運命の輪は錆びている

なんかかきたろう

運命の輪は錆びている


この町でくらす


一人いる


明日には着替える


明日には素晴らしいことが起こる


明日には……



花がある


名前、どうでもいいさ

体温、どうでもいいよ

木漏れ日なんて存在しないのさ


ああ、もしかしたら、僕の一筋の魂がめぐり巡って裁判官の足元に……


ああ、こんなのあんまりだ


ああ、あの人は最低だ



高い高い想像の塔

よしんばたった一つの斧で倒しても……


わからない。わからないままにたゆたう

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運命の輪は錆びている なんかかきたろう @nannkakakio

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