5/25 眼鏡のしとやかな女性

眼鏡のしとやかな女性。

イメージは、縁の細い眼鏡、髪はきれいにまとめてあり、肌の色が白く、細いんだけどふっくらとした感じの女性。

仕事もできて、真面目で、でもちょっと不器用だったりして。

実は、すごい特技があったり、実は、眼鏡をとったら超絶美少女だったり、実は、脱いだらすごかったり。


とても好きでいい感じになっていた男性に、他にいい感じの人ができたから、と言って振られてしまった女性も、きっとこんな感じだ。

彼女について聞いたことなんて、本が好きで、あまり喋るタイプではない、ということだけなのに。ふと浮かぶ想像が、眼鏡のしとやかな女性だったのだ。だから体が勝手に、こういう女性に嫉妬してしまう。ずいぶん、身勝手だ。


彼のことをぴしゃりとしかって、軽く文句をいいつつも、彼女の可愛さに免じて、ハイハイって従っちゃうんだろうな、とか。色々想像しちゃう。


かく言う私が憧れているのは、自由奔放で、気楽で、少女みたいな女性。江國香織さんや、YUKIさんみたいな。私もこういう人でありたい!と思い、人生の指針にしています。そうして、多大なるエネルギーを頂戴しているわけですが。


自分の中に持っていないものを持っているから、気になってしまうんだろうな。眼鏡のしとやかな女性。


でも意外と、友達になったらはまってしまうかもしれない。この子、実はすごいんだよ、と自慢して歩いてるかも。悪くないかもしれないな、眼鏡のしとやかな女性。是非お友達になってみたいものです。(もしいたらご連絡お待ちしております……!)


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エッセイ 橘 雨 @pinot_mer724

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