裏切る文庫本(140字小説)
塩塩塩
裏切る文庫本
テーブルを囲み、男達は皆一様に肩をすくめて、うつむいている。
どの男もやつれ、顔にブルーの影が掛かっている。
よく見ろ、どの男も慣れ親しんだ文庫本に手を噛まれているじゃないか。
どの男も慣れ親しんだ文庫本に手を噛まれているじゃないか。
裏切る文庫本(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
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