魔術式が好き! とくに美しく懐古的なものが素敵です……!
- ★★★ Excellent!!!
本作は、本当に『新魔術』だと思います。
魔術師のクレイドル・ハングマーサが、エッセイ風に著しております。
主に、『魔術式』について、カガク的かつ異世界的に使い方を語り、まとめとしてそれを使うに当たっての著作権をGで表記してあることが多いです。
また、途中冒険もあります。
奥底へ行ったときは、どうなることかとひやひやしました。
そんなときでも、魔術式を応用し、苦難から逃れます。
怪奇な生き物も登場しております。
彼らとは、戦うだけでなく、利用する道も考えておられるようです。
そして、このクレイドルは、元はニホンでサラリーマンだったと言うではないですか。
その前世の記憶を辿って色々と発案した感もあります。
偶に、テレビショッピングにありそうで、昭和にありそうな魔術式が潜んでいるので、既に昭和の主婦層に支持されているでしょう。
ときに綺麗な魔術式もあります。
花火や虹が私にとって美しく、歴史に残したいクレイドル魔術式だと思うのです。
様々な楽しみ方がございます。
読み易い文体となっております。
是非、ご一読ください。