聖剣ストライクブレイカーの断つもの

ある丘の頂上近く。辺りは背の低い薄緑色の雑草が茂り、人の踏みならした道の跡からは乾いた土が覗く。片側には竹林が広がる。


空は抜けるような青。


そこに聖剣ストライクブレイカーの一本があった。


晴れた夏の日、それはひときわ輝いた。

光は空へ返り、彼方に向かって真っ直ぐに伸びてゆく。


その先には、夜に瞬く星があって、

その中に、東ノ国に迫る大きな隕石があった。


これが届くときはいつか。

残された時間はいかばかりか。


それまで何をしなければならないか。



東ノ国の人間が考える理由はなかった。

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東ノ国神話・旒 - A Lost Myth in Far East - 関連諸話 白川透 @torushirakawa

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