エピローグ

私はどうやら死んだらしい。目の前の喋る黒猫が私に聞いてきた

「最後に一人、会いたい人はいるか?」

私は迷うことなく

「寺本竜哉」

「親とかじゃなくていいのか?」

「いいの。どうしても伝えたいことがあるの」

「そうか」

そして、あの場所でやっと竜くんに会えた。だから、私は満足。そして、あの世の森を黒猫さんと歩いていると頭の中に竜くんの言葉が聞こえた。

「黒猫さん。私たち、両想いだったみたい」

「そうか、良かったな」

そして、私は立ち止まり、後ろを見た。そこに竜くんがいる気がしたから。そして、竜くんの言葉を思い出して笑みがこぼれた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

一歩先 星宮 那月 @stella_moon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ