初めまして、黒一黒と申します。
この度は当方の自主企画『【30作初めから終わりまで必読します】読み合い企画 異世界へのあこがれを詰め込んだ作品、集まれ!【異世界ファンタジー限定】」にご参加いただき、ありがとうございました。
「願いをさえずる鳥のうたーとある姫と皇子の逃亡劇ー」読了致しました。
架空の国を舞台とした異世界ファンタジーでありながら、
とてもリアルに情景を想像させる描写に溢れ、
とても没入感を持って読ませていただきました。
オスマン帝国をモデルとしているとことで、
詳しく下調べをしていることが伝わり、
それがまた作品に臨場感を生んでいると感じました。
私は基本的に執筆の際に実在した歴史や国を参考にすることがないので、
しっかりと調べて書ける方は本当に尊敬致します。
ただ、個人的には後宮から脱走する際の話が、
説明ではなく、実際のシーンとして読みたかったです。
まぁ、ただの一読者としての我が儘なのでお気になさらないでください。
本当におもしろい作品をありがとうございました。
これからも頑張ってください。
作者からの返信
黒一黒さま!
初めまして! この度は読んでくださりありがとうございます!
リアルな描写と言っていただけて嬉しいです。
まだまだ勉強不足ですが、精進します!
後宮からの脱出、書いてみようと思います。参考させていただきます!
☆もありがとうございました!
拝読させていただきました。
基本的に「玄武門の変」肯定派なので……
太子密建みたいなアイデアはオスマンでは出てこなかったのですね。
作者からの返信
司弐紘さま!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
で、ちょっと反論させていただくと、オスマン帝国は最初長子制ではありませんでした(一応目されていた人はいましたが、そういう奴は大体すぐ死んでる気がします)。そのために後継者争いがめちゃんこすごく(ムラト一世参照)、生き残って皇帝についても内乱が起きて帝国が分断される可能性が極めて大きかったのです。これが兄弟殺しの理由です(バヤズィト1世参照)。
スレイマン一世は例外で割とスムーズでしたが、兄弟殺しは続行。
が、ハレムでは妾・宦官同士の熾烈な権力争いにより妊娠中~幼少期に自分の息子が暗殺される可能性が極めて高く、下手に自分の兄弟を殺すと後継者がいなくなる危険性がありました。
そこで建てられた政策が世襲制と鳥籠です。
まず、太子密建の欠点は「同じ年頃の王子たちで実力差があるのか?」というところです。本人の資質・努力を捉えがちですが、元からの教育環境の格差、すなわち兄弟間での出来レースの可能性も否定できないでしょう。また、親の優遇とかあったら十分理由になります。法王の子供ボルジアも優秀だったけど親が優遇したのは坊ちゃんな弟だったし。
で、この欠点をオスマン帝国に当てはめると、寧ろこれやると(というかやっていたからこそ)もっと早くに国が分断され、後継者が全滅する……と考えたのかもしれません!
追伸
さっき調べたら割と間違ってたので書き直しました~!!!!!! 適当でごめんなさい!
最後の解説まで面白かったです。
レビューは、あとでゆっくり書くね。とりあえず、星を!
作者からの返信
アメリッシュさま!
異世界ファンタジーの何が難しいかって、読者に世界観ちゃんと伝えきれないとこっすね……(遠い目)
悪役令嬢はお約束があるからいいなぁ、説明全部しなくてすむからーーー!
歴史物はなおのこと難しいですね。アメさんしゅごい。
素敵なレビューありがとうございました!
完結お疲れさまでした!
解説付きとは素晴らしい心遣い。
世界史が好きなので、オスマン帝国のことはある程度存じ上げておりましたが、さらなる細かな説明で知識が上書きされました☆
この根深い千年王国に手をかけるという試みが凄いです。さらなる長編で読んでみたくもなりますね。
面白かったです★★★
作者からの返信
愛宕平九郎さま!
ありがとうございます! 愛宕さまは世界史お好きなのですね。私は尻切れトンボなので、世界史の全体的な流れが掴めてません(笑)
読んでくださりありがとうございます!