〇作品　『いとおかし！　2』

　https://kakuyomu.jp/works/16816452221066471034

〇作者　肥前ロンズさん

【作品の状態】

　連載中です。

【作品を見つけた経緯】

　『いとおかし！』の続編エッセイです。

　内容がさらに、パワーアップしています。

【ざっくりと内容説明】

　『いとおかし！　2』は肥前ロンズさんのエッセイです。

　「2」とあるくらいなので、第二弾になります。

　第一弾の『いとおかし！』と比較すると、「笑い」よりも学びにおける「興味深い内容」が書かれることが多くなりました。何か知識を得たいけれど、「堅苦しい書籍なんか読んでられないぜヽ(｀ェ´)ﾉ」という人にうってつけの内容が時折不意に投稿されます。

　何でも有りなので、最近数学のネタも時折出てきます。数学が得意な方、是非、登場する問題を解いてみて下さい！　(私は無理<笑>)

【感想】

　第一弾の『いとおかし！』もこちらで感想を書きましたが、第二弾の『いとおかし！　2』も面白いので紹介いたします。

　内容はエッセイですが、取り上げていることがとにかく幅広いです。

　特筆すべきことは、タイトル通りに、ただ人を笑わせるためだけに書いているわけではないということです。肥前さんにとって興味がある歴史についての話も書いてありますが、人が敬遠しがちな世の中のおかしなことや、肥前さんが常に思っている疑問についてよく取り上げ、自身の考えを書いています。

「自身の考えを書く」というのは、想像するだけでも分かると思いますが、容易なことではありません。己の考えに対し「そうだよね」「私もそう思う」という反応がある一方で、「私はそう思わない」「僕はこう考える」という意見もあります。自分が「ある事柄」について意見を述べる場合、必ず反対意見の人がいるものです。人間ですから、一人ひとり考えが違うのが当然です。それゆえに、意見を書く際はそれを覚悟の上で書かなければなりません。

　肥前さんの場合も例外なくこのようなことはありますが、それでも自分の意見を発信しているところがすごいなと思います。またそれに対して、読者の方の冷静なやり取り(反対意見を含めて)があるところも、他にはないエッセイなのではないかなと思います。

　肥前さんの考えにどう反応するかは、読んだ人次第です。

　しかし、色々な問題について考える機会を与えてくれるエッセイではないかと思います。

　でも本音を言うと、時々笑えるネタも読みたいな～とは思います(笑)

　どのエピソードが良いかって、どれも面白いですし、個人的に「特別なエピソード」にもなっているものもあって悩みどころですが、是非「多くの方に読んでもらいたい」です。それでも選ぶとすれば、私のおすすめは以下の二つのエピソードです。

『滝を見て思ったこと』https://kakuyomu.jp/works/16816452221066471034/episodes/16816452221241677675

　肥前さんが山登りをした際のことを書き綴っているのですが、滝の情景がとても分かり易いんです。きっと読んだ人の多くの方が、どこかしら「この表現良いな！」と思えるものを見つけられると思います。

　連日暑い日が続いていますし、これを読んで涼んでみてはいかがでしょうか。

『歌は　難しい』

https://kakuyomu.jp/works/16816452221066471034/episodes/16816700425943235289

　これは笑えるお話です。土方歳三の俳句が登場するのですが、どうやら彼、芸術のセンスがなかったようで……(笑)

　私はこのことを知らなかったので驚きもあったのですが、肥前さんのコメントがまた面白いです。良かったら読んでみてほしいです。