応援コメント

列車で出会ったひとときの叙情詩「牧歌 Idylle」」への応援コメント

  • 柊さん、こんにちは。
    こちらの話を日本語訳で読んだのですが、面食らってしまい、柊さんの「Idylle」のもう一つの訳を読んで、なるほど!と思いました。
    本編では、途中で乳飲み子を抱えた痩せた貧しい女性が出てくるでしょう?私、ちょっとそこで身構えました。いつもの展開で、本音と建前が露呈するのかなって。でもそうじゃなくて、この女性は本心で「あの子に乳をあげて助けてあげたい位」って言ってたんですね。

    それで、男性の方も最初にこの女性が飲み食いする場面(美味しそう!お花の薫香の描写と併せて素敵)でちっともお腹が空いている素振りを見せない。本当に飲まず食わずだったのか、照れ隠しと優しさなのか分からないですが、車内のひと時の交流と濃密な描写にドキドキしました。

    作者からの返信

    葵さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    始めて読んだときは自分もえーっ!て面食らいました(笑)もうひとつの意味は自分のこじつけかもなんですが、そう解釈してもいいかなと思って。
    この話、意外と素直ですよね。登場人物も素朴で裏表なくて。途中で出てくる乳飲み子のところも、「あのお腹を空かせてる子供にやれたら自分も楽になれてちょうどいいのに」みたいなことですよね。
    男が飲み食いを見ないようにするのは単純に礼儀と自分の空腹を感じたくないから、というところでしょうか。最初の他人の空気からは想像できない最後のシーンまで、短い中で濃厚に描かれてますね。そのあとでのオチのひと言、とくに好きです。

  • このシーンに花の香りを差し込むなんて、さすがモーパッサン先生ですね!
    さぞかし美しいシーンでしょう。

    ところで、わたしも授乳経験がありますが、当時の育児本には「赤ちゃんだけができる独特の口の動きで授乳を促すので、大人が吸っても出るものではない」みたいなことが書かれていました。
    実際やってみないとわかりませんけどね(笑)

    作者からの返信

    陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
    この情景にいっぱいの花の香りが漂っていると思うと情緒倍増ですよね。五感に訴えます。
    なるほど、それは考えたことなかった! 本能で知っている独特の飲み方があるとは……人間も動物なんだなと思わされますね。
    彼は……どうでしょう、きっとこの時ばかりは赤ちゃんに返ったのだということで(笑)


  • 編集済

    柊さん、こんにちは。
    私は美術がとても好きなので、先生がどうしてこの「授乳?」のテーマを選んだのか、わかったような気がします。(勝手に思っているだけですけれど)
    バロックの時代には「ローマの慈愛(Roman Charity) 」というテーマで描かれた絵がたくさんあり、カラヴァッジョもルーベンスも描いています。

    古代ローマ時代に、餓死刑を命じられてしまった父親がいて、その牢屋に、娘が通って母乳を与え続けたという孝行話があります。娘の善行により、父は罪を許されました。
    この題材は17-18世紀にはこぞって絵画に描かれたので、大きな美術館にはたいていあります。ルーヴルにはメラン(Mellin)や グルーズ(Greuzl)の作品があり、先生はルーヴルでこの絵を見て、ヒントをもらったのではないでしょうか。
    先生もこの男女をフランス人ではなく、イタリア人にしていますよね。
    主人公を汽車の中の若いふたりにしたところ、「助けて下さってありがとうございました。すっかり生き返った心地です」と女性のほうに感謝させているところは先生の才能。

    先生が次は何を書こうかな、とたびたび美術館に出かけられたのではないかと思います。さて、どうでしょうか。

    作者からの返信

    九月さん、こんにちは。
    こちらのコメントを頂いて、目から鱗という気持ちでした(使い方があってるか分かりませんが)なぜこのストーリーなのか、なぜ登場人物がイタリア人なのか、合点がいきました。なるほど絵画のテーマのひとつだったんですね。これは知らないとその暗に流れていることまで理解できません。やっぱりものを知っているって大事ですね。
    きっとモーパッサンもこの絵画の題材は知っていて、そこに自分なりの物語を埋め込んだのでしょうね。
    こうして教えてもらえるのは本当にありがたいことです。感謝です。

  • これ、原書で読んでみたい。どんな風になってるのか。

    また女側の現実問題を言うんだけど(読みたくない場合は飛ばしてください)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




    ほんとに痛いから、最初はエロスどころじゃないと思う。見えちゃおうがなんだろうが、楽になれば何でもいい、ぐらいの辛さ。でも楽になった後とか、数日たった時に脳内再生して、「はあ……」ってなるやつだと思う。(生々しくてごめんなさい)

    作者からの返信

    月森さん、コメントありがとうございます!
    原作だと女性が胸が張って辛い部分がいっぱい書かれているんですよ。授乳中の女の人の体がよくここまで分かるなあと思うぐらい。なので、とにかく乳を出せることがどれだけ楽になるか、というのが読んでて伝わってきます。男にとっても食糧だから、それこそ赤ん坊のように飲み干すって感じです。エロスを感じるのは当人たちではなく、その絵を観る第三者(読者)なのかなあと思います。この二人が出稼ぎ労働者で、暇なブルジョワが不倫したがるのとは違う、生きる事に直接向き合ってるような高貴さも感じるんですよね。。


  • 編集済

    柊さん、こんにちは😊

    たまたま最後尾の車両に乗り合わせた若い男女。

    甘く柔らかな香りが車両いっぱいに流れ込み漂う中。
    女性が胸のボタンを外し始め、同郷と分かり二人が打ち解けるあたりから、怪しい雰囲気が流れて、これはひょっとしてひと夏のアバンチュールのお話し?なんて思っていましたが、意外な着地点に、ホッとするというか、美しいと感じました。
    この時二人はお互いになくてはならない存在でしたね。

    胸が張ってきて放っておくと痛くなって熱さえ出るんですよね。
    赤ちゃんが飲んでくれるとほんと楽になるんです。
    赤ちゃんを抱っこして母乳を飲ませる時って、凄く満たされた気持ちになるんですよね。
    一生懸命飲む姿も愛おしくて。

    この母性愛というか、こんなところにも(男の人には分かりにくいと思うのですが)モーパッサンは目を向けてこんなストーリーに仕上げていることが、凄いって思いました。
    「Idylle」というタイトルにふさわしいお話でした。

    作者からの返信

    この美のこさん、こんにちは。コメントをありがとうございます😊
    ドキッとするような展開かと思いきや、なんともほのぼのとした後味ですね。オチのセリフも笑ってしまいます。乳を飲ませるシーンは男が赤ん坊にかえったようで、女が母のようで、どこか美しくもありますね。
    男にはこの母乳の感覚はどうしても分からない、というか、そもそもこういう話を思いつくって発想が出てこないと思うんですが、それをここまで牧歌的なお話に仕立てるのがすごいと思います。男性側から見ると母に対する帰還願望みたいにも感じますし、そこにほのかな花と恋愛の香りが漂うのもいいですね。二重の意味のタイトルも注目して下さりありがとうございます^^

  • エロかと思いきや、お互いに体調や命に関わる一大事だった!
    需要と供給がバッチリ噛み合いましたね(笑)
    今だったら搾乳機があるのに…ないとこんなに大変なんですね。
    レモンやバラの香りにミルクの香りが混ざり合いました。香りで攻める作品ですね(^^)

    作者からの返信

    黒須さん、コメントありがとうございます。この流れはなんだ?と思わせつつ、最後のひと言できれいに落としてきました(笑)まさに完璧な需要と供給のバランスでしたね!これも便利じゃない時代ならではのふれあいというやつでしょうか。
    花の香りにミルクの香り、甘い空気が全開ですよね。牧歌ってタイトルがぴったりはまるお話でした^^

  • こんにちは。
    こんな際どいエピソードを、牧歌的なエロスに昇華させてしまうのがモーパッサンのすごさなんでしょうね。
    嗅覚の効果に思い至るほど深く読まれたら、モーパッサン先生も本望だろうなと思いました。

    作者からの返信

    久里さん、コメントありがとうございます。
    そうですね、えっ!と思うような際どい展開ながら、ほのぼのした優しさがありますね。
    母乳を飲んでもらった女がようやく花の香りに気づくゆとりが出るところが好きです。
    短いお話でも色んな発見があるものですね。

  • ありがとうございます!これはまた素晴らしいテーマを取り上げて頂きました!
    『母乳』。母と子に介在するこの『母乳』というものは、実に神聖にして官能的です。母は自らの肉体を犠牲にしながら母乳を造りだし愛児に与え、児は全てを慈母に委ねながら母乳を要求する。
    生殺与奪を司る母はその児に全てを捧げ、暴君のように欲求の限りをぶつける児は母無しでは生きられない。この不思議な関係を繋ぐものが『母乳』で。生命の根元的な形を顕すようにも思えます。
    それが男女の中に介在してくると、実に柔らかくもエロチックな香りを醸す。
    甘く柔らかな香りに包まれながら尖った乳首を吸う男は、何を思い何を感じたのだろうか。
    いつもとは異なるがさつな唇を乳房に感じた女は、どんな疼きを知ったのか。

    単なる性欲に収斂するだけでは収めきることのできない、愛というものの複雑な形とその美しさ。
    私が探し求めるものの一端を示しているようにも思えました。

    ご教授っ!ありがとうございましたっ!

    作者からの返信

    呪文堂さん、コメントありがとうございます。確かに母乳って子どもが食べ物を口にするまで母と子を繋ぐものですよね。お腹の中ではへそで繋がって、生まれた後もこうして母の体から養分をもらう、そういう意味では父親とは比べものにならない結びつきを感じます。
    今は粉ミルクもあるし、この時代は乳母がやるものだし、色々と違いはあっても、授乳という基本的な部分が変わることはないんですよね。
    これが他人の男性というところにエロチシズムと、同時に大人が赤ん坊に帰ったような純真さの両方を感じられるような気がします。
    あと、両方がそれぞれ危機的な状況にあったのが、邪念(あるいは性欲)の入る余地がない上手い設定ですね。そして相手のおかげでお互いに満たされる、つかの間の恍惚も、やっぱりエロスと純粋の両方が混ざっているという。恋ともいえないようなほのかな感触を牧歌というタイトルにまとめてあるのも素敵だなと思います。
    こちらこそ、いつも真髄を探るようなお言葉、ありがとうございます!

  • 今の電車は冷暖房をバッチリ完備していて、窓を開けるってことがないように思います。だから列車の外に広がる風景が、香りと共に感じられるっていいな〜と羨ましくなりました。新幹線は快適だけれど、その土地の香りを感じながらの列車の旅って贅沢な気がしますね。

    この先会うこともないひとときの出会い、というのがポイントかもしれませんね。
    最後はめでたしめでたしの、ほのぼのとした終わり方。モーパッサン先生って幅広いですね。

    作者からの返信

    遊井さん、コメントありがとうございます。
    そうですよね、車内が快適になって速くなったのは便利ですけど、それといっしょに情緒が減ってしまったかもですね。
    こんな風に五感を刺激してくる旅には憧れます。

    >この先会うこともないひとときの出会い、というのがポイント

    ですよね。汽車を降りたら二人には別の人生が待っていて、もう会うこともない、そこにほんのりした気持ちが残ります。
    こんなお話を書くところ、モーパッサンも母性に憧れるのかなあなんてふと思いますね。

  • これは……! 捉え方によってはエロティックなのでしょうが、それを通り越して神々しささえ感じるワンシーンですね。挿絵描きたくなってしまいました(自粛)
    牧歌や田園詩を意味する語が純情な恋という意味ももつとは、面白いです。
    母乳ってお腹いっぱいになるんでしょうか。栄養はたっぷりありそうですよね……

    作者からの返信

    橋本さん、コメントありがとうございます。
    神々しさ、そうそうそういう言葉を探してました!このシーン、男が女のまえにひざまずいて腰に手を回して、女が男の背中を抱いている、って絵もなんかきれいなんですよね。ぜひイラスト見たいけど……ナントカ陳列罪になっちゃうんでしょうか(涙
    牧歌的って純情なイメージに繋がってくるんでしょうかね。隠れた意味も含めて上手いタイトルですよね。母乳って栄養たっぷりだし、意外と腹持ちするかも……?

  • 柊圭介様

    ちょっと出遅れましたm(__)m💦
    久しぶりにカクヨムを開いたら……
    うわぁーっ、柊圭介様が更新されておられる‼!
    しかも『モーパッサンはお好き』の方が。もはや懐かしい( ;∀;)
    今回はどんなお話を紹介して下さるのかと思い……
    鉄道 (・_・D フムフム 国をまたいで繋がる鉄道って、どういう形で工事が進んで行くんだろ? ……などと考えながら拝読させていただいていたわけですよ。そしたら、
    ……Σ(・□・;)! 途中で珈琲を噴きそうになりました。
    モーパッサン先生、なんちゅう話を書いとるんじゃ!? こっ、これは所謂、官能小説というものでは……? と、俗物のブロッコリーは焦り(?)ましたが(;´∀`)
    いやはや、官能小説さえも
    われらが柊圭介様の筆にかかれば、たちどころに崇高な文学に昇華されてしまうということを改めて思い知らされました。
    すごい! やはり、すごい! 唯一無二。
    柊圭介様という御方は。楽しかったです!
    今回も、読ませていただきありがとうございました!

    作者からの返信

    ブロッコリーさん、コメントありがとうございます。
    出遅れたなんてどうかお気遣いなく!この連載も自分の気が向いたペースで更新してますので、思い出したときにでも「あ、何か書いてるな」ぐらいの感じでお付き合い頂ければ嬉しいです。
    そういえば国をまたいだ線路の建設ってどういう風に進めるんでしょうね。二カ国間の鉄道会社が協力するんでしょうか。さすが細かいところにも目をつけられますね。
    それにしてもせっかくの珈琲を……大変失礼しました。でも官能小説とは!🤣それを言ったらおしまいだわ!ストレートな表現にこちらが吹いてしまいました。花の香りでごまかしてもだめでしたね。
    まあでもどっちかというと素朴なほのぼの系のお話かなと思います。まさに赤ん坊が母親に抱かれてるような……
    ああダメだ、官能小説の連呼がツボに入って何を言っても空回りしそうなのでやめときます。楽しいコメントこちらこそありがとうございます!

  • 読んでいて五感が喜ぶような、楽しいお話でした!
    おいおい!って感じですが、イヤらしくなくて、ハッピーな気持ちにさせてくれますね^ ^

    作者からの返信

    ふうこさん、コメントありがとうございます。
    五感が喜ぶなんて素敵なご感想、嬉しいです。なかなかのビックリ展開ですけど、いやらしさがなくて微笑ましいですよね。まさに牧歌って感じで。ハッピーな気分をお届けできてよかったです^^

  • おお、これはなんと弾けたお話でしょう・・・!大人の男の人がおっぱいを飲むとか、それも人助け的に・・・たしかにたまりすぎると、困るとかあり得るかもですが・・・?しかも彼は腹ペコで、ちょうど良かった的な・・・?笑

    お互いイタリア人だからと話し始めるとか、ジェノバからマルセイユへの列車・・・というのもヨーロッパらしい光景ですね。会話するまで、相手が何語を話すかわからないのですね。

    自分の子は家族に預け、出稼ぎへ・・・当時のよくある文化なのかもですが、現代の感覚からすると不思議な感じはします。でも確かに昔のお話を読むと、お母さんが子育てをせずに、奉公人とかに任せて母はもっと身軽に動いていたり、時代によっていろいろですよね。興味深いです!

    作者からの返信

    神原さん、コメントありがとうございます。
    弾けたお話(笑)なんというか、なかなか書く勇気が出ない話ではありますよね。先生けっこう大胆だな~と思います。これをまた花の香りで上手く包んであるのが憎いです。
    列車に乗ってるだけではどこの人かは分かりませんよね。同郷で少し似た境遇なのもお話のミソだったかも。
    乳母の出稼ぎのところにも注目してもらえて嬉しいです。これは今の感覚とは違いますよね。こういうのがさりげなく入ってると、当時の文化とか生活習慣とかも垣間見られて面白いですね^^

  • モーパッサン。風景描写に、視覚より嗅覚で。すごいなあって、思わず感動しています。

    そして、そこに着目する柊さまの感性も素敵です。

    作者からの返信

    雨さん、コメントありがとうございます。
    視覚の描写よりも香りで攻めてくるんですよ。それがこの物語にすごくあってるなと思いました。シーンごとにちょいちょい入ってくるので読む側にも印象に残ります。五感って色々使えるんですね。。

  • あーびっくりしました。
    まさかの母乳。からの授乳。そしてご馳走様のオチ。
    モーパッサン先生、女性の母性愛とエロスのバランスが上手いのでしょうね。
    日本では何かのプレイになりそうなのですが、柊さんの語りに品があるので
    いやらしく、低俗に感じませんでした。
    乳が張ると熱が出るほどに痛く、飲んで貰うとスッキリするんですね。
    分かります。遠い昔に……。
    私は夫に……。聞いてませんね。失礼致しました。

    作者からの返信

    ハナスさん、コメントありがとうございます。
    率直なご感想嬉しいです。授乳(笑)たしかにそのとおりだ。大人まで救えるなんて、母乳って偉大ですね!
    これをプレイにして喜ぶ人がいるか分かりませんが(いるのかな)エロのつもりが赤ちゃんに戻って泣いてしまいそうですね👶 何のセラピーかな?
    乳が張るって感覚は経験しないと分からないものでしょうね。この女性もすっきりしてよかった。
    ハナス家のご事情はまたゆっくり聞かせて下さい……!

  • こんなお話、初めてです。
    女が胸のボタンをはずし始めたあたりから、ちょっと花の香りだけでなく、そっちのほうに行きそうな気配も感じましたが、まず乳を吸うという展開がちょっと意外で、さらにはオチのひと言には吹き出しました。
    でも、花の香りや景色もあってか、とても美しい印象を持ちました。
    相変わらず、柊さんの語りが上手で,とっても好きなお話のひとつになりました。

    作者からの返信

    レネさん、コメントありがとうございます。
    意表をついてきますよね。最初に読んだとき、「そうなるのか?!」とかなり衝撃でした(笑)オチのひと言は最高です。コメディと純朴さが混ざってるような味ですね。
    短くすると原作の細かい描写まで拾いきれないのですが、雰囲気を感じ取っていただけたなら光栄です^^


  • 編集済

    ジェノヴァからマルセイユ、初夏の海岸線を走る汽車……想像してうっとりしてしまいました。が。
    “オレンジやレモンの花の甘く柔らかな香りがいっぱいに流れ込む~~砂糖菓子のように甘く、ワインのように酔わせるかぐわしさ――”のくだり、原作にこういう描写があるんですよね? とっても素敵で……あ、これもう絶対このいい雰囲気をばっさり切ってくる系の話だぞと身構えました(笑) でも、ちょっと予想とは違っていましたね。
    でもこれ、女性のほうがもっと色気をだして期待してたら、いつものモーパッサン先生らしいオチにもなりますよね。タイトルや花の香りから、柊さんの解釈通りひとときの純情な恋のお話なのでしょうが……これもある意味「ひねってある」ということかしら(笑)

    作者からの返信

    烏丸さん、コメントありがとうございます。
    地中海沿いの列車の旅なんて素敵ですよね。今は列車が走ってなくて全部道路なんですが(-_-)
    花の香りのくだりは原作を要約した文章ですが、シーンごとに効果的に入ってくるんですよね。しかしここで身構えるのがモーパッサンをよくご存じというか。耐性ができた?みたいな(笑)
    二人がブルジョワではなく素朴なイタリアの労働者ってところがより純粋な感じを出すのかもですね。
    読者の予想を裏切る点では「ひねってある」のかな……笑

  • なんともリアリティあふれる場面ですね~。
    わたしは乳が出なくて困りましたが(笑)出過ぎる方も難儀なようで。💦
    人体の不思議と敬虔とも言える行為……柊圭介さんの筆に圧倒されました。

    作者からの返信

    上月さん、コメントありがとうございます。
    母乳が出るかどうかって、女性によって違うんでしょうね。乳母をするような人は困るほど出るのかも。それも大変そうです💦
    大人の男にまで養分を与えられるとは、日常の営みなのに崇高な感じすらしちゃいますね。