『面白さ』という鈍器

普段BL作品は読まないのですが、たまたま書籍化のバナーが目に入って読み始めました。
重いです。始まりもストーリーもキャラクターたちの背景も関係性もすべてが重いです。その重さが全重量を乗せて読者の心をぶん殴ってくる快感はいっそ清々しいほど。
まさに地獄の底からはじまる話ですが、苦しみの中に人間賛歌と愛情が詰まりに詰まっているように感じました。
ぜひこの『面白さ』に殴られてみてください。

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