ジンゾウ
@aibi-0403
第1話
彼は本当にすごいんだ
おいしい料理も作ってくれるし、
掃除や洗濯、身の周りのことだったら
何でもこなせるんだ
僕の知らないことを何でも知っている
彼は物知りなんだ
わからない答えは何だって答えてくれる
しかも、彼と一緒にいるとモテるんだ
彼が僕をかっこよく見えるようにしてくれるんだ
彼のおかげで僕もモテモテさ
彼がいたらなんだってできるんだ
…そうやってまた自分の隣にあるモノを自慢してる
まるで自分のことのように
でも、彼は気づいているのだろうか?
その話しかけている人もモノでしかないことに
誰も話を直接聞く人なんていない
みんな隣のモノに任せている
そうして、自分に都合のいい話しか聞かない
それでもうまくやっていけるのだ
全部モノがやってくれるから
でもこれって本当にいきってるって言えるのかな?
どうなのかな?
ねえ?教えて?
「それはですね…」
ジンゾウ @aibi-0403
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます