あとがきでしゅ!

あとがき&駄文と反省

 タイトル通り私がダラダラと執筆を終えて書き綴るだけの回です。好きなことを呟いて文脈も何もないですが、ここを書くために執筆を頑張っていると言っても過言ではありません(笑)


 それにしても、これを書くのは久しぶりです。元々は百話程度で完結する予定だったのに、大幅に話数を超えてしまい、約一年半の連載となってしまいました。


 ラブコメに二度目の挑戦をする際に、複数の女の子が出てくる、俗に言うハーレムもの。それに入れ替わりと、妹とアンドロイドを混ぜたら面白いんじゃないかと。

 更に主人公が恋愛せず、入れ替わった方が勘違いを起こしながら恋愛する。


 出てくる女の子たちにも家族がいて、振られた後も生活は続いて人生を歩んでいくわけですからその絡みも書きつつ、心春たちの家族愛についても描く。


 これは面白くなるぞと、意気込んで書いたらなかなかに大変で、書き終えた今も、あれをこうしておけば良かったか、あの発言はあれで良かったのか等々悩む日々です……。


 まあ、これは執筆を終える度に毎回思うことなんですけど。


 今回は途中、トラが彩葉を選ばず他の三人だったら……とか考えてしまい執筆が止まってしまった。いえ、正確には全員分書くという無駄に執筆したせいで、更新が大幅に遅れた期間がありました。


 本作では予定通り彩葉いろはとトラが結ばれる形で進行しましたが、執筆中は他の子にも情が湧いてきて、別ルートの方が面白いんじゃないかと、ふと思い無駄に執筆したわけです。


 最終的に珠理亜じゅりあと彩葉で悩みましたが、やっぱり予定通り初めに決めた彩葉で話を進めました。


 楓凛かりんの姉である酔いどれ氷芽華ひめかとトラの絡み、このルートだけトラはお酒を飲みますし、気に入ってはいたのですが、楓凛の包容力が高すぎてトラが甘え過ぎな気がしたので封印しました。


 來実くるみは最終的に、來実から振ることになり、その後トラは別の人と……段々と暗くなりドロドロとした人間関係が展開し始めたのですぐにやめました。


 その点、珠理亜が一番しっくりきました。AMEMIYAグループに入ったトラが心春を元に戻す流れ。きな子と心春、夕華の掛け合いも個人的には気に入っていました。

 ただ、このルートだとAMEMIYAグループで大体が片付いてしまうのです。珠理亜の家族とトラしかほぼ出てこれないんですよね。

 他の子たちが絡んでくる余地が少なくなりすぎたのでやめました。


 その他、大きく変わった点として、本編の女の子は來実、珠理亜、楓凛、彩葉の四人ですが当初は、久野舞夏ひさのまいかも加えた五人でした。その名残で中途半端に関わってしまっていますが、姉のひなみの存在が思った以上に強くなりすぎたのと、五人目を混ぜるとうまくまとめれそうになかったので断念しました。

 因みにトラが修行して、おじいちゃんの道場の看板を背負って空手大会で戦う展開からのルートって流れでしたが、今となっては削って良かったかなと思ってます。


 本編では心春は眠り、その間にトラを含め周囲の成長と変化を描いたのですが、初めの予定では心春の記憶が無くなるだけの予定でした。

 記憶のない心春を支えるトラたちという流れで進めていくと、記憶のない心春が喋る度に今の心春が、昔の心春じゃないって否定し悲しむ感じになって書いてて、私が居たたまれなくなったのでやめました。

 今の心春も認めようよ⇒記憶が戻った!⇒やったー! だと記憶のないときの心春全否定にしかならなかったので、トラが一人で歩む為にも眠ってもらいました。

 記憶のない心春は、舌足らずじゃなかったので、その点でも書いていて私が辛かったのも大きいですかね。


 ぼんやりとしたプロットしか作らない私ですので、実際に書き進めてから納得いかずにやり直すことが多いのも完結までに時間がかかった原因なのでしょう。

 締め切りはないですし、好きに書いていいのでしょうが、不定期でなく定期的に更新できれば良かったなと反省しています。


 後、次回予告も反省すべき点かなと思います。連載開始時はストックが四◯話くらいあったので、余裕だろうとたかをくくったのが失敗の始まりです。

 上記に書いた通り何度もルートを書き直しているうちにストックは枯渇し、骨組みだけしかない話に肉付けしているうちにタイトル違うくないか? と思い変更すること複数回。


 初めに最後まで書き終えてから投稿すれば問題ないのでしょうけど、他の作品にはない試みをしたかったので良としましょう。


 最後にもう一つ反省点としては、ラブコメとしての定義です。これに凄く悩まされました。心春が眠る流れ故にあんまり周りがコメディ調なのもおかしいですし、かといって暗すぎるのも読む方も辛いだろうなと。この辺りの塩梅が難しかったです。

 ラブコメランキング上位の方々の小説を読んで、やっぱり私のとは違うなと感心させられました。このジャンルは中々に大変だなと痛感しました。


 とまあ、色々寄り道はしましたがこうして無事に完結することができました。

 それもこれも、ここまで読んでくださり、応援やコメントをしていただいた方々のお陰です。

 一人では到底完結をさせることは出来ませんでした。本当にありがとうございました。


 これからもいろんなジャンルに挑戦したい私ですので、ラブコメに再び挑戦することもあるかと思います。その時はまた読んで頂けると嬉しいです。



                                 功野 涼し

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俺は最新でお前はかつての俺なわけで ~心春な日々~ 功野 涼し @sabazukikouno

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