第22話〜魔王軍領土侵略作戦〜
いよいよラズベリの率いる軍勢が館に一同に介した。
「誰です、こいつ」
男は疑問を浮かべながらラズベリに尋ねる。顔に傷が入ったスキンヘッドでガタイも良い、一際存在感を放っていた。当然だ、誰も欧斗の事など知るよしも無いのだから、むしろ怪しいと思うのが当然だろう。ラズベリが代弁して欧斗の代わりに返事をする。
「今は仲間になりたいらしいから向かい入れてあげて。 まぁちょっと変わったやつだけど」
「!? んな事言われましたも」
欧斗はスキンヘッドの男相手に対して自分から返答をする。
「仲間では無い。全員僕の軍門に下ってもらうと言うだけさ」
「な、何言ってやがる!?」
欧斗は兵達が自分に敵意を示していることを感じはいたが焦ることは無かった。
「そうだな、君たち全員に襲われれば僕は一溜りも無いだろう。だがそれでどうする?こんな貧民街でウジウジといつまでも何かに怯えて過ごすのか。僕は君たちにこの魔王軍領を乗っとるだけの知恵を授けてやる。・・・ただ一度でいい。僕に従ってくれ、それで判断してくれ」
それを聞いてラズベリもふと溜息を零す。スキンヘッドの男は疎かその場の全員がとりあえず敵意を示すのは辞めていた。
「私からも次であんたの腕を試させてもらう。無様に敗北を喫すようなら首を跳ねるわ」
欧斗はコクリと頷いた。そしてまた口を開く。
「魔王軍全領土侵略作戦の説明をする、よく聞いてくれ」
最弱と思われた僕が開花した能力が実は最強クラスで僕を追放した国にきっちり報復します 八四さん @hatiyon
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