負けた先に

くうき

負けた先に

勝った栄光は

一つの負けによって全て

失った

輝いていた自分が嘘みたいに

やつれていたんだ

掴み取れそうだったものすらも

遠ざかって行って

才能という言葉を盾にして

逃げていく

誰もいない自分も見えない

塞ぎ込んだ世界は

見ていたんだ

君が負ける事

負けた先に見出すものはあるのだろう

そう期待して期待して

雨の中を歩く

きっと嘆いて嘆いて

叫んだ声は

力となって帰ってくるんだ

満たされない器に努力を注いでさぁ進もう

負けることによって得られた力を


かつてない絶望感に

押しつぶされそうになって

鮮やかに色づいていた個性は

白くそして禍々しく黒くて

嘘と悔しさが

本音を隠すように包み込む

鏡にある自分はとても元気で明るくて

かつての色もあった

なのにたった一つの負けが針を狂わせた

空は曇って降り積もる雪の中に

立ち尽くして

自分が自分でなくなることを恐れて

嘘で固めたんだ

足掻いて足掻いて

見据えた目標に走り出したあの日に

僕は全力で突き進めたのかな?

きっとできなかったから

今の結果になったんだ

悔しくて悔しくて

僕は泣いていた

でもその中には悔しさとは言えない感情もあって

楽しい、それが強くなるために必要なものだって

しれたことが成長につながるんだ


何を与えて

何を見て

世界は回るんだろう?

世の中には勝者と敗者が存在して

必ず明暗が別れる

でもそれは本当なの?

敗者が這い上がれない訳がない

そう信じて僕らは立ち上がったんだ!


立ち尽くして見上げて

空は青く澄んでいた

負けを知ったその日から

まだ挑戦者なんだって

思えたんだ

戦うことに意味はいらない

勝つことが全てじゃないんだ

心がそして声が

体が景色が

見せてくれる

負けた先には

新しいことが待っているんだって



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負けた先に くうき @koooodai

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