始めに、私はレビューを書くのが得意ではないと思っています。ですがこの作品を読了したとき、とにかく書かずにはいられなくなりました。レビューを書くことで自分の感情を少しでも整理したかったのと、この素…続きを読む
悪いことをこんなに官能的に、酷いことをこんなに切実な祈りのように描いて、救われてこなかった人たちがお互いの魂のなかに生きていく意味を見つける、そういう物語だと思いました。本当に文章がいい。読む快楽が…続きを読む
“人は生まれつき悪”であるような登場人物達だな、と思いながら読んでいました。 だからこそ、この2人には、エンディングを迎えるまでにこれほどの時間がかかり、ここまでしなくてはいけなかったのだろうなと…続きを読む
ド頭からケツまでとにかく声に出して気持ちいい文体で、しかも暴力描写はエロく性描写は切実で、それらを含めた日常の全てがもはや非日常でしかなく、不可逆性に、もういないものばかりに雁字搦めにされた二人が行…続きを読む
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