知らぬ民話
安良巻祐介
使い捨ての餅人形のような、便利な小坊主の沸く壺を持っていた男が、ある朔の夜に、壺を逆さにして伏せてみたところ、あとからあとから小坊主が沸き出ずること途方もなく、やがて家を呑み、家のある道を呑み、道のある山を呑み、どこからか聴こえてくる奇妙な節回しと共に、紺と白との
知らぬ民話 安良巻祐介 @aramaki88
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