幼馴染はプールで滑る
「でもな、武田んと恋人同士だったなんてな、美女と野獣だな」
確かに巨漢と、小さい女の子一緒に歩くなら通報ものだね。
「おい、素になってるぞ!!」
あっれ!衝撃的だから忘れてたわ。
「ごめんねお兄ちゃん、それにしても小谷さんどうしたのかな?」
小谷さんが、鼻血出して倒れてる。
「大丈夫?おねえちゃん よいしょっと」
小谷さんを抱えると更に「はわわわぁ」と言いながらぐったりしている。
「俺このまま、小谷さんを見ているから二人は遊んでおいでよ」
剛と武田さんは、頷きあって。
「じゃぁ任せる!そっちが都合いいからな、俺たちの話はまた今度な!」
「みさっちを、よろしくね!じゃ行こうか、剛行くよ!」
「わかった、またあとでな」
なんか尻にひかれてるな、でもすごく仲がいいね 羨ましいかもね。
「う~ん・・・あっ内牧君・・・私どうしたの」
頭に手を当てながら目を覚ます。膝枕されてる状況に顔を真っ赤になって混乱する前に意識を変える。
「お兄ちゃんたちは、行ってもらったんだ。おねえちゃんも、落ち着いたら遊ぼ」
「うん、わかったわ、大分落ち着いたから もう大丈夫よ」
そうなんだ、よかった膝の上に小谷さんの、頭があるから、なでなでしながら『ふふっ可愛いな~』思いながら。
「小谷君もう起き上がれるから、どこに行くの?」
う~んと考えながら、正面の行列をみると、ウオータースライダーの列だった。
「あれ楽しそう!行こうおねえちゃん」
「うん分かったわ」
俺が手をつないで、並んでる姿は・・・年の離れた姉妹だ。不服だがね、でもすごいスタイルだな、日本人離れしているよね。
沈黙のまま、俺たちの番に来た。
「どっちが、前かな?」
「じゃ!私が前だ良いかな、ちっさいから ねっ!いいでしょ?おねえちゃん」
上目づかいで言ってみる、後ろだとよくラブコメである。ラッキースケベが発生しないとは限らない・・いや絶対ある!少しでも事故が無いように俺は前に行く!
「いいよ!おねえちゃんが支えてあげるからね!安心してね」
鼻を、おさえながら中かがみで答えてくる。本当に大丈夫?
早速用意された、浮き輪に乗り込むと『むにゅ』と、弾力がやばい!なんだこの凶器は、その上はならないようにしっかり腕を組んでくる。
うん逃げられない、ここで問題がこの水着は女子用いくら、ショートパンツタイプなんだけど股間の部分が隙間がない、お判りだろうか?パンパンだよ!!!!痛いっす!!
早く落ち着け、このコブラよ!はずかしいよぉ。
「どうしたの?内牧くん耳が赤いよ」
「ダメ!前見たら!」
いま、ツボからコブラが顔出してるから、見られちゃうよ。
「わかった、つらかったら言ってね」
「は~い!いきま~す3!2!1!GO!!」
「きゃ~~~~」
小谷さんは、叫んでいる、俺も別の意味で叫んでる。
『やばいよー頭が谷間に埋まるよぉ、これでも男子だよ!!あっだめ!そんなに組まないで!!より一層うまる!!あっ!!!!そこ持つところじゃない、そこはコブラだよ、やめて!ゆるして・・・もうらめぇ~」
ぐったりして、気を失ってしまった・・・らしい。
____ミサミ視点____
ウオータースライダーを滑ることになった。前に座るのは、うさちゃんだった。たしかに、そっちが自然だよね。私大きいんだもん、かわいくないもんね、大きい女は嫌いかな(´;ω;`)
前に、うさちゃんが座る。あぁいい匂い永遠に嗅げる『クンクン』ぎゅっと、腕を組んで引き寄せる。うさちゃんの耳が赤くなる・・・なんで?
「どうしたの?内牧くん耳が赤いよ」
「ダメ!前見たら!」
何で、ダメなんだろう?今が幸せだからいいか♡
「は~い!いきま~す3!2!1!GO!!」
「きゃ~~~~」
思った以上に怖い!!ついつい腕を絞める。一層うさちゃんの身が固まる・・・手がずれた、また組もうとすると固いノブがあった、なんだ掴むところあるじゃない・・・なんだか、脈打ってるような。出口近くに着くと、うさちゃんがぐったりしていた。
「だいじょうぶ?内牧くん!!!!」
今度は、うさちゃんが倒れてしまった。
幼馴染に出会いたいけど 針田はりのすけ @tenseihantai
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