良くも悪くも平凡

どこかで見たことのある展開、設定なので良く言うと親しみやすい、悪く言うとありきたりです。慣れてる人なら先の展開は読めてくると思います。

次に登場人物の感情は適当です。上部だけをサラッとなぞったようなキャラクターが多い気がしました。どうしても登場人物全員を良い人にしたいみたいで、明らかに無理矢理なこじつけで「良い人」ということにしているシーンが多々あります。腑に落ちず、逆にストレスが溜まることもありました。

また、主人公は魅力的とは言いがたく、登場人物達を人ではなく、どちらかと言うと攻略対象として見ています。「こうすれば自分の好感度が上がる」と言う思考で動いているので、善意で動く心優しいヒーローを求めている方には合わないと思います。20代だとしても稚拙な部分が多々見られます。

異世界物の定番であるスキルや魔法は作り込まれているとは言えず、簡単な設定のものが多いです。わかりやすいと言う利点もあるので、これに関しては良いとも悪いとも言えないかなと思います。

テンポ感は悪くないです。全体的にサクサクと進み、スキルやレベルも定期的に上がるのでそういった面白みはありました。しかしコピペのように同じ文章が繰り返し使われることが多いのでそれは正直言って微妙でした。


総論としては『頭を空っぽにして適当に読むぶんにはちょうど良く、ちゃんと読もうと思うと理解・共感できない部分が多い』作品です。未熟な文章、伸び代のある物語といった感じがしました。

とは言ってもこれはただの素人の自分が思ったことなので、実際にご自身で読んでみることをお勧めします。