第2話 与えられた術
「あなたに反抗する術を与えましょう。」
すると、体が燃えるように熱くなり胸に何かが宿った。
「できたようですね。それでは、これがステータスカードです。
受け取ってください。」
青桐 優斗(人間 男)
所属:無所属
スキル:精霊装(炎・治癒)
???
???
???
何か目の前に青いカードが出てきた。慌ててキャッチする。
「これは珍しいスキルですね。ちなみに調べたいところをタッチすると詳細が出ますよ。」
言われた通りスキルのところをタッチしてみると
スキル
精霊装(炎・治癒):炎と治癒の精霊をまとうことができる。
おぉ。なんか知らんけど強そうだな。
「あとはクラスについてですね。カードの色によって組めるクラスが違います。
あなたは青色なので同じ青色の人とクラスを組めます。ちなみに生き残れるのは
3色中2色だけですので。7日後に一番人数が少ないチームが死んでしまいます。」
マジで死ぬの?
「ではそろそろ終わりにしましょうか。ピエロにつかまらないように
気を付けてください。ちなみにピエロのスキルは素早さ倍増というシンプルなものですからね。」
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ピロン♪
メールが来た。翼からだ。
翼は小学校からの親友だ。学力は学年一で、かなりのイケメン。羨ましい。
翼もスキルもらったのかな。
「無事か?」
「大丈夫、そっちは?」
「こっちも大丈夫だ。」
「今どこにいる?」
「学校」
ん?今なんかメールじゃなくてすぐ後ろから聞こえたような…
「わっ!」
「うおぉ!」
「びっくりした?」
「するよ…」
少し間を開けて
「いろいろ聞きたいことがあるけど、まずカードを見せてくれ」
「わかった」
相川 翼(人間 男)
所属:無所属
スキル:金属改造
???
???
???
スキルは金属改造か。めっちゃ有能だな。そして幸いなことに翼も青色のカードだ。
「おい、優斗お前のスキルなんだよ、精霊装ってwww
中二病要素満載じゃねーかwww」
「うるせーよ。そんなことよりさ、お前も青色だったらクラス作ろうぜ。」
「おっいいな!」
早速スキルカードの所属をタッチしてクラスの作り方を調べた。
どうやらIDを交換するのだそう。マジでゲームみたいだな。
いや、まぁゲームなんだけどさ。
そうして俺と翼はクラスを組んだ。
突然命を賭けた謎のデスゲームが始まった @raito2008
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