フィンディルの感想を受けて

れなれな(水木レナ)

フィンディルの感想と読者モニター

 読者モニター(書籍モニター)というお仕事があります。

 主に紙メディアの購読者を対象にした、意見モニターである。


 読者モニターには4種類あって、その中に書籍モニターというものがある。

 書籍モニターというのは、新刊になる前のパイロット版で読み、内容や体裁などの意見、感想を述べるというお仕事だ。


 このお仕事と、フィンディルの感想のお仕事が、似ている! と感じました。


 公募ガイドより、意見モニターの、意見を書くコツを読むと、そのフィン感との類似点に気づく。

 フィン感の利用者は、フィンディルさんがどのような技術を使って感想を書かれているのか、フィンディルさんの立場になって考えていきませんか?



 1、意見を書くコツは、3点。


 まず、褒めるだけ、けなすだけはNG。「たたいて褒める」が基本。

 よいところだけではよいしょになるし、悪いところだけだと粗探しにとられる。

 基本は欠点を挙げ、あとでよい点を挙げる。

 できれば、最初に褒めて、次に問題点を示し、最後にその解決策で締めるとまとまる。


 次に、建設的意見であること。紙面づくりに生かせる意見。

 なんの薬にもならない感想や、厳しい意見と乱暴な意見を混同したものはNG。


 最後に「好き」をベースにしたものであること。

 厳しい意見でも、愛がないと心象が悪い。

 逆に重箱の隅をつつくような意見でも、愛があると許せる。

 相手も人間、言い方には配慮を。


 以上のような、コツが意見モニターのお仕事にはある。



 2、フィンディルの感想との類似点。


 まず、フィンディルさんは、冒頭で全体の感想を書かれる。

 ここが褒めになるか、欠点への言及になるかで厳しさがわかれる。

 が、次に問題点を示し、最後にその解決策で締めるのは、意見モニターの基本と全く同じです。


 次に、フィンディルさんは、なんの薬にもならない感想や、乱暴な意見をなさらない。

 → 過去のフィン感を参照のこと。(ファンボックスにあります)


 最後に、指摘のすべてに「愛」がこもっているということ。

 言い方に「~と思います」「~とフィンディルは解釈しました」ときには「これはフィンディルの妄想ですが」などと、あえて意見を押し付けない言い方をなさる。

 とっても柔らかな表現を選ばれています。



 3、フィンディルさんのノートで、ちょっとお勉強してみようっと。

 → https://kakuyomu.jp/users/phindill/news/1177354054897415594



 指摘が全体のほとんどを占めていても、作者は心が折れない。むしろ愛ある指摘ととらえて、感謝を示すことすらあります。

 これらはフィン感が、意見モニターとしても有能、かつ有益であることの証左ではありますまいか。

 わたくしはそう判断いたしました。

 皆さんは、いかがでしょう?

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