セルフ出版の話してたのに、気付いたら昔読んだコバルト文庫で許せないクズ男の話になってた
台風来てるけど、年中引きこもっていたいから、問題ないっす。
ってことで、やっとkindleのセルフ出版作業が終わった!
一応、今年の1月ぐらいには、電子書籍用に一通りの改稿を終わらせてたはずなんやけど、なんであんなにもやヴぁい文章オンパレードやったんやろ……
つら
文章を書くとき、大体の人が、
「書いた文章を次の日見たらやヴぁい」
っていうけど、私の場合は逆なんよね。
文章滅茶苦茶でいいから、とにかく下書き感覚で書いた前日の文章を次の日見返すと、
「……悪くなくね?」
ってなるぱてぃーん。
でも半年熟成してたら、こんなにアラが見えてくるもんやとは思わんかったなあ。
つら。
今回、セルフ出版する作品って、とある有料の小説コミュニティに入ってた時、編集の人に読んでもらったんよね。
その読み方ってのが、ガシガシ問題点とか突いていくタイプじゃなくて、ほめつつ突きつつ、みたいな感じ。
で、私も読んでもらったら、
「悪役側の事情が重すぎるので、もっと軽くした方がいい。別の作品を読んでるように思いました」
って言われたんだよな。
まあ、確かに重いとは思う。
リアルであったら、胸糞もんだとは自覚してる。
でもさ……
昔の小説では、このくらいの重さってよくあったよね???
なんだよなあ、私的には。
個人的にはセルフ出版する作品って、私が学生時代とかに読んでたコバルト文庫な雰囲気があるなって思ってて、あの時代のコバルト文庫って、くっそ重な展開、いっぱいあったと思うんだよな、うん。
まあ、ノンストレスな展開が望まれる今の時代に受け入れられるか視点でいくと、受け入れられないんだろうけど。
私も、現実しんどいから、物語の中ではストレス感じずにすっきり楽しみたいと思うしなー
だからこそ、この作品、どこの小説投稿サイトで読まれなかったわけなんやろうけど(涙)
でも、やっぱり私が読んでたコバルト文庫って、色々とふぁ!?( ゚Д゚)な展開、いっぱいあったと思うんだよね。
『姫君と婚約者』は、14歳の姫と100歳超える魔法使いの恋愛ファンタジーやけど、魔法使いの元カノが、14歳姫のお母さん(現王妃)だったとか(それも魔法使いが当時の彼女であった母にあげた連絡用の宝石を、娘に渡してて、魔法使いにバレる。気まずい!!!!)
そういや友達はずっとこの魔法使いのことを、「ロリコン」って呼んでたっけな(笑)
別の作品で14歳と41歳の恋愛書いた時、色々と年齢差に思うことはあったけど、迷ったら、
「私の読んだ本には、14歳と100歳の恋愛もあった。ヨシ!!!(現場猫)」
と常に心の師と仰いでいた作品だった(笑)
『キルゾーン』って作品では、主人公(女)が、恋愛感情抱いている部下の父と関係をもったりとか、とある敵が、自分の弟の嫁と関係をもって子どもできたとか。
コバルトの雑誌では、BL作品ではあったけど、気になってる子(男)が、血は繋がってないけど、一緒に暮らしてるお爺ちゃん(やったかな)と関係もってた作品が読み切りで載ってたりとか。
で、私の中で許せない作品が、『龍と魔法使い』なんだよな。
私的にはね。
相手役となる男性には、好きな女性に一途でいてほしいんよ。
だから、ラブコメによくある、二人の人に言い寄られて、どっちにするか迷うーって作品はちょっとなーって感じ。書くつもりも今はない。未来はしらんけど。
だってさ。
選択肢がある時点で、どちらを選んでも、みんなが幸せにならんやん??
選ばれなかった子や、その子が好きな読者は、あー…ってなるやん?
まあそれはいいとして、とにかく、ヒーロー役には一途でいてほしい。それは若かりし頃の私も、同じだった。
で、問題の『龍と魔法使い』って作品についてやけど。
途中までは良かった。
国を守る龍の娘(人の姿になれる)と、素行は悪いけど天才な魔法使いの青年が一緒に旅してさ、行く先にあるトラブルを解決するって感じの、冒険ものだったんよ。
でも問題は10巻。
途中で、天使族の女性が出てくるんよね。で、魔法使い青年が、この天使族の女性と色々あった末、くっつくのよ。
それを当初、二人を祝福してた健気な龍の娘ちゃんやったけど、実は自分も魔法使い君が好きだと気づき、嫉妬が暴走したあげく、天使族の女性に二度と今住む場所から移動できない呪いをかけて、自分の存在を三つに分けて行方をくらましちゃうのよ。
でもね、そこまでは私も物語的に許せるんよ。
まだ大丈夫。
まああるよね、嫉妬。
呪っちゃうよね、うん的な(ぉ
で、ここからが許せない部分。
この魔法使い、こともあろうか、身重である奥さん(天使族の女性)を親友に託して、龍の娘ちゃんを探しにいくのよ!!!
いやいやいやいやいやいやいやいやっ!
おまえ、なにかんがえてんねーーーーーーーーーーーーんんっっっ!!!!!!!
一応、奥さんが「行ってきなさい」って背中押してくれた感じではあったと思うけど、それでもいくか!? 奥さんに、二度と今住む土地から移動できない呪いをかけたやつやで!?(出ようとすると、植物の触手に襲われて身を拘束される)
それもこの龍の娘ちゃん。いろんな事情があって、とにかく見つけ出すことは不可能に近い。
やのに、探しに行くとか!!!
当時のうちは、まぢか・・・( ゚Д゚)ってなったね。
でもね、これ。序の口なんだよ。まあ探しにいかんと、物語すすまんしな。
本当に怒り心頭なのは、最後。
色々あって、魔法使い君は龍の娘ちゃんをなんとか見つけ出したんよね。
で、ここからよ…
ここからが、私のほんとーーーーーーに許せん部分なんよっ!!!!
実はこの時点で天使族の奥さん、天使病という不治の病にかかってるねんな。それも自分がかかったんじゃなくて、お腹の子どもが発病してしまったから、魔法で病を自分に移したんよ。
そんな、自身を犠牲にしてまでして子供を守った奥さんがいるのにやで?
旦那不在中、双子を育ててた奥さんがいるのにやで??
一方的な嫉妬のせいで、呪いをかけられた奥さんいるのにやで?????
この魔法使い君は、龍の娘ちゃんにこう言うんだ☆
妻が天使病にかかって長くは生きられない。だから妻が死んだ後の人生を、お前と生きよう。
それも、綺麗な挿絵付きで!!!
おっ、おまっ・・・・・
おっ、おっ、おおおっ、おまっ・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
ちなみにこの魔法使い君はたしか、200歳か300歳ぐらいまで生きるし、龍の娘ちゃんは龍なので、それ以上に長寿命。
もうね・・・
はぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?????????????????????????????????
って感じですよ!!!!!!
妻がもうすぐ死ぬから、死んだ後お前と一緒になるって、クズ野郎発言すぎませんかいっ!????????????
魔法使い君が天使族さんとくっつき、嫉妬で龍の娘ちゃんが呪いをかけて行方をくらましたこの10巻は、かなりの衝撃を私を含む当時の読者に与えてた。
作者のあとがきにも、
「龍の娘ちゃん、可哀想ー。天使族さんなんてしんじゃえー!」
「天使族さん可哀想。なのに魔法使い君もひどいよー」
と、「龍の娘ちゃん vs 天使族さん」と読者の意見が分かれてたって話が書かれてあったし。
当時の私は、天使族さん派やし、今でも天使族さん派(笑)
いやさ、完全に天使族さん、貰い事故やん?
そんなん、魔法使い君から天使族さんに告ってたし、龍の娘ちゃんが魔法使い君好きとか、しらんがなってかんじやん???
告白に応えたら嫉妬で呪われるわ。
旦那は身重の奥さんほっぽって、ほかの女探しにいくわ。
子供の病気を身代わりになったのに、旦那は妻が病気で死んだらほかの女と一緒になる気満々だわ。
龍の娘ちゃん、天使族さんに直接謝罪してへんし、魔法使い君に、「かけた呪いはもう解けない」とか平然に言ってるし!!!!!!
なんの罰ゲームですかいねぇえええええええええええええええええ????
この設定で、ざまぁ作品書けそう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちなみに、この天使族さんも、かなーーーーりな苦労人。
天使病とかいう病のせいで、天使族が少なくなり、種を残すために、倫理的に問題ある方法をとってたとか、くっっっっっっそ重設定があったりするんやけどな!
ほんま魔法使い君、良かったなあ。
今の時代なら、絶対にお前、龍の娘ちゃんともども、ざまぁされてんぞ。
『病気になった私が死んだ後、旦那は浮気相手と一緒になるようです。そんな旦那はこちらから願い下げです!』とかいうタイトルで、ざまぁされてんぞ!?
とにかく、私が一番許せないコバルト文庫作品が、これっす。
いや、なんで許せないコバルト文庫作品の話になった(笑)
これらに比べたら、今回セルフ出版する作品の設定なんて、まだまだ薄味っすよ。
まあ個人的な最強のバッドエンド作品「星の大地(頑張ったけど皆死ぬ)」には、どれも敵わんと思ってるけどそれ以上に、
「主人公、何とか生きて、この後生き残った人たちと出会ったらいいなぁー」
と星の大地のバッドエンドが受け入れられず、少しでも希望を抱きたかった私の言葉を、
「いや、死ぬやろ」
と一蹴した当時の友達の発言に、心の闇を感じたけどな!
脳汁垂れ流し脱力系エッセイ(仮) めぐめぐ @rarara_song
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