第6話



今まで人に伝えてこなかった愛を

ここで彼女に捧げた。

それが僕の最初で最後の愛だった。




今まで感じたことのない愛を

ここで彼から受け取った。

私の最初で最後の愛だった。





そこに残ったのは二人の愛を

吸い取ったかのようにいきいきとした

一輪のアネモネだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢幻泡影 みづきのこ @mizukinoko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ