概要
「ロックンロールは私の光だ」——ロックに取り憑かれた彼女の物語
五條朱音(ごじょう・あかね)は、幼い頃から年上の幼馴染み・むっちゃんによるロックミュージックの英才教育を受けて育った。それゆえJ-POPで盛り上がる同級生とはまったく話が合わず、唯一の親友・有馬悟以外とはろくにつるめない一匹狼になってしまう。
中学二年の時に初めて東京までライブを見に行って以来、朱音はバイトをしてはチケット代やCD代、グッズ代、音楽雑誌代に給料を費やすようになる。
やがてむっちゃんから教えてもらうだけではなく、自ら自分好みのアーティストを発掘することに夢中になり、ライブハウスに足繁く通うことに。
しかし年を重ねるにつれ、むっちゃんを含むライブ仲間や音楽好きの友人たちがロックから『卒業』していく。
「私には関係ない話だ」と思っていた朱音自身も、己の中の変化に気づき徐々に戸惑
中学二年の時に初めて東京までライブを見に行って以来、朱音はバイトをしてはチケット代やCD代、グッズ代、音楽雑誌代に給料を費やすようになる。
やがてむっちゃんから教えてもらうだけではなく、自ら自分好みのアーティストを発掘することに夢中になり、ライブハウスに足繁く通うことに。
しかし年を重ねるにつれ、むっちゃんを含むライブ仲間や音楽好きの友人たちがロックから『卒業』していく。
「私には関係ない話だ」と思っていた朱音自身も、己の中の変化に気づき徐々に戸惑