終わりが無ければ、始まりは無い

yanagi

プロローグ

歩道を一歩一歩進む。

以前は簡単だった。



いつから、歩くことが辛くなったのだろう。

いつから、笑わないのだろう。

いつから、生きることをあきらめているのだろう。


これでは、まるで半分しか、生きてない。

心って、死んだらどうなるの?


私はだれなんだろう。

とぼとぼと道路を歩くのも、もう疲れた。

せめて、休むことはできないものか?

自分を休むことは?

答えのないまま、生きている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

終わりが無ければ、始まりは無い yanagi @yanaayu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る