拙作に♥をくださったので(じゃあ、お義理でも一応、作品に♥付けに行くかなー?)なんて気持ちで読み始めたら、面白くて止まらなくなった。
学級委員選挙なんて、およそ万人の興味を引かない題材を、よくぞここまでクオリティの高い笑いにしあげたものだなあ。素直にすごいと思います。←途中での感想
完結まで読了した今、これはとても深い話だったんだな、と感想を改めました。
もちろんすごく面白い、随所で吹き出すような描写が散りばめられていて、コメディだと思います。主役の猫丸君も決して真面目な『良い子』キャラではありません。
けれど、現代の社会が抱える問題点にある方向からの答え(とは書いてほしくは無いでしょうね、作者さんは)を提示する仕掛けになっています。
読んだ後で、少しだけ『余裕を持つ』事を考えている自分がいます。
一気読みさせる面白さと、読後に立ち止まって考えさせる深いテーマの両立。
出会えて良かったと思える傑作だと思います。
第1話のテンションの高さが凄い。
「かぐや様」のオープニングを思わせるぶ厚い入り。
文章が上手いなぁ…。
こういう堅くてテンションが高い文章が書けるのって凄い。
大好きだから、定期的に挟んで欲しい。
何より、甘噛魔志乃という
最初に出て来た女の子だったからヒロインかと思いきや
禍々しいボスキャラだったかという
意味不明に立ちまくったキャラ。新しい。
この子がまた変わったら、自分的には熱いです。
他のキャラも、それぞれ立ってて面白いです。
こういう子はこういう事しそう、
という予想を裏切って来るので、また面白いです。
しかし、
文章もキャラもテンションが高いのに、
本人たちのやり取りはそれほど熱くないという不思議さよ。
これが最近の若者なのかなぁ。
甘噛魔の政見演説にも熱さがあればなぁ。
短文で区切って「!」多用して
キング牧師かギレン・ザビか、みたいに
熱く演説してくれたら
もっとノって読めたかも。
主役の猫丸もなぁ。
もちょっと、巻き込まれるだけじゃなくて、何かないかなぁ?
いや、きっとある!どこかで何かあるに違いない!
・・・なんて色々考えてしまう程、好きです。
長々書きましたが、
今後の選挙戦に期待しています!
そして、小国の指導者に匹敵するという権力を見せつけて欲しい!
お願いします!
初期の筒井康隆好きならもってこいなこの作者の全作品じゃなかろか?
筒井にハマったのは数十年前だが、当時は体力無尽蔵だったからはまれた。今無理w発狂するw
なので、この作品以外は幾話かを読んだだけだが、それは確認のため。
最初に
【ぺてんし】
をレビュー文読んで興味を持って読んだら、、
「あれ?どっかで感じたようなカオス臭、、懐かしい?」
筒井以来嗅いだことがないカオス臭ですた。
どこがどう、というそれの特定は難しい。文の構成、単語の選び方、などなど、それを発生させるには理屈では無理。
資質ってのがあるんだろうな
大昔に読んだ筒井の文は忘れ去っているのでよくわからんが、でもそれらはこれらよりまだ常人臭い感じだったかもしれない。
なので、
この作者はもしかしたら筒井以上か?
だが、
そうなると、
理解できる読者など稀有の存在となるだろう、、しかも体力は必須だ。脳をかなりぶんまわさなければならない、無意識に。むーちゃす体力使うベラw
今は少き本物の本好き達にとっては、、、
強敵である!!
ちなみに筒井は分類上SFだ。