集金の腹(140字小説)

塩塩塩

集金の腹

目が霞む。

「NHKめ!受信料を払わないと視力を落とすとは何てやり方だ」

次集金が来たら腹を殴ってやろうと考えたが、低下していく視力に戦意は失われた。

そこに丁度集金が現れたので、急いで受信料を支払った。

一気に視力が戻った私は、集金の腹を優しく撫でた。

集金はそれに慣れていた。

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集金の腹(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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