応援コメント

【Ⅶ】-2 遺志」への応援コメント

  • 一気に色々な事が繋がりました。
    幻の街で孤独に戦い続けるイベットの生き様が物悲しくも勇壮であり、胸に迫るものがありました。
    セトの生い立ちは、悲しいものだったのですね。子どもに罪はないとはいえ……。

  • 世が世だったら、セトはユリユとイベットの子として幸せな人生を歩めたのかもしれませんね。まぁ、その時は私たちが知っているセトではないのかもしれませんけど……
    このパートは読み返してみても辛いですね。もう3人が不憫で不憫で、ゆえに米ドルへの敵愾心が上がるのですけど(+_+)
    とはいえ、このお話で幸せな生い立ちをもったキャラはほぼいないのではないでしょうか?
    だからこそ皆心根は優しいのだけど、不器用な事しかできないのかな……なんて思ってしまいました。

    作者からの返信

    そうですね。悲しいのは、セトがこの形で生まれていなければここには存在していなかったことなんですよ。生まれながらにして彼は結構詰んでるんですけど、それでも生まれて来れたことだけで幸せだと言われたらそうかもしれないのが、余計辛いような感じです。

    ランテは幸せな生い立ちではあります。その後いろんなことに巻き込まれていますけども。あとユウラも両親が病死する前までは幸福でしたし、テイトも親はちょっと悪いことしてますが裕福な家の出で、恵まれてはいました。

    ずっと平穏に生きて来たという人は、確かにメインキャラにはいないかもしれません。どうしてもキャラクターがなぜそういう性格になったのか、という部分に背景を絡めたがる癖が私にあるので、波乱万丈になりがちです。

    そうですね。だからこそランテの素直さが目立つのかもしれません。家庭環境って、思った以上に大事なのかも。

    いつもありがとうございます!

  • ランテの苦しい気持ち、辛いですね。本当に、自分が何者なのか分からないのって怖いことなのでしょう。それでもなんとか前へ進もうとするランテは、すごいです!
    ユウラがうまくフォローしてくれて、ほっとしました(^^) ユウラは言いにくいこともズバッと言ってくれるし、心根は優しいので、こういう時は彼女の出番ですね!

    ワグレの町の幻惑、もうそこにないと分かっているものを前に、気分は複雑ですよね……。でも空も空気も匂いまで再現しているのはすごい。さすがの力です。イベットさん。三年も頑張っていたんですね。すごすぎる……。
    二人きりの王国軍、ということですが、もう一人は……まだ未登場ですかね。はっ私、もしかして見逃していますか(;'∀')!?

    セトの生い立ちは驚くべきものでした。最初はイベットさんが実はお父さんなのか、と思いながら彼の話を聞いていましたが、どんどん雲行きが怪しくなってきて、終いには、え?え?ユリユさーん( ;∀;)!! あぁなるほどこれは酷い。セトがあんな暗い目をしていたのも頷けました。ユリユさんを見つけたイベットさんは一緒には暮らせなかったんですね……。むぅ。ユリユさんが拒否してしまったのかなぁ、それともイベットさんが受け入れられなかったのか……そんな人には見えないんですが、いや、その時はどうだろう……。セトは自分のせいで、って思っていたのが、一番つらかったです。

    ここでフィレネさんのお家が出て来るとは! 彼女も今後絡んで来そうです。
    『ラフェンティアルン王国記』イベットさん一族が代々この書物の解読に人生を捧げてきたのはすごいことですね。その中身を読んだら、大陸を元の正しい姿に戻そうということになったんですね。王国という名の、王国説を広めるための組織を結成して、その拠点がワグレ。それで中央に灰に帰された。中央が彼らを恐れたのがよく分かりますね(;'∀')

    始まりの女神ラフェンティアルンは、神教が仰ぐ命の神と同じ。その教会が白軍中央本部と癒着するとは、教会の中の信仰も揺らいでいるのでしょうか……。手に取れるものとして【実現】された本を読めば、白女神と黒女神が生まれた経緯や様々な謎が解けると。おぉぉ確かにそれは超貴重品! ぜひ読みたい! テイトはふらふらですが、なんとか頑張ってください(鬼)!

    ここからはワグレ脱出ですね。
    皆が無事に逃げきれて合流できることを願っております!

    作者からの返信

    自分自身が分からないときって、一番不安なんじゃないかなと思うんです。
    ランテの場合は本人が持っている気質と、それから周囲の支えによってどうにか進んでいけてますが、私だったら参ってしまっているような気がします。
    そうなんです。ユウラのずばずば物を言う性格、私はできないことなんで、毎度すかっとしながら書いています。笑

    イベットは本当の本当に、一人でよく頑張ってきたと思います。誰も話せる人もなく、周りは敵だらけ……一日で参ってしまいそうな中で、本当に良く踏ん張りました。
    いえ、もう一人はまだ未登場ですね! かーなり後になると思います。それまでに皆さんが忘れていないか心配だ……笑 本当に長い物語になってしまっているので……

    ユリユ、大変な目に遭いました。もちろん私は彼女と同じ目に遭ったことはないので、どれほど辛く苦しいかは想像しかねる部分もあるのですけど、どんな思いで子に接していたか……
    ユリユとイベットの二人は、どちらかというとユリユの方がイベットを拒んだような形になりました。
    セトは結構自罰意識が強い方なので、どうにも自分に矢印を向けてしまうんですよね。もっと開き直れたら、彼も楽に生きられたんでしょうけども。

    フィレネも実家のことがあるので、この件に関しては他人事ではいられない立場です。本人に使命感もありそうですね。
    イベットたちも自分たちが研究を進めたらどうなるか、と考えなかったわけではないんでしょうけど、使命感の方が勝ったみたいです。でも大きな動きに移る前に中央は潰しに来た。何だかんだ中央も上手い動きをして来ますが、仰るように恐れゆえだと思います。

    王国が存在した証拠は、そのほとんどが闇に葬られてしまいましたが、こうして新たな証拠を作り出せたら……またそれが次の一歩に繋がるかもしれません。どうしても味方を増やす必要があるので、この大事な証拠を、何とか大勢に見せたいですよね。

    脱出戦です。まだまだ気は抜けません。頑張ってもらいます。
    いつも丁寧に読んでくださり、本当にありがとうございます!

  • セトさん…お母様の件、すごく辛かったでしょうね(/_;)なんて残虐なことを…!!
    新たな指針が出てきましたが、目的地が白軍と黒軍の激戦地とは、またなんとも危ない場所に…皆大怪我しないでくださいね(特にセトさん)
    歴史は勝者が紡いでいくという言葉がありますが、まさに一国の歴史を垣間見た気持ちになりました。どう物語が進んでいくのか、引き続き追いかけたいと思います(*^^*)

    作者からの返信

    彼自身は何も悪くないのに、生まれたときから罪の意識を持たざるを得ないポジションに立たされるの、本当に不憫でなりません。彼も彼で割り切ってしまえればいいんですが、なかなか……

    また危ない橋を渡らないと行けなくなってしまいました(本当セトは危なっかしいですからね!)
    そう簡単に休める状況にならないの、皆大変ですよね。たまには息を抜いてくれるといいんですが。

    歴史のことについては、深くは触れないんですけど、本当に、勝った人が都合よく作っていくんですよね……今伝わるものもそうなんだろうな、と思いながら。ファンタジー書いていると、世の中の在り方についてよく考えます。大げさかもしれませんが!笑

    ご多忙の中立ち寄ってくださって本当に嬉しいです! ありがとうございます!

  • セトさん出生の秘密が明らかに……!
    生き急ぐというか、自分を省みない生き方をしてるのはお母さんに対する罪悪感からくるものなのでしょうか……。
    新たな真実が浮き彫りになっていきますね!

    作者からの返信

    セトの背景は想定していたより早く書くことになりました。
    そうですね、母への罪悪感と、あとはもう一つ理由があるのですが、それは少し後で明らかになります。
    長い物語を、ここまで追いついてくださってありがとうございます。とても嬉しく思っています!

  • こんにちは。
    セトの生き急いでいる理由が分かって……自らの出生により母を苦しめたことを悔い、自分を痛めつけているような、それだけではないのでしょうけれど……心が重いです。
    白女神・黒女神、そしてはじまりの女神。また世界が広がって、そして輪郭を少しずつ成していく過程が心地よいものの、その道筋には様々な人間の迷いや憎悪や哀しみが満ちていますね。ランテ達の先に灯は点るでしょうか。そして真相が明らかになればなるほど、皆何のために戦っているかが分からなくてっていく気がして……苦しいものですね。
    またゆっくりですが拝読します、楽しみをありがとうございます……!

    作者からの返信

    たくさん読んでくださってありがとうございます!

    セトのことは、セト自身に非は全然ないんですけど、だからこそどうすることもできなくて苦しんでいるところがありそうです。

    私は情報を頭の中で整理するのが苦手なので、小出しにしているんですけど、読者さん焦れたりしないかな……と不安だったので、心地好いといっていただけたのは素直に嬉しいです! ありがとうございます。

    ただ、はい、一筋縄ではいかない背景があって。抱いている感情もそれぞれですから、簡単に解決、というわけにはいかなさそうです。
    本当に、なんのために戦っているのか。それが見えなければ苦しいでしょうけれど、今の道にあるものが、命を懸けられるに足るものならいいですよね。

    本当に長い物語ですので、くれぐれもご無理のないように……でもいらしてくださって本当に嬉しいです! こちらこそ、温かいお言葉、ありがとうございます!

  • 癒しの呪は、別の女神によるものだったんですね。そして、やっぱりセトさんは出生が……。だから無茶をするのでしょうか。抱えているのは、罪悪感なのでしょうね。
    王国説の真相が明らかになったことで、ランテとルノアについても大きなヒントが出てきたような気も。何にしても今は、この局面を乗り切らなくてはいけないわけですが!

    作者からの返信

    はい、三人目の女神の力でした。三人目というか、本来は一人目というべきなのだろうか……
    セトが捨て身になりがちなのは、実はまだもう少し理由があって、それはまた数話先で明らかになります。
    罪悪感も根強いですけど、そちらの理由もまた重くて。気にしなくていいと私は思うのですけど、本人にとってはそうは思えないようです……
    ランテとルノアについては、はい、ここでまた多少の情報を撒いてあります。本当はばっと出してしまいたいのですけどね! 作者の方が焦れてしまって。笑

    はい、難局、頑張って乗り越えてもらいます。
    皆にいつも崖っぷちばかり走らせて申し訳なさで一杯だったり……

    また読み進めてくださって嬉しいです。ありがとうございます。

  • 衝撃的な事実に唖然としております。
    まさかセトさんの出生にそのような背景があったとは…
    ユリユさん辛かったですよね。もちろんイベットさんも。

    今回のお話を読んで、セトさんの今までの行動の意味が少し分かったような気がしました。でもどんな経緯で生まれたとしても、命は命。尊いものであることに変わりはありません。セトさんには自分のことも大切にしながら生きてほしいなと思います。

    作者からの返信

    ユリユもイベットにも、辛い思いをさせてしまったと思っています。
    作者のくせに、二人が幸せになれる世界線もあったらいいな、なんて考えたりして……

    セト自身に咎は何もないんですけどね。彼は生まれただけなので。
    でも本人がそうやって割り切れるタイプではないので、どうしようもない罪悪感を抱え続けて、その結果がああいう行動に繋がっているところはあるのだと思います。
    そうですね。今ここにある命は命ですから、もう少し大事にしてもらえたら……

    読んでくださってありがとうございます!

  • セトが自分の命を大事に考えていないのは、出生からきているのでしょうか。尚更、その命を無駄にして欲しくないと願ってしまいます。
    どんな形で生まれたにしろ、セトは才能がありますから。過去に引きずられることなく、自分の道を進んで欲しいです。

    作者からの返信

    経験に根差した人格、というのを私はキャラクター設定のときに重んじているところがあって、そうですね、セトが無茶しいなのは自分の出生のことがあるからです。
    生まれてしまった彼自身には何の非も咎もないのですけど、それだけにどう償いをしてもいいか分からなくて、だからせめて人のためになろうと生き急いでるところがあるんじゃないかなと思います。
    そうですね。自分らしく、自分のしたいことをして生きて欲しいものです。本当に。

  • セトの癒しの力はそこからだったのか。
    ユリユさんのことは悲しい。ただ真実を求めていただけなのに。

    白と黒の女神はなぜ、始まりの女神を追放し、お互いに争っているのだろう。
    始まりの女神と王国のことがわかれば、争いは終わるのだろうか。
    争っている時間が長そうで、そう上手く運ばなそうですが。

    作者からの返信

    セトは特別でも何でもなくて(使い手の少ない癒しの呪の素質を持っていたのはそうですけど)、ただの遺伝なんですよね。
    それを特別視されることにも、セトは心を痛めていたというか、良くは思えなかったのはあると思います。
    ユリユは本当に不憫で……どうか、今からでも幸せになって欲しいものですけど。

    白女神黒女神のことは、もう少ししたら……になるでしょうか。
    お察しの通り、王国のことが明らかになっても、戦を止めるのは至難を極めると思います。

    いつも深く考えてくださってありがとうございます。嬉しいです!