2.「普通の」泣き虫だった小学生時代

 小学生の頃は割と普通だったと思います。クラスに一人はいる弱虫な子、みたいなポジションでしたね。


 友達はそれなりにいましたし、学校が終われば友達の家に行ったり、公園で遊んだり、強気な幼馴染に遊び回されたり(私は嫌だった)してました。

 しかし俗にいう『いじめっ子』からちょっかいを受ける事は度々ありました。


 小学生ですから内容も単純で分かりやすいものです。

 当時の私はクラスで一二を争うほど身長が低く、痩せまくっており運動も苦手だったので、その点をからかわれるのは日常茶飯事。チビとか弱いとか骨なんて呼ばれた事もありましたね。

 あといきなり背中を殴られたりとか柔道の技的なやつを掛けられたりしたこともあったなぁ。加減しないから地味に痛いんですよね、あれ(笑


 それで、見た目も心も弱かった私はいつも泣いていたものです。いじめっ子も私が泣くと流石に手を止めるので、私は逃げる手段としてよく泣いていました。


 よくある話と言われればそれまでかもしれませんが、私は辛いと思っていましたし何より痛いのが嫌でした。

 それでも、仲の良い友達もいての小学生っぽい生活を送れていたので、人生に絶望するとか、死にたいなんて思ったことはありませんでした。



 ただ、軽いちょっかいだからと言って油断は禁物なのです。

 人はエスカレートします。五千円のバッグを手に入れたら一万円のバッグが欲しくなるように、人はどんどん高みを追い求めるものです。


 そしていじめっ子もまた、更なる刺激的ないじめを無意識に求めエスカレートしていくのです。

 いじめを断ち切るのは早ければ早いほど良いと思います。進行性のある病気と同じで、初期症状の段階で撲滅できれば影響は少ないのです。

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