小説はエンディングが難しい。数多くのネット小説がエンディングを迎えることなく放置されていることからもわかる。
そういう意味でこの小説は、終わり方に不満を持っている読者もいるとは思うが、きちんとエンディングを迎えることが出来ているということだけでも評価できると思う。
内容としては、「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」に近いものではないかと感じた。ストーリーとして、それほど無理なところはなく(まったくないとは言っていないが)、スムーズに読むことが出来た。
本作品は恋愛要素がそれほどない。それが一気に読むことが出来た理由の一つであると思っている。小説に恋愛要素が不必要とは言わないが、それがあまりにも目立つとストーリーが歪んでしまうような気がしている。
本編の終わり方は続編が期待できる終わり方である。オーク帝国との戦いも予想できるし、リアルワールドでの各国の暗躍などもそうである。
本編が終わってそれほど時間が立っていない。作者が落ち着いたときに続編が出てくるとありがたい。
そう思わせる作品である。
異世界とリアル世界の異なる駆け引きが面白い。『ゲート』と似たものを感じます。それでいて違う設定であり、主人公や周りの人々も生き生き動いて
違う魅力を放っています。一気に300話以上読んでしまいました(^o^;)
追加〉年代別に評価が違う作品なのかも…他のレビュー見て思いました。
リアル世界は色んな柵が有り、それを経験しているものとしていないものの違いでしょうか?物語だから主人公が全て解決するのも違和感はあまり無いですが、現実ではそんなことは余り無いですね。だから私には違和感がない。ファンタジーでも、相手がゲスなら未だしも(その世界での)まともに生きている人間には主人公も気を使うのでは?そうでなければ破壊者ですし、孤立していくだけですね(^_^;)