第3話

俺の役職は―――


――――――――――――――――――――

ピコンッ

タブレットが役職の画面になる。

浪木健司さまの役職は、『人狼』です。

相方は、『島田あかね』さまです。


俺(一発目から狼かよ?!

島田あかね――ずっとビビってる人か)

――――――――――――――――――――

チラッ チラッ

俺(まだ直接喋ったことがない。ここで話そ

うとすれば不自然になる。。無視しよ

う。)


小藤「あと30分で時間だけどどーするの」

宮崎「す、すまん。」

俺「まだなんにも手がかりがないしな。」

島田「役職言ってく?」

俺「いや、まだ最初だし言わない方がいいと

思う。」

俺(実際、今回は人数が少ないし役職も厄介

なのがいない。こちら側からすれば騎士

を早く知りたいが―――)

土井「で、でも占い師知っておいた方がいい

んじゃなかったっけ、?」

高野「おぉ?おまえ人狼か?!」

土井「え、、な、なんで?!」

俺「占い師を早く見つけたいって思ってっか

らな。人狼は占い師知って吊るか喰うか

したいだろ。」

土井「ち、ちがうよ!俺はただ次に占う人を

指示した方がいいんじゃないって思っ

て!」

宮崎「あ、あ、怪しい、な。。」

小藤「君、ほんとにあやしいって思ってる

の?おどおどしてるけど(笑)」

高野「まじか〜うける〜(笑)初心者の私でも

ちゃんと怪しいって思ったのに!w」

俺「どのくらいで質問できるんだろ。」

島田「た、たしかに!投票前 とは言ってい

たけど何分とは言われてないです

ね!」

小藤「やぎさぁぁん!」

高野「おいやぎ!めんどいからさっさとし

ろ!!」

俺「ま、まぁまぁ」

土井「け、結局質問は何にするの?」

俺「なんのために人狼ゲームをさているの

か。仕組んでいるのは誰なのか。ここは

どこなのか。いつでれるのか。は知りた

いけど教えてくれなさそうだな。」

宮崎「吊り方とかも分かんないしな。」

小藤「おぉ?やる気になったんだぁ?」

高野「あと15f」

ヤギ「あーっはっはっはぁぁ」

高野「ビクッ……急に動くなよ?!」

俺「うわぁ急だ……」

ヤギ「質問タイムの時間だよ☆質問は何かな

ぁ?」

俺「ど、どうする?」

小藤「なんのために人狼ゲームをさせてん

の?」

ヤギ「それが今日の質問 かな?」

俺「お、おい。それは答える可能性低いしか

わされるぞ…」

ヤギ「もぉぉ早くしてよねぇ?投票の時間に

なっちゃうよぉ?(笑)」

小藤「へぇなるほど。こっちの声は聞こえて

んだ。」

俺「?!」

小藤「で、どーする〜???」

俺「仕組んでんのは誰だ?ちゃんと名前と

職業を答えてくれ。」

宮崎「なるほど。」

ヤギ「これが今日の質問でいいなぁ?」

俺「ああ」

ヤギ「しくんでいるのはぁ田中圭さま。だよ

ぉー!職業は学生。(笑)」

宮崎「ま、まじで答えた?!」

小藤「うーーん…田中圭 知らないなぁ」

高野「知らないな」

島田「わたしもしらないです…」

土井「お、おれも、、」

宮崎「おれもしらないぜ」

俺「知らないな。」


俺(しくんでいるのは学生…20歳以下。ここ

にいるのも20歳以下…もしかして偽名を

使っているとか?)

ヤギ「それじゃあ投票の時間だよ☆」

土井「ま、まってくれ!俺はほんとうに市民

なんだ!信じてくれ!」

宮崎「投票間際に言われてもな、、」

高野「私はあんたに投票する」

島田「わ、わたしも…」

宮崎「おれもだ」

俺「まぁ、なにも分からないし、な、」

俺(すまない。土井!)

小藤「、、、、、」

宮崎「お前は?」

小藤「、、まぁ、分からないしねぇー」

ヤギ「それじゃあ投票の結果…」


土井敦…5票、高野…1票


土井敦 吊り決定


ヤギ「それじゃあみんなで殺そーね☆」

俺「どーやって?」

ヤギ「倉庫にいろいろあるから取ってくれば

いいんだよぉー」

小藤「やっぱり自分達で殺すのかぁw」

高野「はぁ?そこで笑うかよ?!」

島田「ほ、ほんとに殺すんですか…?」

宮崎「だから参加したくなかったんだ💢」

土井「………や、やめ、やめてください」

土井「こ、ころさないでぇぇぇ!!!!!」

高野「投票しちまったからなー」

小藤「土井くんが人狼じゃない可能性もある

んだけどねぇ」

高野「どうみたって怪しかっただろ?!」

小藤「ただただ人狼初心者だったのかもよ

ぉ?」

俺「確かにな。でもゲームだと初心者って言

うのは禁止だから仕方ねぇだろ。」

高野「え、お前人狼ゲームやってんのか?」

小藤「……」

俺「倉庫室に行く人と土井の監視役に分かれ

よう。」

島田「そ、倉庫室ってありましたっけ、?」

小藤「たしかに探検した時なかったねぇ」

高野「あっ、そこ隠し扉じゃね?!」

俺「ほんとだ。こんな所にあったか?」

ヤギ「……」

俺(また喋らないのか。監視をしているとし

たらヤギからだと思ったんだがカメラら

しきものは無さそうだな。)

小藤「行ってみよーか」

高野「んじゃ、行くのダルいし監視しとく

わ」

宮崎「じゃあ お、俺も!」

島田「私も…」

俺「じゃーなんかあるか探してみるよ」



小藤「ねぇ、君さ、人狼ゲーム慣れてるよ

ね〜」

俺「まぁな。毎日やってるし…」

小藤「へぇ毎日かぁ。すっごいねぇ」

小藤「ゲームって事は文章だけ?」

俺「まぁ文章で会話。だな。」

小藤「じゃあ、君が人狼だったら負けちゃう

なw」

俺(?!き、づいたのか?)

俺「お前、人狼なのか?」

小藤「どーして?」

俺「いや、長年の勘」

小藤「フフッ」

小藤「ぼくはねぇ …」

小藤「あ、サバイバルナイフだぁ!」

俺「そうだな!これで殺す、のか」



高野「なぁ、お前らさ人狼ゲーム怖いか?」

島田「こ、怖いけど私なんかのせいでみなさ

んが死ぬのは嫌ですから…」

宮崎「俺はほとんど強制的に参加だった

ぜ?!」

高野「だよなぁ。こんなゲームめんどくせぇ

ーよぉーーー」

土井「人狼じゃないのに、、なんで殺される

んだよ!なんで死ななきゃいけないん

だ!?おかしいだろ?!」

高野「主催者って誰なんだろーな」

土井「話聞け!」

宮崎「とんでもねぇ奴らだろ…あぁ死にたく

ない…」

島田「ど、どなたなんでしょうか…こ、勝て

ば生きて帰れるんですよね…?」

高野「…多分な」


俺「…持ってきたよ」

宮崎「ま、まじでやんのか…?」

島田「や、やっぱり人を殺すなんて…無理で

す!できませんよ!」

土井「死にたくない!」

高野「そのナイフかして」

高野「ほんとに殺すんだよな…?」

俺「え、お前……」

土井「ハッ?!」


―――ブスッ―――

島田「キャーーーーーーーー!」

小藤「…!ま、まさかぁ1人で、殺すとはぁ

思ってなかったなぁー」

宮崎「お、お前なにしてんだよ?!」

高野「?殺すんでしょ?」

バタッ

俺「マジかよ…死んだのか…?」

高野「胸に刺したから多分死んだよ」

宮崎「おい!!大丈夫か!!」

高野「だぁかぁらぁ!死んだってば!」

島田「ガクッ」

俺「大丈夫か?」

俺(俺達も殺すんだよな…人狼だから…)

島田「あ、ご、ごめんなさい…」

小藤「流石にいきなりやるとはなぁ」

高野「変に抵抗されてもめんどいし?」

俺(めん…どい…)

宮崎「し、しんだのかよ…」

全員「……」


それから各自部屋ですごした。

きっとみんな 寝たりしていたんだろう




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人狼ゲームは かおもじ @kaomozides

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