レジ袋有料化は「環境破壊活動」説

無銘 竹光

レジ袋有料化を環境保全の点から考える

 レジ袋有料化の前ってレジ袋をなんとなくもらっていたと思うのですが、有料化され、改めてレジ袋のことを考えると「」と思ったのでそれについて詳しく掘り進めてみることにします。


 筆者は大学生でして、現在リモート授業な上に実家暮らしのせいであまり買い物に行くことがなかったので気が付くのが遅くなってしまったのですが、先日大学の方に出なければならないことがあり、久々にコンビニでお昼ご飯を購入しました。


 おにぎり2つとお茶を持ち、レジでの会計。普段の買い物ではレジ袋有料化前にも値引き目当てでマイバックをもって買い物していた筆者ですが、さすがに値引きも何もないコンビニにマイバックを持っていく習慣はありませんでした。幸いリュックサックで来ていたため「まあいいか」と思い、リュックサックに入れてもらいレジ袋を買わずに済みました。


 時は数刻流れお昼ご飯。先ほど購入したおにぎりをおいしくいただき、手元には3つに分かれたプラごみが2つ。そこで筆者は思いました。


「え?このゴミ、リュックにぶち込むんすか?」


 筆者はちゃんとぶち込みましたよ。リュックサックの中の新しいパソコンが海苔で汚れて泣きましたが。


 しかし、


 今回はそういうお話。


 レジ袋があればそこにまとめておいて後で捨てようとか思ったりするかもしれませんが、おにぎりのゴミのようにバラバラになってしまっては、レジ袋でまとめたりせずにバックに詰め込むのはかなり抵抗がありますよね?


 これがタレとか入った弁当とかだったらどうでしょう?筆者、


 いや、今までポイ捨てなんてしたことありませんよ?でもいざそうなったらわからないじゃないですか。大事なレポートが入ってるとかだったらなおさらやってしまうかも。


 「いや、あきらめてレジ袋もらえば?」


 そのご意見ごもっともかもしれませんが、よく考えてみてください。レジ袋をもらわないことが習慣化してしまったら反射的に要らないって言いますよ。日常生活の中でも常に後先のこと考えて行動してる人ってそう多くはないと思います。

 

 「レジ袋はエコ商材である」そんなことをレジ袋を作っている清水化学工業が言っていたことは記憶に新しいと思います。

 

清水化学工業株式会社様http://www.shimizu-chem.co.jp/message.html


 レジ袋への理解が深まるかと思います。ぜひ読んでいただけると幸いです。


 レジ袋の再利用に関して。レジ袋有料化後に私の家ではゴミ箱のゴミ袋用にレジ袋を購入したんですよね。自治体によっては指定ゴミ袋がないところもあるそうです。そう考えるとレジ袋の消費量は減ってても、ポリ袋自体の消費量はたいして変わってないのでは?と考えました。


 そうなると、先ほど出したおにぎりのゴミポイ捨て問題の量によっては「環境保全のためのレジ袋有料化は逆に環境破壊を促進させました。」なんて馬鹿げた話が現実に起こるかもしれません。


 別に政治的意図はないので政府を批判するつもりで書いているわけではないのですが、これだけは言いたい。環境保全のための行動をしてますアピールのために環境壊さないでくださいね、マジで。


 本当に環境を守りたいという思いがあるなら、もっと違う視点があると思います。目的は「プラスチックの流通を減らす」ことではなく「環境を守る」ことなのですから。「プラスチックを減らすための代替品として紙を使います。なので森林を伐採しようと思います。」とか意味がないのでね。


 結局、総合的に判断して最も効率がよく持続可能な社会を作ることが大切なんです。その点でいえば、レジ袋有料化はたいして意味がないのかなと思います。何をすればよいのか、何を減らせばよくなるのか。それを世界全体で考えることからはじめたらいかがでしょう。「思い立ったらすぐ実行」は素晴らしい考えかもしれませんが、「思い立ったら」の部分がガバガバすぎます。よって、この考えは人類にはまだ早すぎる。


 人類は、軍事とか外交とか経済とかは裏の裏を読んで…みたいな高度な考えを持っているくせに、環境保全活動のことになると表面上のことしか見ていない。これって結局「自分には関係ない未来の話だから本気出さないで仕事してますアピールだけしておこ」みたいな茶番やってるだけですよね。


 だったら視点を変えませんか?「○○を規制して消費を抑えます」とか「○○に変えるように義務づけます」みたいなシステム的な部分ではなく、人の上に立ち、リーダーシップをとっている人が自ら行っている日常のでの環境保全を、地道に発信して意識改革を図った方が効率はいいと考えます。


 「環境保全のためにレジ袋有料化を義務づけます」という大規模で上からな物言いよりも「俺はマイバックもって買い物してるけど国民のお前らはやってねえの?」みたいな親近感を覚える(口調は普通でいいですが)我々に近い感じにした方が反感は少ないでしょうしコストもあまりかかりませんよね。


 まとめの言葉が思いつかないので、最後に言いたいこと言って終わりにしようと思います。


 清水化学工業のメッセージを見ればわかるのですが、レジ袋の規制はプラごみのポイ捨て問題の引き合いに出されただけのかわいそうな存在です。しかし、「そもそもポイ捨てなんてものがなければレジ袋が規制されることもなかった」というのもまた事実です。一人ひとりが意識することによって防げた損失であることは変わりません。先の利益も見て、総合的に判断しながら人生を歩むことがより賢い生き方なのではないかなと感じました。これからは私も、いろいろと意識して生活してみようかなと思います。


 一番大切なことは意識改革!(低コストだし)

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