男同士の友情って、きっと女が入り込めない聖域がある。読後感が素晴らしい

北海道、チャリ、男同士、青春。

すべてが揃ってはじめて、この物語が味わいがでてるんだと思います。

お互いの名前の紹介に、ふたりの関係が醸し出される若い頃の一コマ。

中年になっての一方の死。
それは、残されたものに悲しみ以上のものを残して、
その思い出とともにチャリの旅にでる主人公の姿が淡々として、なぜかかっこいい。

とても良い作品です。
ぜひ一読を。