野良の吉永小百合(140字小説)

塩塩塩

野良の吉永小百合

「あ、野良吉永小百合だ。綺麗だな」

「よせよ、人に馴れてないから噛みつかれるぞ」

実際、町に野良吉永小百合は増えていた。

「星よりひそかに」

現れたのは野良橋幸夫だった。

二人は『いつでも夢を』を歌い始めた。

すると町中の野良小百合と野良幸夫が遠吠えの様に共鳴し大合唱になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

野良の吉永小百合(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ