第20話 epilogue

もう40年近く前のお話です。


その後少女は、夜の街で働くようになります。

20歳を機に少年のお墓参りに行く事も辞めました。


もう少女とは呼べなくなってしまった彼女。

自堕落なままの生活には見切りをつけて、家庭を持ちます。娘を授かりました。


その娘が17歳になった時、少年のお墓参りにいきました。

彼女にとって17歳は人生の宝物でした。

人生は、何回も傷つけ傷つけられ、後悔しても遅いこともある。だから、人には優しく素直であれ、と

娘に教えました。


彼の死を以て彼女が学んだことでした。

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17歳 茉莉花 @jasmeen

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