花びら

逢いたいと願っても決して届かぬ想い




触れたいと願っても決して叶わない




朝目覚めると枕もとには貴方が好きだったバラの花びら




貴方の代わりに数枚落ちていた




朝日に照らされて




キラキラと輝いていた




壊さぬよう抱きしめ




口付け交わす




貴方とキスするかのように




唇を離すとともに




一つの雫が落ちて




枕に染み込んでいく




「逢いたい・・・」




その想いを込めて




朝日に向かって微笑む

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言の葉 くま @hkuma

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