主人公は映画好き。でも田舎のこととて家の近くに映画館がない。車でびゅんと飛ばして、丘の上にあるパークプレイス大分へ。帰りは深夜、街灯もない暗闇坂をひとり車で降りていかなければなりません。そろりと丘の中を通る道へはいります。お供はかぐや姫のCD。左右は樹に覆われ薄気味悪い。おかしいなと気づきます。もう街に出てもいいころなのに。かわらず丘の道がつづいている。どこにも通じていない終わることのない道。タネ明かしはあとがきで。
作者様の実体験を元に書かれたホラーです……。舞台は大分県大分市!かぐや姫の曲だけが、経過した時間を確実に示している……。真夜中のドライブには、要注意を!
映画を見終わった頃には、もう夜の十時になっていた。車で帰る。しかし、進めど進めど、一向に元の場所に戻らない。夜中のドライブは怖いですね。リアリティーあるホラーでした。
無限に続く夜道。本当にそんなものがあるのか? そして、そこに迷いこんでしまった俺は……。