういうときに相手を揺さぶるのはとても上手ですよね。
    セトもぶれてはいけないと思いつつ、自分自身でも思ってきたことだからぶれずにはいられない。
    セトがベイデルハルクに従えば、ランテを軽く騙せるわけで、だからベイデルハルクもセトを動かすつもりで話しかけて来ているでしょうし……

    ブルドーザーというたとえに、ちょっと微笑んでしまいました。うちはとはつんさんらしいなと思います。こう、深刻な状況のときにふっと入る和やか(?)なワードがらしいですし、ちょっと笑えて素敵です。

    セトには多分、最後のユウラの声が一番堪えたんじゃないかな……彼、どうするんでしょうね。私はもう知っていますが、その先を書くまで、私には彼のことが全く分かりませんでした。それくらい、彼自身も迷子になっていたんだと思います。

    いつも丁寧に読んでくださり、ありがとうございます。

  • こんばんは!少しずつですが、いつも通勤時間やご飯作り中の楽しみに読ませていただいています。物語が緊迫している状況なので、肝心なところで時間がなくなっちゃう時のくやしさときたら……!笑 でも早く読みたいというワクワクも生まれるので、それはそれで楽しんでいたり笑 『2:うたかたの光』感想をまとめて失礼します〜!

    あっちこっちに話がとびそうなので、人物や場所関係でまとめさせていただきますね。

    *ランテメモリー
    ↑この呼び方をお許しいただけた(当社判断)ので、彼の記憶についてまとめて。ルノアが楽しみにしていたランテ家訪問、ついに叶いましたね。゚(゚´ω`゚)゚。ランテのご両親がもうそれらしすぎて……!くるくるとよく動くお母さんに、ちょっとお節介なことまで言っちゃうお父さん。素朴ながら、とても優しくて素敵なひとたちですね。少しの間でもルノアが楽しく過ごせていたのが見ていて幸せでした。本当の名前の愛称もランテがつけてあげたんですね。少々のことでは揺るがない信頼が覗けたような気がして、とてもほっこりする場面でした。けれどもやはり幸せな時は終わって、ルノアの婚姻を期に雲行きが怪しくなってきましたね……。ベイデルハルクや彼とつながっている城の一部なども登場してきて、若い二人の安全地帯がどんどん狭まっていくような気持ちがします。でもついにランテがはっきりとした思いを打ち上けた場面は「きゃああああ////」と一人悶絶しておりました。言ったあああ><!状況がシリアスなのでこんな外野はアレでしょうが、嬉しいものは嬉しいのです。よく言ったねえランテ!。゚(゚´ω`゚)゚。悲劇に向かうと分かっていても、二人のことを応援せずにはいられません。がんばれ……!

    *ランテとデリヤ(黒軍と北支部あたりも)
    うーん、やっぱり名コンビじゃないですか!(((o(*゚▽゚*)o)))黒軍との交渉はやっぱり穏やかにはいきませんでしたが、大きな犠牲を払わずに事を治められたのだから大したものですよね。メイラとイッチェ、白軍を憎む気持ちは相当なものだとは思っていましたが、それ相応の悲しい過去でしたね……。いつか手を取り合える日が来るといいんですが。
    久々のノタナさんで、なんだかこっちがほっとしてしまいました。こうして戻ってみると、手配書のおかげで一部殺伐としているとはいえやはりランテにとってのホームなのがよくわかります。4人で戻れなかったのがつらい……!>< けれど関係者たちにちゃんと希望が伝えられて、ノタナさんにも「行ってきます」がちゃんと言えてよかった。何も言葉を交わさずにそのまま別れてしまうのは一番辛いですものね。ちなみにマーイさんがなんだか癖になる感じで好きです笑 地味に報われて欲しい。
    なんだかんだ行って中央行きについてきてくれるデリヤさん、ほんと好き……。ルノアとも合流できて、なるほど誰も予想できない面子となりましたね。セトからの言葉はランテの胸を抉ったでしょうが、やっぱり立ち止まらない彼(でもちゃんと色々考えるようになったのも良い!)が大好きです。頼りになる二人が一緒ですし、このまま順調にいけば良いのですが。しかしセトとた、対立……!?いやだーー!!(ごろんごろん

    *セトたちと中央軍
    そしてこちらサイドもまた大荒れで……!セトのギリギリの心情がいつ決壊してしまうのかとはらはらしていましたが、ベイデルさんの企みと勧誘を受けてかなり危ういことになってきましたね。クスター副官、一体欲しいですというのは置いておいて、ここの大聖者の興奮ぶりがすごい迫力でした。これほどの力をもってしまっている人を誰が止められるというのか……!大聖者の言葉のひとつひとつが、セトが押し込めていた心を揺さぶるのがよく伝わってきて、負けないでと思う心と、ああもう楽になってもいいんじゃないという小市民な心がこちらも鬩ぎ合うという(;ω;)鋼鉄のメンタルをもつセトですが、壁にぶちあたって奮起するのには慣れていても、こういった柔らかで心地よいクッションをスッと出されるのには慣れてないんじゃないかしらって変な心配してしまったり。ユウラの幻影(?)も、本当の彼女ならこんなこと言うだろうかって疑問さえ湧かないくらい疲れ切っている彼にはインパクト大で、なんていうか本当に痛々しい……>< このまま堕ちてしまうんですか、副長ーーっ。゚(゚´ω`゚)゚。でもがんばれとは言えないくらいもう、がんばったのですよね……。切ない。

    シリアスで気の抜けない状況を継続しつつも、美しい記憶やランテとデリヤのやりとりが良い息抜きになり、この区切りまであっという間に読めてしまった気がしています。ランテもセトも踏ん張りどころですが、それぞれの強い意思が思わぬ形で衝突しないかただただ心配です。とにかくみんな生き抜いて、また笑顔を見せて欲しい……これはよくばりすぎかな泣 

    気を抜かずにこの先も楽しませていただきますっ!

    作者からの返信

    こんなに長い物語を、追いつこうと読んでくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます、幸せです!
    この節までが一番、物語において落ちるところだったので、憂鬱な気持ちにさせやしないかと心配しておりましたが、そのように仰っていただけて嬉しかったです。ちょっとだけ上り調子になって来たかな……ちょっとだけ……笑

    ランテメモリーって語感いいですよね! 私も気に入ってしまいました!笑
    お宅訪問、できちゃいました。この部分、普通のおうちってイメージを持っていただこうと思って書いたので、「素朴」というワードを出してくださってとても嬉しく思っています!
    こういうお家で育ったら楽しいでしょうね。ランテがランテっぽくなりそうな家庭を考えたんですが、それが結構楽しかったです。笑
    ルノア、本当にランテのことをずっと想い続けて来たんですが、はい……過去はやはり今のこの状況に繋がったとあって、幸せなままでは終わらず。
    でも、はい、ランテは真っ直ぐなので、色々一応考えはしたんですけど、結局心を伝えました! 嬉しく思ってくださって、なんだか私も嬉しいです……ぶんさんは本当に移入して読んでくださる。とてもありがたいです!

    この二人、なんだか皆さんにも好評で。結構相性がいいのかもしれません。実は私もノリノリで書いています。笑
    かなり危険な状態だったんですが、上手にやってくれました。ただここは、問題を先送りにしただけのようにも感じるので、ここからどうしていくかはまた考えないといけないところではありますよね。
    ノタナさんが出ると私もちょっとほっとします。ここのノタナさん、ちょと元気がないんですけど、それでもやっぱりノタナさんはノタナさんで。皆に優しくて、そうなんです、ノタナさんがいる限り、北支部の人たちはここをホームだって思えるんじゃないかなあ。ノタナさんも、ランテの言葉に救われたと思いますし、ランテもノタナが待っていてくれると思うと頑張れる気がします。
    マーイにも触れてくださって嬉しい……彼もなかなか面白い人で。出番が少ないのが申し訳ないんですが、また書く機会があるといいな……(覚えててくださって嬉しいです!)
    デリヤ、素直じゃないですけどしっかりついてくる気でした。笑 ランテが独りぼっちにならなくて本当によかったです。
    ランテ、ちょっとだけ変化球? 投げられるようになりましたよね。ちょっとだけですけど!笑 これも成長かな。ランテにはすくすく(?)成長していってほしいです。
    セトとどうなるかは、今後の経過にもよりますが、最悪そういうことになる覚悟だって決めないといけないかもしれません。本当に難しい局面ですよね……

    セトの心のHPが瀕死状態です。どうにか踏ん張ってもらわなければ……
    まさかのクスター欲しいです発言に驚いて、それから笑っちゃいました。笑 見た目はいいので確かに目の保養にはなるかもです。よ、よろしければどうぞ!笑
    大聖者は、ある意味でランテに似ているところもあって。なんだろう、これと決めたら真っ直ぐなところというか、一途なところだけは似ている気がしています。
    ランテ周囲に影響を与えるのと同じように、ベイデルもそういう面があるかもしれません。セトも割と意志は強い方ですけど、尋常でない二人に挟まれるとあくまで常人クラスの彼は揺れてしまうのは致し方ないのかも。
    セト、書いている私からしたら「もっと頑張れよ!」となるんですけど、読者さんからしたら割と強く映るらしく……鋼鉄メンタルに見えているなら、セトよく頑張っているな……と改めて。笑 私、セトに厳しくなりがちなところがあるみたいです。
    そうなんですよね。クッションは皆出そうとしているんですけど、それをやんわり断って来た彼なんですが、今の精神状態だと誘惑もいつも以上に強いのかなと思うんです。ところで、クッションの上でぽふっとできるの、めっちゃいいですよね。仕事終わりのクッションは魔境ですぐ眠らされる。笑
    幻ユウラとのシーンは、流石に書いていて私もちょっと胸が痛みました。確かに、もう楽になってもいいのかもしれません……

    たまには心を休めないと書いていけませんから……笑
    息抜きを挟みつつ、どうにか一番重たいところは乗り越えることができたかな、と思っています。
    私は救いが書きたくて筆を執っているので、その中で多少犠牲は生まれてしまうかもしれませんが、最後には笑えるようにしていけたらとは思っています! 思ってはいますとも!笑

    ここまでとても長いんですけど、本当に辛抱強く読んでくださって嬉しいです。ぶんさん、ありがとうございます。とても支えられています。

  • セトもやはり人間だったか……。
    いや、人間だと分かっていましたが!我慢強いし、痛みに強いし、頑固だから、ロボット的(笑)な感じしていました。けれども、やはり弱さと脆さも持つ、ひとりの人間なのだと。セトがベイデルハルクの手に落ちたなら、わたし「セト、どうしたの!君も人間だったのね!」と言ってしまいそう。
    セトがどうなってしまうのか、まだ分かりませんが、ランテならきっと大丈夫な気がします。こういう状況になってみると、ランテの安定感が素晴らしいですね。
    ユウラのセリフ、そんなことユウラ本人なら言わないよねぇ。セトくん、君は諸々の疲労のあまりユウラを見失っているようだね。すべてが終わりになり一段落ついたら、ユウラとお付き合いをして、甘え方と真の信頼関係を学んだほうがいいと思いまーす!

    コメントが軽いですね。すみません。

    作者からの返信

    セトは本当に弱みを見せたがらないだけで(弱みを見せると心配させてしまうから)、実はあまり強いわけではないんです。弱くはないんですけど……
    ここまでランテたちを引っ張って来たとき、自分が大体全部決めてきていましたけど、一人になると不安で仕方なくて……って時間を過ごしていたと思います。
    「君も人間だったのね!」には少し笑ってしまいました! それ言われたらセト、どんな顔するだろうなあ。

    ランテのことを信じてくださってありがとうございます。そうなんですよね。ランテなら、何とかするんじゃないかって思えるところがあって。

    そうなんです。ユウラなら言わない。絶対言わないんですよ……それが分からない彼ではなかったんですけど、もう大分参ってしまっているようで。
    そうですね! お付き合いできるかはともかく、誰かに甘えること、もっと知った方がいいと思います。そうじゃなければ、仰るように信頼関係なんて本当の意味では築けないと思うので!

    いえいえ、明るい気持ちになれるので、私はそわ香さんのコメント大好きです!
    いつもたくさん書いてくださってありがとうございます! とても嬉しいです。

  • これはしんどい展開ですぞ。
    ただでさえセトさんボロボロなのに、その状態に更に追い打ちをかけるようなことを……
    揺らいでしまう気持ちも仕方がないと思います。
    もう助けられないかもしれないと思っていた大切な人を、救う手段があるのかもしれないと思ったら、手を伸ばしてはいけないと思っていても伸ばしてしまいますよ。
    セトさんが何を選んだとしても、誰も責められないと思います。

    ユウラさんの「助けて」という言葉に余計に胸を抉られましたね。
    彼女も本当は助けて欲しいんでしょうけど、ユウラさんはセトさんを苦しめてしまうようなことを言うかな、と思いました。彼女は仲間を犠牲にしてまで助けて欲しいなんて言わないような気がするのです。
    でも、言わないことが分かっていても、嘘だと分かっていても、この言葉は心揺れますね……

    作者からの返信

    ここのところ、しんどい展開ばかり読ませてしまって申し訳ありません……
    そうなんですよ。セトはもう限界で、限界状態の時にこれを言われてしまったら……
    彼がどう考えるかは先まで明らかにできませんが、少なからず極端な結論に至ってしまう可能性があると思います。
    そうなんですよね……天秤に乗せられたのが、自分ではなくユウラのことだったので。
    どうしていいか分からなくなってしまうの、本当に、無理のないことだと思います。

    「助けて」は、そうですね……ユウラは助かりたいとは思っているでしょうけど、それをセトに「助けて」という形で伝えるかと思うと、恐らくNOなんですよね。
    ユウラ自身強がりですし、誰よりもセトには一番負担をかけたくないと思っている節があるので。
    そして仰る通り、仲間を犠牲にしてまでというのは、絶対に望まないと思います。
    でも、そうなんです。セトは大いに揺れると思います。普段の彼ならさておき、今は正気でいることもやっとな状態ですから……

    たくさん読んでくださって、ありがとうございます。


  • 編集済

    分かった。
    分かりました。
    もう辛すぎて辛くって、自分もセトと一緒で頭の中ぐっちゃぐちゃで何がなんだか分からないので、仮にあれがベイデルの作り出した幻だったとしても、もう自分はあれが本物のユウラで本心の思いをセトに言っているのだと解釈することにします。

    最初、中央ってそんなに甘くないと思ってたんですよ。仮に屈服して協力したところで、用済みになったら消されるだけかと。でもベイデルさんって意外と優しいんですね! こうして情報をセトに与えてくれて、ユウラを救う道も示してくれて(あれ?でもそもそもユウラを証持ちにしたのって中央……。なんかマッチポンプ臭いけど細けーことはいーや!)。

    ベイデルの語る『全てが意のままになる世界』には、きっとセトやユウラの居場所がある! 誰が何と言おうと自分はそう信じます! ベイデル優しいから、きっとセトとユウラには全てから解放された幸福が待っているはず。ベイデルも言ってますけど、なんたってセトは聡いからそこんとこ分かってるはず。







    …………ユウラが仮に正気を取り戻したときに、命を賭して守ろうと決意したランテをセトが売ったこと、しかもセトをそういう行動に走らせた原因がユウラにあると知ったら……。彼女は何を思いますかね。
    また、あるいは他のシナリオとして、セトは決して屈さず、力を求めて誓う者になる方法を発見し、ユウラが正気に戻ったとき、すでにセトは完全に人ならざる者に……。

    お互いを思い合って、慮り、庇い合い、守ろうとして最良の行動を取っているつもりが互いの心をぐりぐりとえぐっていく、いつまでも続くすれ違いの蓄積、終わらない悲劇の連鎖、良いですよねぇ……。

    作者からの返信

    すみません、こう言っていいのか分からないですけど笑っちゃいました。いや、だってねえ!
    こうして崇拝者が生まれていくんですね……私も一緒に中央優しい最高妄信します! になってしまおうかな。
    ああベイデルハルク様! あなたの夢が私の夢です! さあ何なりとお申し付けください! あなたのために何だって叶えてみせましょう!

    とまあ冗談は置いておいて、やり方汚いですよね、中央。
    苦しくて辛くてどうにかしたいのに、どう足掻いても八方塞がりで、楽になりたいけど死んで逃げることもできない性格の人には、効果覿面だと思います。
    自分だけじゃなくて、仲間を楽にできるっていうことをちらつかせてくるのがいやらしいですよね。嘘か本当かはさておき。
    相当参っている状態で、セトにこれがどう聞こえるか……おそらくは妄信できるほどじゃないところが、彼の不幸なところだと思います。
    だからこそサクットさんの言う通り、「頭の中ぐっちゃぐちゃ」になっちゃうのだろうな、と。
    疑念を持ちつつ、それでもこの言葉に賭けるしかないと話に乗るのか、それとも、信じてはいけない、何とか自分で他の道をとなるのか。
    私も話を先に進めるまで、セトが何考えているのか全く分からなかったんですけど、最近再登場して、ようやく理解できました。

    ユウラがもし正気に戻ったら。めちゃくちゃ複雑な心境でしょうね。
    そもそも、セト→ユウラの感情がユウラ視点これまで分かりづらかったのがあって、こんなにも自分のことを重んじてくれていたのか、っていうところはいずれにせよ驚くところかもしれません。ユウラの洗礼を知ったときのセトの荒れようを、間近で見ていましたし。
    私は救いの物語を書こうとしているはずなのに、どうしてこの二人はこうやっていつもすれ違っていくんでしょうね! 中央に来てからはともかく、それまでのことは割とセトに非があると私は思っているんですけど、最近ちょっとセトもかわいそうすぎて責める気になれなくなってきました。
    行きつくところがどこになるかは分かりませんが、多少なりとも、どこかで二人が報われる形になればいいな、とは思っています。思いはしていますとも。

    この二人のことを、ずっと気にしてくださっているのは知っているので、本当に焦らしてしまって申し訳ありません。もう少ししたら……もう少ししたら出てくるので……(私の「もう少し」基準ちょっとおかしいかもしれませんが)

    なんだかもう本当に、サクットさんには感謝が尽きません。ありがとうございます。私は幸せ者だと思っています。こんなにエネルギーをもらってしまっていいのだろうか……

  • あー、切り札はそっち側か! 究極の選択に見えますが、現状あまりにも手札の数に、差がありすぎて……。
    ただ、こんなこと言うとアレですが、セトさん一旦頑張るのやめてもいいと思うんですよね。大聖者の甘言に乗せられちゃってもいいと思うのです。そんなことで楽にはなれないですが、たとえ敵に回ったとしてもランテがセトさんをあきらめることはないだろうし、ぶん殴って正気に返してくれるだろ、なんてランテへの多大なる期待に基づいて、ではありますが。(笑)
    冷静に考えれば、大聖者は今できると言ってるわけではなく、ランテの持つ力を手に入れればユウラを戻せると言ってるわけですね。つまり、ランテが力を使いこなせるようになれば万事解決なわけです。ヤッター!
    今のセトさんはそこまで思考が及ばないかな、とは思いますが。しろさんはテンション上がってきました、どん底なのに。

    ベイデル氏のやってきたことは、無辜の民に多大な犠牲を強いる許されざる行為の積み重ねなわけですが、今話見てちょっと憎めなくなってしまいました、どうしよう。
    神様の決めた理が気に入らないから、むしろ私が神になる、みたいな飛躍的思考だと思うのですが、振り切れすぎてて嫌いじゃないです。いっそ作家か吟遊詩人であれば、幸せな人生を送れたかもしれませんね。なまじ権力者として生まれついてしまったために、中途半端に手が届いてしまい、固執しちゃって……。
    ランテは、精神性が普通の少年なのに神様級の力を持ってしまったという対称的な在り方も、面白い。そりゃ、互いにわかり合うことは難しいでしょうね。そして、そんな規格外二人に好かれて板挟みにあってるセトさん、やっぱりつらすぎです。甘言に乗ってもいいから、闇堕ちだけはしないでほしい(ノ_<)

    読み遅れ気味ですが、いつも楽しみにしております^ ^

    作者からの返信

    戦える状況にないですよね。こっちはむしろカードがない状況で、ベイデルハルクはたんまり持っている状態ですから……
    頑張るのをやめてもいい、というお言葉をいただいたのは初めてで、何だろう、ちょっとほっとしたところがあります。これはセトの心情が流れてきているのでしょうか?笑
    どうにもならない、選べる道がほぼ皆無な状況で、それでもどうにかしないとって思うともう、辛くて仕方ないと思うんですよね。
    だからもう、しばらく思考を辞めてしまっていいのでは、というのが、もしかしたら今セトが消耗せずに済む唯一の選択なのかもしれません。
    ランテに期待していただけているようで、嬉しいです。そう、ランテがセトを諦めることはないので、そうですね、セトがどうにかなってもきっとランテがどうにかしてくれると! 思います! 多分!
    仰るように、ベイデルハルクはランテの力があれば~的なことを言っているので、ランテが頑張ったらいけるのでは? というのはそうですね!
    ヤッター! になんだかちょっと嬉しくなりました。笑
    セト個人で言うともうちょっと底が遠くにあるんですけど、物語的にはどん底は今だと思うので、ここから頑張ってあげていきますね! 私は救いを書くのが好きなんだ! ほんとです!笑

    ベイデルハルク、面白い思想の持ち主ではあります。なんだかんだ、独裁者としては大成するお人ではあるんだと思います。
    ここまでの力を持っていなければ、好き勝手やってそこそこ国を栄えさせて、後代を結構困らせて終わるくらいだと思うんですけど、身分に加えて力も持ってしまいましたからね……
    作家か吟遊詩人、というのはちょっと笑っちゃいました! ベイデルハルクが吟遊詩人になったところはちょっと見てみたい。
    確かに想像力はきっと豊かでしょうし、面白い話が作れそうですよね! えー、いいかもしれない。どうしてそうならなかったのか!笑

    ランテとベイデルハルクの在り方は、はい、仰るように正反対なんですよ!
    絶対分かり合えない二人ですね。この先に論を交わす場面があるんですけど、平行線でした。笑
    セトも頑張ってるんですけど、この二人の間にいると、ね……
    相当心のバランス崩しそうですけど、きっと堕ち切りはしないと思います。狂いきれないところがまた苦しみを生むんでしょうけど、そういう星の下に生まれたんですかね……

    しろさんからのコメント、本当に読みが深くて、毎度毎度ありがたく頂戴しています。本当にありがとうございます! いつも読むのが楽しみです。


  • 編集済

    どんなに屈強な精神力を持っていても、崩れ始めると、脆く止まらないものなのだなと。

    セトを絶望へ落とし、弱りきったところで希望を見せる。それも圧倒的で尚且つ現実的な希望を。

    人の心を知り尽くしていないと出来ないですよねこんなの。ベイデルハルクの個人としての恐ろしさを見せつけられました。

    ユウラの幻はセト自身が見てしまったのか、これもベイデルハルクの策のうちなのかは分かりませんが、こんな言葉を掛けられたら正気など保てないでしょうね。

    セト戻ってこれるのですかね……震えながら続きを待っています(>_<)

    作者からの返信

    セトは強靭かといわれると、忍耐力はありますけど強靭ではないような気はします。
    本当に心が強いなら、ここで踏ん張れると思うんですけど、ちょっと駄目でしたね……

    ベイデルハルクは長く生きたためか、本当に色んな手管を持ってらっしゃって、やっぱりちょっと生きたくらいの人間じゃ太刀打ちできないのはきっとそうなんでしょうね……

    これは、実はベイデルハルクさんの作ったものです。
    解釈どっちにしていただいてもいいな、と思っていて描写では触れていないんですけど、ベイデルハルクへのヘイトを高めるためにコメントでは言っておこうかと。笑

    戻って来れるといいんですが……実は次にセトが出てくるのは、ランテと再会するときです。そのときどうなるか、待っていていただけると幸いです。
    いつも読んでくださり、本当にありがとうございます! 今週さぼりまくってしまったから、頑張らないと……

  • セトさん、ベイデルハルクさんの言うことなんて聞いては……。
    セトさんも気を張っていたけれども、精神は限界まできているのだろうな。
    ランテさんの力でユウラさんが元に戻れるなら、ランテさんがやってくれるよ。
    ベイデルハルクは、ヘビのようにまきつくようにねちっこく賢い。セトさんの心の中を読んでいるよう。

    これで、ランテさんとデリヤさんと当たるのはやだなあ。
    ひぃいと思いながら、続きを待ってます。

    作者からの返信

    本当に……ここで揺さぶられてちゃだめなんですけどね。
    仰るように、ちょっともう気持ちが強く持てない状態なんだと思います。
    どうにか踏ん張って欲しいんですけど、厳しいのかもしれません。
    ベイデルハルク、そうですよね、ねちっこいやつなんです。いい加減やめろって言いたいんですけど、まだまだしつこく関わってきやがります。

    この状態でランテ+デリヤと対峙して欲しくないですよね。
    どうにかメンタル立て直して欲しいですけど、一人でどこまで戻せるか……

    いつも本当にこんな展開ですみません! 毎回追いついてくださって、励みになっています。ありがとうございます。