キャラクターがしっかり作りこまれていて、するすると物語が転がってき、引き込まれます。美人で不器用な美華。太陽のようなあきら。夫に愛されない母。美華の恋愛を軸に展開していく中に、揺れ動く女性の心が、醜く、それでいて、可愛く描かれています。情景描写がしっかりしているのに、全くくどくないので、あっというまに読み進んでしまいます。おすすめです。
恐ろしいお話です。 白雪姫しかり桃太郎、金太郎も大抵はめでたしめでたしで終わる童話です。→浦島太郎は違いましたか。 でもねぇ。ハッピーエンドのその先も、主人公は死ぬまで生活しているのですよね…続きを読む
不幸なことを母のせいにして生きている主人公は、超絶な美少女。人は、かけ離れたモノには近寄り難いのだ。主人公を取り巻く苦境に耐えながら、愚直にも希望を求め進み続ける姿に、胸が締め付けられ、時に…続きを読む
設定が、最初から面白い。貧しくもなく、その上に、超のつく人目を引く美人、これほど幸運に恵まれている女性もいないはずなのに。なぜか、不幸なんだ。その理由に納得ができる。設定でまず勝利して…続きを読む
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