BGM(140字小説)

塩塩塩

BGM

「あ」

私は青いセダンにはねられ宙に舞った。

そこからはスローモーションだった。

体が放物線の頂点に達した時、脳内でテトリスのBGMが流れている事に気付いた。

落ちながら、私はどう回転すれば、縁石とポストの間にピタリとはまるか考えていた。

スローなのでイージーモードだなと思った。

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BGM(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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