中華ラブミーテンダー(140字小説)

塩塩塩

中華ラブミーテンダー

中華料理屋のバイトは甘いマスクだった。

中華鍋より腰の方がよく動き、彼の扱う中華そばは袖の下になびくフリンジに見えた。

店主が小声で言った「ここの地下にはプレスリーを培養する設備があるのです」

見ると、店主も他の客も男女問わず皆プレスリーだった。

プレスリーは生きているのだ。

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中華ラブミーテンダー(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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