『息が出来ない空中』
世界なんて無くなればいい
こぼした痛みは痛み以上
夢なんて持てやしないんだ
セピアの過去がぼやけていく
誰もが手元を見て
笑ったり
泣いたり
怒ったり
無表情
画面を通して世界を見てる気分
哀れな僕を
笑って
貶して
怒って
慰めて
くれないか
些細な望みすらも雑踏に押し込まれていく
息が出来ない空気中で
もがいてあがいて
息を吸う今は
希望なんて言葉くらいじゃ
誰も救えやしないだろう
吸い込もうとした口さえも
踏みつけられて塞がれる世界は
絶望なんて言葉くらいじゃ
1つも伝えられやしないだろう
だけどそのイヤミな世界も
大事なあなたの居場所なわけで
角度を変えれば
輝いたり
濁ったり
色んな色が見えてくる
十人十色の人生ならば
十人十色の世界がある
いつかキレイに見えることを信じて
今日も「おやすみ」の声で終える
水面に落ちる言葉たち 坂裏庵 @anne_sakaura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。水面に落ちる言葉たちの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます